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2026年8月の読書メーターまとめ

鳩羽
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2026年8月に読んだ本
16

2026年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳩羽
暁海と「互助会」のように結婚して、支えた北原草介はどのようにして結の母親と出会ったのか。編集者植木と二階堂が、櫂の小説を出版、漫画を再販するまで。暁海達家族のその後…など、『汝、星のごとく』の登場人物たちの気になる過去やその後を描いた短編集。えっ、そうなの⁈みたいな驚きもあれば、仕事と出産の現代ならではの世知辛さを感じるエピソードもあり、楽しめた。暁海と北原先生の関係が、少女小説の系譜というか、ある種の理想の関係として見てしまうので、収まるように収まった満足感が大きい。
が「ナイス!」と言っています。

2026年8月の感想・レビュー一覧
16

鳩羽
山のお祭りで、食べ物屋さんを担当することになったサルたち。町に住む人間たちの間で流行っている店をやりたいと、キツネに尋ねたところ「まわるおすしやさん」だと教えてもらう。サルたちは頭を捻って、店を回してみたり、客を回してみたり、さまざまな仕掛けを考えて作る。その勘違いからくる試行錯誤が面白く、ちゃんと回りそうな仕組みを木で作る細かいところがよい。ちゃんと正解を教えてもらったものの、私たちの知る回る寿司とはちょっと違う?サルたちも楽しめる回る寿司に辿り着いてよかったねと思える。ただし味は普通らしい・笑
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鳩羽
かつて7人の子供たちがいた比嘉家だが、次から次へと怪死。両親も事故死し、残されたのは琴子と真琴の二人だけとなった。二人以外の兄弟姉妹たちがどんな事件に遭って死んだのが、両親はどうなったのかのエピソードを集めた、比嘉一家の作品集。霊能力の一族ということで、皆なんらかの力みたいなものを持ってはいるけれど、それを使いこなす意志や知識に差があったのか、それとも能力の違いなのか、やはり危うい感じがする。民俗的なものと現代の怪談話が混ざっていて、馴染み深い時代のストーリーデリングでもあり、面白かった。
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鳩羽
絵本作家になる夢をキッパリ諦めることもできず、任期付きの児童館の職員として働く結は、周囲から置いていかれたような孤独を感じていた。そんなとき、雨宿りに入った食堂で、座敷わらしを名乗る少女早苗と、翻訳業をしながら食堂も開く司と出会う。美味しい食事と、ゆったりとした温かな時間に、結の気持ちも癒されていくのだった。…元県人寮で、ずっと居る訳ではない、いつか機を見て旅立つという設定がなんとも勇気を与えてくれる。夢を追い続けるのでも、諦めるのでもない、結の選択と可能性には清々しい気持ちになれた。
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鳩羽
暁海と「互助会」のように結婚して、支えた北原草介はどのようにして結の母親と出会ったのか。編集者植木と二階堂が、櫂の小説を出版、漫画を再販するまで。暁海達家族のその後…など、『汝、星のごとく』の登場人物たちの気になる過去やその後を描いた短編集。えっ、そうなの⁈みたいな驚きもあれば、仕事と出産の現代ならではの世知辛さを感じるエピソードもあり、楽しめた。暁海と北原先生の関係が、少女小説の系譜というか、ある種の理想の関係として見てしまうので、収まるように収まった満足感が大きい。
が「ナイス!」と言っています。
鳩羽
絵本作家とイラストレーターで生計を立てている夏帆は、あるときブラインドデートの相手に醜いと言われた後から、不思議な象徴に気づき始める。ジャングルから来たと言うアリクイの夫婦や不吉なモーターサイクルの音、母親との関係…。アリクイの奥さんに言われるまま武蔵境に引っ越すが、それで完全に危機から逃れられた訳ではなく…。…この作家らしい象徴と自己の冒険の話ではあるが、全体的に小ぶりというかダイジェスト版という印象を受けた。積み上げられたこの作家の作品群の一つとして、読むのは快いのだけど、物足りなさは残る。
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鳩羽
占い師と心理士は、どちらも見えないものを相手にし、どこか胡散臭いと思われる点で似ている。それをただ似たようなものとカテゴライズするのではなく、どこが似ていて何が違うのかを比較した、刺激的で楽しい対談。心理学は言うまでもなく、占いの世界にもちゃんと知の体系があり、それに乗っ取った実践・臨床が行われている。ただ、どちらも偶然あったことをどう受け止めるか、象徴として捉えて読み解くのか、という営みが、人の孤独を解消する機能となっているのが興味深い。その方が豊かだ、幸せだという、頭と体を共に健康にする営み。
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鳩羽
次々に消えていく仲間は、どうやら自殺したのが誰か思い出したらしい。それぞれが思い出す学園祭の記憶が折り重なり、あのとき何が起こったのかがようやく読者にも共有され、いないはずのメンバーの正体が明らかになる。…何度か読んだので話の筋は覚えているが、細部がこうだっけ?みたいなところがちょいちょいある。まあそれも味だと思う。登場人物たちが賢いが故の、複雑で入り組んだ感情があまり伝わらないが、やはりホラー的な見せ方が即座に伝わる感じで怖い。
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鳩羽
閉じ込められた人物たちに、 それぞれ思いや苦悩があって、情報量多いけど漫画で大丈夫だろうかと心配だったが、ホラー味が増し増しで怖かった。むしろ、キャラクターが似通っててなかなか区別ができなかった小説に比べて、最初から違いがはっきりとわかるのはメリットだった。
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鳩羽
