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2026年4月の読書メーターまとめ

鳩羽
読んだ本
12
読んだページ
3543ページ
感想・レビュー
12
ナイス
147ナイス
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2026年4月に読んだ本
12

2026年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳩羽
集英社の短編小説新人賞の歴代受賞作から、よりすぐった珠玉の短編12篇。現在も作家として活躍している著者のものだからか、新人のフレッシュさよりもとにかく上手いという感想が先に来る。特に、「ゴミ屋敷〜」「陸の魚」を始めとする現代日本が舞台のものは、人物の性格や心象の機微が、小説の文章に違和感なくはまっていて、読んで面白いのに奥深い感じがして満足度が高かった。ファンタジーやメルヘンっぽいものは、印象には残るけれど、読み足りなさや消化できない感じが残るかも。しかし改めて見るとすごいメンバーでびっくり。
が「ナイス!」と言っています。

2026年4月の感想・レビュー一覧
12

鳩羽
葉澄の双子の姉・菜々実には自閉スペクトラム症と知的障害があり、葉澄は幼い頃から菜々実の世話をし、そばにいるのが当然だと思ってきた。けれど、菜々実のせいで楽しみが制限されたり、周囲から心無いことを言われ、辛い思いをすることも多かった。そんなとき、きょうだい児の会を知り、ケアする側もケアされることが必要なのだと葉澄は知っていく。…きょうだい児のプレッシャーだけでなく、善意や思いやりといった倫理的なところに焦点があっている。教えられ、助けられた側だった葉澄が、友人を励まし助けようとする側になる展開が胸を打つ。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
物理現象が少女の姿で具現化し、「現象妖精」として人間に使役される近未来。現象妖精災害によって、東京は氷漬けになり、神戸は重力が逆さまになっていた。平凡な少年カナエは、能力を発現できない現象妖精レヴィを相棒に平凡に暮らしていたが、助けを求める声を聞き、追われる少女ゆきを助ける。通常は人形くらいの大きさの現象妖精だが、ゆきは人間と同じ大きさをしていて…。二重三重のボーイミーツガールに、きれいな辻褄合わせ、複雑な世界観に、素直な感情が乗っかっていて、これぞラノベといった雰囲気。女子達が楽しそうなのがよい。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
集英社の短編小説新人賞の歴代受賞作から、よりすぐった珠玉の短編12篇。現在も作家として活躍している著者のものだからか、新人のフレッシュさよりもとにかく上手いという感想が先に来る。特に、「ゴミ屋敷〜」「陸の魚」を始めとする現代日本が舞台のものは、人物の性格や心象の機微が、小説の文章に違和感なくはまっていて、読んで面白いのに奥深い感じがして満足度が高かった。ファンタジーやメルヘンっぽいものは、印象には残るけれど、読み足りなさや消化できない感じが残るかも。しかし改めて見るとすごいメンバーでびっくり。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
女子や恋愛に全く縁がなかった河瀬は、河瀬を見染めたという女子が参加する合コンに、人生初で参加することになる。しかし、その女子がどの子なのかは分からない。他には地下アイドルや既婚者、友人の彼女、反社の娘が参加しているらしく…。河瀬は正しく自分に思いを寄せている子を見つけ出せるのか?(「糸の人を探して」)今をときめく作家人による、恋愛×ギミックがテーマのアンソロジー。恋愛のむずキュンがスパイスとなり、謎解きや不穏さが読書欲をそそってくれる、読みやすくて面白いアンソロジーかと。後味もよい。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
猫と暮らす夫婦、古いマンションに住む普通の住人たち、近くにあるこぢんまりとした飲み屋の常連客。狭いようでいて、繋がりの多様さやその予想もつかないエピソードに驚かされるエッセイ。ただ、時々非日常の入り口がぽっかり開いたり、物語が始まりそうな断線が起こったりするが、そこに深入りはしない。ドラマティックな展開、感情が振り切れるようなことを、もちっとしたもので包み込んでしまっているような、そんな飲み込みにくさみたいなものを感じた。生活の苦しさや将来の不安のような、未来につながるものがない文章がなんとも心地よい。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
オルティナ王国に伝えられる王族の青き血は、その特徴的な美しい容姿だけではなく、血縁に惹かれるという呪いをも子孫に伝えていた。王太子の兄に深く愛されていた王女オクタヴィアは、やむを得ず王位を暫定的に継ぐことになるが、幼い王太子や従兄弟、庶子の兄との関係に悩みながらも、善政を敷こうと努力を重ねる。けれど、暗殺者は常に身近に感じられて…。自分の女としての幸せではなく、国のために様々な感情を封じてきたオクタヴィアの物語。まったく男どもときたらどいつもこいつもと言いたくなるような、単純で馬鹿な展開が多い。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
