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2024年10月の読書メーターまとめ

アーミー
読んだ本
5
読んだページ
1355ページ
感想・レビュー
5
ナイス
133ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • えとろん

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アーミー
『汝、星のごとく』の続編。「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3章から前作の登場人物の過去や未来を描く。印象深いのは、「春に翔ぶ」の北原先生の過去だ。教え子が産んだ、自分とは血の繋がらない子どもを育てるという優しさ。今時、こんな優しい人がいるのだろうか。前作同様、重い内容を含む物語だが、読みやすい文章とポジティブに生きる登場人物たちの姿に一気読み。さらりと読んだわりには、ずしりと心に残る感慨に、やはり秀逸な作品だなと思う。人間として生きることの大切さを教えられ、まだ続きがあるならまた読みたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

アーミー
図書委員の高校生コンビが事件を解決する青春ミステリー第2弾。図書委員堀川次郎と松倉詩門はある日、図書館の返却本に挟まれた私物とみられる手づくりの押し花の栞を発見する。しかしその押し花はトリカブトの花だった!そして次第にトリカブトの毒と思われる症状で死亡する先生や体調をくずす生徒もあらわれる。誰が何のために、トリカブトの栞を作ったのか。図書委員コンビは謎の解明に乗り出す・・・。小さな栞が思わぬ事件へと発展。本当にトリカブトの花の押し花で作った栞とは思いも寄らぬ武器である。ここに目を付けた作者は流石と思う。
が「ナイス!」と言っています。
アーミー
絵画から読み解く西洋諸国の怪奇現象やちょっと気味の悪い物語の謎。中野京子さんの解説で、どんどん展開する。よく知っている話などもより深い解釈をしているので、とても面白く読めた。登場するのは、魔女や悪魔、西洋にはつきものの悪しき者たちに対する人々の対応やエピソードの裏側など興味深い話。物語風に書かれてるので、飽きることなく一気読みできる。一枚の絵画にこんな時代背景や秘話があるのを、わかりやすく説明してくれている。美術的な知識は疎い方なのだが、中野さんの本を読んだ後は、必ずと言っていいほど美術鑑賞したくなる。
が「ナイス!」と言っています。
アーミー
『汝、星のごとく』の続編。「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3章から前作の登場人物の過去や未来を描く。印象深いのは、「春に翔ぶ」の北原先生の過去だ。教え子が産んだ、自分とは血の繋がらない子どもを育てるという優しさ。今時、こんな優しい人がいるのだろうか。前作同様、重い内容を含む物語だが、読みやすい文章とポジティブに生きる登場人物たちの姿に一気読み。さらりと読んだわりには、ずしりと心に残る感慨に、やはり秀逸な作品だなと思う。人間として生きることの大切さを教えられ、まだ続きがあるならまた読みたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
アーミー
作家・桐野夏生が「中ピ連」の榎美沙子をモデルにした小説。主人公であるライターが、「ピ解同」の活動をしていた塙玲衣子の足跡を追い、彼女を知る人々にインタビューを試みる。まずは塙の活動を依頼したし支援したりした人々、次に塙の家族、身内や同級生、故郷の人々、そして塙について編集部に届いた手紙の投稿者への取材。次第に明らかになる塙玲衣子という人物に、世間はどう反応していくのだろう。実際の人物をモデルにしているだけに、ラストの主人公の話の章は、今も存続する日本の根深い問題を指摘していると思えるので、とても考え深い。
が「ナイス!」と言っています。
アーミー
作者の長篇デビュー作。戦後の日本を離れイギリスに移り住んだ悦子が、イギリス人の夫との間に生まれた娘・ニキに、日本での若い女性としての自分の人生と、イギリスに住むために日本を離れた経緯を語る。戦後の長崎にいた頃に知り合った母子家庭の母娘との思い出話がほとんどだが、悦子がなぜこの母娘に惹かれているのか、最後までよくわからなかった。会話が多く会話から物語が成り立っているような感じを受けた。また、本作から、戦後を生き抜いた日本人女性の強い生き方が見て取れる。改題前の『女たちの遠い夏』の方が内容とあっていると思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/28(2583日経過)
記録初日
2017/11/01(2579日経過)
読んだ本
595冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
201051ページ(1日平均77ページ)
感想・レビュー
594件(投稿率99.8%)
本棚
3棚

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