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2026年2月の読書メーターまとめ

鳩羽
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2026年2月に読んだ本
18

2026年2月のお気に入られ登録
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  • もちこ

2026年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳩羽
地域のカルチャースクールやマルシェが行われているコミュニティハウスのなかにある図書室。そこには大柄で色白の女の人・小町さんがいて、仕事や生き方に悩む人々にすこしズレた、それでいてピッタリの本を紹介してくれる。人々は紹介された本を手に取り、少しの勇気と慰めを得て、また人生の輪を繋げていく…。読みやすく、感動できて、ほどほどにドラマティック…なだけでなく、社会や人生への一視点が明確に盛り込まれているのが良かった。ただの幸運なフィクションではなく、ちゃんと読者がそれぞれの人生に付録を持って帰れるような、心遣い。
が「ナイス!」と言っています。

2026年2月の感想・レビュー一覧
18

鳩羽
会津二本松の生き残りの少年兵タキは、同胞が皆殺しにされたなか、怪しげな技と存在感で助けてくれたキの民の紹介でとある老婆の元に身を寄せる。居場所のない民なのか、妖怪なのか隠れキリシタンなのか。ときにどちらでもあり、仇討ち屋や何でも屋のようでもあるキの一族を調べる民俗学者が、たどり着く歴史の話。民俗の不思議な話のようで、ヒロイックファンタジーのようでもある、伸縮自在な存在感のキに引きつけられる。知ってる何かのようで、知らない何か。石碑の裏にキの文字があったらと思うとわくわくする。
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鳩羽
地域のカルチャースクールやマルシェが行われているコミュニティハウスのなかにある図書室。そこには大柄で色白の女の人・小町さんがいて、仕事や生き方に悩む人々にすこしズレた、それでいてピッタリの本を紹介してくれる。人々は紹介された本を手に取り、少しの勇気と慰めを得て、また人生の輪を繋げていく…。読みやすく、感動できて、ほどほどにドラマティック…なだけでなく、社会や人生への一視点が明確に盛り込まれているのが良かった。ただの幸運なフィクションではなく、ちゃんと読者がそれぞれの人生に付録を持って帰れるような、心遣い。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
人々に恵みをもたらす植物ラムラーを受粉させることができるのは、「神の蝶」と呼ばれる蝶だけだった。闇の大井戸から上がってくる神の蝶には、その蝶を喰らわんと追ってくる「蝶の影」という天敵がおり、人々は蝶の影を倒す降魔士という役目を作る。選ばれた孤児からなる降魔士のジェードは、相棒のルクランの変わった性質のため、まだ一度も蝶の影を倒すことができないでいた。…若い降魔士たちのやりとりを中心に、ラムラーと蝶の秘密が明らかになっていく。人とそれ以外の生き物の繋がりが、寓話めいてとてもシンプルに解き明かされる。
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鳩羽
外科医アキラは、十九世紀に似た世界観の漫画の世界に貴族の令嬢キアラとして転生し、自分や周囲の人間が死ぬのを回避しようとするうちに、現代医療の知識を活用して、その世界では地位の低い「医者」として活躍し始めるという話。医術師という、魔法によって怪我や病気を治す人々がいるのだが、高額であり適当でもあって、そこに我々が知る医療が殴り込みをかけていく展開は爽快感があった。恋愛とか、未来を知っているからこそ!の要素はそれほどでもない。展開が早くて、あえて小説で読む面白味もないかもしれない。
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鳩羽
ジュードは幼い時に目の前で両親を殺された。相手は、母のかつての結婚相手で、妖精の国の将軍マドック。ジュードは姉のヴィヴィアン、タリンと共に妖精の国で養育されることになるが、妖精たちのなかでは人間は下等な生き物にすぎず、命の危機に晒されることとなる。性格の悪いカーダン王子からのいじめに耐えきれなくなったジュードは、力を得ることを望み…。複雑な親子関係、人間?関係の中で、勇敢に強く生き延びていくジュードが魅力的で、周りにいる男性たちも思い思いにジュードを誑かしにくるのか楽しい。憎んでいるけど愛してる、がテーマ
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鳩羽
