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2024年11月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
8
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129ナイス

2024年11月に読んだ本
8

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレスズキタゴサクの裁判中、傍聴席から飛ぶ「意義あり!」の声。あっという間に占拠される法廷。およそ100人を人質に取り、爆弾を手にしたテロリストは暴力と冷静さで場を掌握し、警察との交渉を生配信させ、死刑囚の死刑執行を要求。警視庁の高東は、類家を補佐役として犯人との交渉に臨む。という続編。犯人側はスズキを崇めて奪還を狙う一派と、人質となった遺族の家族に身代金を要求するふたり組との共闘だった。最終的にタゴサクは奪還されるのだが、奪還一派からも口八丁で逃げ仰る。タゴサクは反吐が出るほどのゲス野郎だが、類家も嫌い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
8

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ネタバレ「ショコラと秘密は彼女に香る」独身の伯母の思い人。早々に先が読めて白けてしまった。姪や孫を思い人のように育てるのはなんか気持ち悪い。「初恋ソーダ」果実酒を育てる独身四十路のバリキャリ。わが子同然の酒をがぶ飲みする奴は消えろ。「醸造学科の宇一くん」実家の酒蔵を継ぐだろうなと思いつつ日本酒が好きじゃないかもと恐れ慄く女子大生。他力本願が解消されてよかった。「定食屋「雑」」出ていった夫が通い詰めていた定食屋で世間を知る女。定食とビールはありです。「barきりんぐみ」表面的な付き合いしかしなかったツケだね。
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ネタバレ落ち目の濱村屋が飛ぶ鳥を落とす勢いの天王寺屋と芝居対決。濱村屋の吉次はくらまし屋に5年前に死んだ瀬川菊之丞を連れてきてほしいと依頼する。別の筋から状況を知った赤也は、ただ一度舞台に戻ることを決意し、くらまし屋を抜けると文を残して姿を消す。ただの芝居対決かと思いきや、裏では幕府のお偉いの思惑が。平九郎と七瀬は「一世一代の大芝居」の準備を整えて赤也を待つ。赤也の舞とか純情な阿久多とか見どころはたくさんあるのだが、平九郎が九鬼段蔵との戦いで「井蛙流奥義」と技を繰り出した瞬間の鳥肌よ。新たな境地へ踏み込んだ瞬間。
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ネタバレ墜落死体の謎、自縊死は本当に自縊死か、井戸の溺死体、行方不明の公主の生死、では殺したのは誰? 相変わらず死王を引きずっている第3巻。でも本当に怖いのは生きている人間だよ。最後に皇后ともども延命も天青も捕えられたと爆弾投下。
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ネタバレ三島屋に身を寄せるおちかは川崎の旅籠の娘だが、生家での凄惨な事件のあと、江戸の三島屋に預けられた。ふさぐおちかを預かった三島屋の旦那はある日突然、百物語を集めはじめる。聞き手であるおちかの、話し手の心を解放する力を見込んでの計らい。そしてそのことが、おちか自身の心を解放することにつながるのでは、と。語ることで浄化され、聞くことで浄化される。そうしてだんだんと折り合いをつけていくおちかだったが、蔵に囚われたおたかを媒介として、松太郎と再会する。時代ものだがホラーとファンタジーのあいだをいく流石の宮部作品。
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ネタバレ煽情的なタイトルと内容のちぐはぐ感。読後の第一印象はそれ。5年前に夫を殺した女も、殺された男も、どちらもなりすましで、本当のふたりはとっくに死んでいるという。女は無戸籍のネグレクト児。親友が夫を殺してしまったあと、自首に付き添っているときに東日本大震災に遭遇。亡くなった彼女になりすまして生きてきた。男は親友の元義兄。親友と付き合うも反対され別れたが、彼女を忘れられず、行方を探して女に辿り着いた。と書くと刺激的だが、物語は淡々と進む。伏線も回収されるのだが、なんかモヤモヤするというか、腑に落ちないというか。
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ネタバレ週刊誌記者の柊二。6歳の彼にはそれぞれ父親の違う19歳の兄と17歳の姉がいた。ある日、兄が少年リンチ殺人の主犯として逮捕される。一家離散。姉の交通事故死。柊二は伯母夫婦に引き取られた。自分と姉の過去を綴った覆面作家の小説を発見したころ、加害者家族であると告げる怪文書が周囲に届く。過去に向き合う決心をし故郷での調査で柊二が見つけた真実。姉と被害者遺族が小学校からの親友で、ネグレクト状態の柊二らを助けてくれていたが、事件により関係がよじれていく。意欲作だしおもしろかったが、いろいろ盛り込みすぎた感じ。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレスズキタゴサクの裁判中、傍聴席から飛ぶ「意義あり!」の声。あっという間に占拠される法廷。およそ100人を人質に取り、爆弾を手にしたテロリストは暴力と冷静さで場を掌握し、警察との交渉を生配信させ、死刑囚の死刑執行を要求。警視庁の高東は、類家を補佐役として犯人との交渉に臨む。という続編。犯人側はスズキを崇めて奪還を狙う一派と、人質となった遺族の家族に身代金を要求するふたり組との共闘だった。最終的にタゴサクは奪還されるのだが、奪還一派からも口八丁で逃げ仰る。タゴサクは反吐が出るほどのゲス野郎だが、類家も嫌い。
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ネタバレ家督を継げない次男坊四人組がやんちゃの限りを尽くし、その結果、命を狙われる。ふたりが殺されると、残るふたりはそれぞれ裏稼業のものに頼む。蘭次郎はくらまし屋に頼るのだが、七瀬の推理で炙り屋にも命を狙われているとわかる。実力の拮抗するふたりの殺し屋と対峙する平九郎。前作から登場するご隠居、裏家業出身だったとは。見事な伏線回収。今回は、平九郎だけではなく炙り屋も己の掟をもち、その掟を守って仕事をしていることが描かれた。平九郎も炙り屋も掟を破った依頼人を亡き者にするのだが、その矜持ゆえか、彼らを憎めないのだよ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/08(2609日経過)
記録初日
2004/04/01(7578日経過)
読んだ本
663冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
236264ページ(1日平均31ページ)
感想・レビュー
440件(投稿率66.4%)
本棚
29棚
外部サイト
自己紹介

ミステリー、ファンタジー、ときどきSF。読んだそばから忘れがち。主にシリーズものの新作を読むときに旧作の内容を思い出すためのメモとして使っているので、ガンガンネタバレしているし、失礼なことも書いています。

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