アメリカの製薬会社を辞めてフリーになった恵弥は、祖母のルーツがあるN崎へと観光に出かける。因縁のある多田となぜか行動を共にしつつ、恵弥は祖母の残した童歌の謎を解こうとN崎を巡るが、多田はある目的から恵弥をとある大学教授に会わせようとしていた…。かっちり書き込まれたミステリでも、スリルとバイオレンスがあるサスペンスでもなく、昨今の氏に多いだらだらっとした旅情系の会話&移動劇のような話。気楽で、旅情も楽しめて、流れるようなノリの会話にちょっとしたトリビアやあるあるを感じられて、楽しめた。懐かしい感じも。
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鳩羽
皇子を産んだ妃は殺される「貴母投法」という法律がある濤国。没落した商家の娘・明珠は才人として後宮に入ったが、妃たちに男児を産まずに澄む怪しげな札などを売って小遣い稼ぎをしていた。そんなある日、友人でもあり三夫人の一人でもある春蕾が、この中の誰かが死籤を引くと占う。明珠は、皇帝に頼まれ、貴母投法を無くすために、皇太后と対決するために情報を集めようとするが…。この頁数で、書き足りない情報も感情もなく、うまくまとめ切ったなという印象。設定が面白いので、もっと入り組んだ複雑さを提示して欲しかった気もする。
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鳩羽
歯磨きで予防できるのは歯周病で、虫歯は予防できないと言う、衝撃的な予防歯科について書かれた本。歯の一本一本について、歯ブラシをどう使うかまでここまで丁寧に書かれた本も少ないのではないかと思う。糖から離れた生活を送るのは難しいが、できるだけ間隔を空けようとか、1日一回は丁寧にプラークを落とすことを意識して歯磨きをしようと思った。良い歯医者の見分け方も参考になったが、そんなに良い歯医者なんているのか…?これから減る一方では…?という気持ちにもなる。
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鳩羽
沖に流されてしまったチューダとリョウたちに、海から恐ろしい敵の影が迫る。巨大鯨リビアタンが、竜を苛み喰らおうとしてきたのだった。チューダを守ろうと、シストラが駆けつけ、死闘を演じるが…。竜と人間との、伝わるようでうまく伝わらない意思疎通を乗り越えた、絆が感じられるシリーズの6巻。リョウのトラウマとなっていた過去に、レオには新たな役割を背負わせようとする動き、二人を巡っていろんな陰謀は渦巻いているが、竜を助けたいという気持ちで人間が共闘できるところは、希望も感じられる。チューダ可愛い。
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鳩羽
疱瘡を生き延びたものの、酷いあばたが顔中に残ったふゆは、真っ当な女の幸せなど望めないものとして育てられた。行かせてもらった手習い所の手伝いから、番頭の真似事をして生計をたてていたが、婿養子としてやってきた宋三郎と妻のほのとの関係が、ふゆを苛むようになる。…ふゆの他にも、上せると喋るのが止まらなくなる妹のりよや、知恵が足らない下働きのつる、母はつなど、様々な女の個性、生き方を通して、普通とは、周縁とは、善い悪いとはなんなのかを、ひとまとめにひっつかもうとするかのような話だった。分かりやすい理などなし。
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鳩羽
海を目指して居住地から飛び出したルーサは、仲間割れをして亀裂に落ちる。拾われた世界は、陽の光がなく、13の灯台が闇を照らし、高い塀で囲まれた石球城だった。ルーサが現れてから、13人の灯台の巫女が次から次へと密室で殺される事件が起こる。助けてくれたロメリアと共に、殺人を阻止しようとするが…。もうお腹いっぱいと言いたくなるほどの密室の連続に、この世界はなんなのかという大きな問題が絡む。終末感とリリカルな君と僕の関係、無骨な物理トリックで整理される不思議の組み合わせが、この作者らしい感じがする。
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鳩羽
母親と幼い頃に死別し、伯父と暮らしていた「僕」は、その伯父とも死に別れ、生きていくための生活が揺らぎ始める。残された書物を読み通し、金がなくなった後、無一文で街を彷徨い歩き死にかけていたところを、友人に救われる。やがて見つけた仕事は、盲目で車椅子の老人の世話と話し相手をするものだった。…「僕」は私生児を産んだ母や、成功しなかった伯父なと、とにかく他者の物語を多く背負わされ、それがさらに老人やその縁者と、ひたすら語りの受け皿となっていく。その膨大な声のあとに、「僕」の物語が動いても空虚さは拭えないのだった。
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鳩羽
「あんしん保育園」に勤め始めた遥夏は、これまで勤めてきた保育園との違いに驚いてばかり。園長先生は小児科医で、小児科と薬局が併設、保育士はボディカメラを身につけて、保育の状況を動画で撮ることもある。DXで管理された連絡帳もある。そこは不安を抱えた保護者達に寄り添う保育園だった。今日も育児に不安を抱える親達に、園長先生の手が差し伸べられる。…あったらいいなこんな保育園!という、夢のような設定の中、トイトレや野菜嫌いなど、保護者の悩みを盛り込んだ連作集。親だって好き好んで大量の育児書を読みたいわけではないんだわ
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/10/29(6525日経過)
記録初日
2008/10/27(6527日経過)
読んだ本
4629冊(1日平均0.71冊)
読んだページ
1253674ページ(1日平均192ページ)
感想・レビュー
4342件(投稿率93.8%)
本棚
5棚
性別
血液型
B型
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.livedoor.jp/yasi_omou/
自己紹介

欲のまま、割となんでも読みます。
長めの感想はblogにて。
アイコンは友人に書いてもらったものです。

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