0歳からの利用登録、遺品の寄贈図書、シフト作りとか、メインは電子図書館だろうけど細かいネタがまた現場に微妙に刺さるし、いつも思うけど図書館勤務じゃない人が読んでほんとに面白いの…?読むハードルだけでなく、本を購入するのも出会うのもハードルが高くなりつつある昨今では、図書館事業を充実させよう、予算をつけようという動機自体が低調になりそうで、そうなったら図書館は忙しくなくなり、人員に見合った業務量になりそうではあるけれど。
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鳩羽
障害を持つ子のケアをする親は、医療や福祉に疑問を持っても、また、どんな小さな要望であっても、それを伝えることがとても困難であるということを、著者自身の体験や見聞きしたことから多角的に立ち上げる本。とても痛くて辛い主張だが、そのくらいの存在感を持たないと、医療や福祉の専門職からは「何も知らない素人」で、教育が必要と見做されるままで終わってしまうのだろう。ケアする子の側からも敵視されることもあれば、存在を主張すれば社会から反発がくることもある。安易に分かりあわないことが、対話のために必要なのではないかと思えた
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鳩羽
京を一人で生き抜く草太は、荒れ果てた屋敷で釣りをしているときに老僧と出会う。その老僧が語る物語と引き換えに魚を分けてやり、以来、会うたびに互いに話を聞かせあったり食べ物を貰ったりと交流するようになった。あるとき、親しくしている女の子・千萱の姿を見なくなり、心配になった草太は手がかりを探して都を探し回るが…。「今昔物語」の話が、人々の慰めとしてだけでなく、取引材料や社交の道具、また、現実の偽姿、未来の希望として置かれ、どちらの物語も楽しめた。続きが気になる、という気持ちの強さがなにか大きな力になるのだなと。
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鳩羽
キリスト教系のコミュニティで起こったのは、女たちを家畜の麻酔で昏倒させ、眠っている間に襲うという集団レイプ事件。最初は事件としても認められず、男たちは断罪され、けれど保釈金を用意するために男たちは村を留守にする。その二日間の間で、女たちはこのまま生きていくのか、戦うのか、出ていくのかを決めるための話し合いを秘密裏に行う。…最初は隠されていた怒りや悲しみ、悲惨さが、なかなか進まない話し合いのなかから噴出し、文字も知らない知識も情報もない女たちが、善きものを守るために意思をまとめる、純粋な強さに胸を打たれる。
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鳩羽
自らが起こした事件がSNSで拡散され、炎上してしまった梓未は、母と2人で亡くなった祖母が住んでいた古民家に逃げるように引っ越し、花屋を始めた。高校は通信制にし、花屋を手伝う梓未は、屋根裏からだけ行くことができる花でいっぱいの庭で、とある女と出会う。その浮世離れした「ひい」と名乗る女と、梓未は色んなものを交換するようになるが…。現実から逃げ込んだ先にある異界は、禍々しくも生々しく、どこまでも女の冒険譚といった感じだった。ある種の土着の怪奇のようでいて、展開は意外性がある。他人に評価させないことの大切さ。
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鳩羽
祖母が営む香房を手伝い共に暮らす香乃は、人の感情を香りとして感知し、知ってしまうという特殊な能力があった。そのため家族とうまく過ごせず、祖父母のもとに身を寄せることになったのだが、同じような悲しみを感じさせる大学生のアルバイト・雪弥のことが気になって…。客や家族が持ち込むトラブルを、香乃と雪弥が解決していく短編集。ストーリー自体は他愛ないが、感情を捻くれさせてきゅんとさせるのが上手く、読んでいて安心できる小説力もあって良かった。人間関係とキャラのバランスが、読みやすやと面白さの両立には必要だなと感じさせる
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鳩羽
老いて死を待つばかりの母のもとに、夜毎やってくる公達の人ならざるものがいるとの相談を受けて、出かけて行った晴明と博雅。どうやら若かりし頃の叶わぬ恋が原因のようで、約束した唐菓子を作るために女道士の助けを借りることになる。(「菓子女仙」)…藤原兼家が登場する話が多く、道満やあやしの神々、カタリ爺や呪師など、登場人物が賑やかしい一冊になっていた。博雅が自分の死んだ後について語ったり、物語が物語らしい彩りを持っている話が多かった気がする。人の情念や悲しみは、通り過ぎてしまえば一瞬ということか。
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鳩羽