7人に1人の割合でいる境界知能と呼ばれる人たちに、どういう知的機能の制約があり、適応機能の制約があるかを解説し、障害者として支援に結びつきにくい現状をどう変えていくかを促す本。IQが正規分布することから、知的機能が高い人もいれば低い人もいるのは当然として、家庭環境や経済的な状況もあるので、機能の制約なのかを確定するのが難しいのはよく分かった。確定する制度を整えつつも、現状、制度を待たずに行う支援も必要だろうと思う。それぞれの範囲でできる自立を目指すという前提を、支援者も当事者も共有したい。
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鳩羽
夏休みを終え、クラスメイトの顔も名前も忘れることなく二学期をスタートさせた架月。最大の行事である学園祭に向けて、教室でもクラブでも準備が進む中、作画担当で漫画を描いている先輩が、アイデア担当の先輩に謎のダメ出しをされる事件が起こる。架月はその理由を見つけ出すことを期待され…。高等支援学校で起こった事件を、様々な特性のある生徒たちの言動を解きほぐすことで真相を明らかにするシリーズ二作目。警察と呼ばれる先輩も出てきて、改めて人の気持ちと行動のパターンの複雑さ、広さに驚かされる。最後の話は胸が痛い。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
不老不死の弔妃・春麗のもとに、皇帝の廉新や宦官の李飛から変わらず後宮の謎が持ち込まれる。呪いのような症状で体調不良が続く貴妃や、異常気象で手に入らなくなった紫の染料の代わりとなるもの…。自堕落に時間を潰すだけの春麗だが、気に入っている廉新のためになんだかんだと手を貸してやるのだった。…2巻目は、なぜか作風が変わり、会話劇ではなくなっていた。ちょっと回りくどい文章が雰囲気に合っていて、一巻よりは好ましい。登場人物や世界観が広がってきたが、このシリーズにとって良いのかどうかは分からない。
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鳩羽
中津国には伽をしない妃がいる。不老不死の春麗は、弔妃として300年の間、十五人の皇帝を看取ってきた。十六代目の皇帝・廉新は、二十ヵ月身ごもり続けている貴妃の謎を問いとほしいと春麗を尋ねてくるが…。大人びた青年皇帝と、不老不死の弔妃の、同志のような関係性が会話劇のように進む場面は、独特で味があると言えなくもない。けど、それ以外は特別に目新しい謎でも話運びでもなく、キャラクターがわいわい戯れるのを読んだなという感じ。展開が簡単というか、そうはならんやろ…ということが多くて、もうちょっとちゃんとお話にしてほしい
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
2人で窮地に陥ったことがきっかけで、もはや待っていられないとばかりに結婚したベアトリスとケスグレイブ公爵。心の準備をするまもなく公爵夫人となったベアトリスは、執事や家政婦たちの言動にいちいちびくついてしまう。しかも執事のマーロウが、数々の殺人事件を解決したのはベアトリスではなく公爵だと言うのを聞いてしまい…。ライバル同士から恋人へ、それから夫婦へと関係の変わった2人による、今作は隣の屋敷で起こった首切り殺人事件。意外と細かな伏線回収があったが、そしてイチャイチャもしていたが、胸きゅんは控えめ。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
四年生のクミは、転校した先で孤立している癒知と出会う。変わり者の癒知と、出会って早々に大喧嘩をするものの、次第に二人は仲良く遊ぶようになる。癒知はとある宗教団体の、神様である「降り子」だった。クミの母親の不調は、引っ越し先で回復の兆しを見せ、新しい生活は良くなっていくように思えたが…。宗教二世の癒知と、ヤングケアラーのクミだが、問題はまだ顕在化していない。それが、四年生の子になんて酷い運命を!と途中で絶句してしまう。問題は解決しないだろう。それでも、少しでも明るい方へ向かってほしいと願わずにはいられない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/29(6408日経過)
記録初日
2008/10/27(6410日経過)
読んだ本
4563冊(1日平均0.71冊)
読んだページ
1234900ページ(1日平均192ページ)
感想・レビュー
4276件(投稿率93.7%)
本棚
5棚
性別
血液型
B型
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.livedoor.jp/yasi_omou/
自己紹介

欲のまま、割となんでも読みます。
長めの感想はblogにて。
アイコンは友人に書いてもらったものです。

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