行方不明の巫女エスタを探し続けるレルファン達だったが、幼い王女、そして第一王位継承者の王子までが毒殺される事件が起こる。エスタの行方不明と関係があるのかないのか、レルファンは幾つもの事件の背後にいる怪しい人物を見出すが…。小説の造りとして、とっちらかってしまった印象の上下巻だった。所々面白いし、引き込まれるところもあるが、読ませたいシチュエーションや感情を効果的に見せきれてないだけで、すごく軽く感じたり、話の構築がかっちりしてないので、ラスボスもいきなり出てきた誰この人?感があってもったいなかった。
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鳩羽
類稀なる能力を持ち、神妃に選ばれたエスタ。恋人の騎士団隊レルファンからの逃亡の誘いも断り、潔斎していたところを何者かに誘拐される。レルファンは必死に行方を探すが、エスタの過去や滅びた小国の残党、国王の妃たちの争いなど、様々なことが起こるがなかなかエスタの行方に繋がらず…。奇を衒ったところのない、正統なファンタジー。登場人物たちにもひねくれたところがなく、簡単単純すぎるような感じもする。時間を行き来したり、主人公の名前性格核となる行動基準がなかなか掴めず、つらい前半だったが、話が動き始めると面白くなってきた
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鳩羽
権力と金のため玉の輿を狙い、氷帝と呼ばれる冷たい美貌の皇帝の妃の座を射止めた璃璃。初夜のとき、互いに愛のない婚姻を憂えた竜神に呪いをかけられ、二人の体と魂が入れ替わってしまい…。入れ替わりもののドタバタ感とコメディ感がテンポよく、読んでいて楽しい。入れ替わりが、互いを知り、想い合うようになるためなので、互いに惹かれていく過程に説得力があり、それぞれの辛い過去も今の幸せのために必要だったのだと、これまた自然に思える。贅沢を言えば、政治的な危機だけでなく、恋愛的な危機もあれば盛り上がるかも。読後感も爽やか。
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鳩羽
花の塚小学校六年一組には、変わった生徒たちがたくさんいる。そのなかでも、特に変わっているのがシュシュ。遅刻やさぼりはいつものこと、大量のドングリを持って登校してきたり、校庭の片隅に秘密基地を作ったり、いろんな食べ物で染めたカラフルで異臭のするTシャツを着てきたりと、何をやらかすか予想もできない。しかし、シュシュにはシュシュの哲学、マイルールがあるのだった。…シュシュと六年一組のクラスメイトたちの一年を描いた短編集。いろんな性格の子が、それぞれの方向で、特に矯正されることなく巣立っていくのが良かった。
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鳩羽
謎の病、狂想病から生還した者は異能を得る。血液が柘榴石という様々な効力を持つ宝石に変わる異能を持った朱織は、そのために売られ、座敷牢に囚われていた。あるとき、犯罪集団に攫われ、警視庁異刑部の那月に救われた朱織は、那月に保護されることになり…。異能と異能がぶつかり合うバトルもの、偽装結婚、ある意味節操のない朱織の魅惑の異能でたらし込まれる面々という、ドタバタとした話。朱織が平凡ながらも一貫した意思を持った子で、応援したくなる。那月の魅力がよく分からなかったので、恋愛ものとしてはそれほどときめかなかった。
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鳩羽
唐の玄宗皇帝の時代、士官を目指して詩作に励む杜甫は、とある酒屋で詩壇と高官の長老である賀知章にそうと知らずに出会う。老人に「会うべき」と教えられた酒飲みの詩人や役人達と出会い、縁を通じていく杜甫は、純朴で朴訥なまま彼らに翻弄され、また時代の流れのなかを自分らしく渡っていくのだった。…短編集のような形で、「飲中八仙歌」の登場人物とのエピソードを、滑稽な冒険物のように書いたり、歴史物のように書いたりと、バラエティに富んだ作品。ミステリ要素もあり、大小に読む楽しみが隠れている。巨鯨の話はしみじみと泣けた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/29(6337日経過)
記録初日
2008/10/27(6339日経過)
読んだ本
4531冊(1日平均0.71冊)
読んだページ
1224829ページ(1日平均193ページ)
感想・レビュー
4244件(投稿率93.7%)
本棚
5棚
性別
血液型
B型
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.livedoor.jp/yasi_omou/
自己紹介

欲のまま、割となんでも読みます。
長めの感想はblogにて。
アイコンは友人に書いてもらったものです。

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