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2024年10月の読書メーターまとめ

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読んだ本
2
読んだページ
452ページ
感想・レビュー
2
ナイス
12ナイス

2024年10月に読んだ本
2

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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

跼
D. Kutach, "Causation", Polity Press の全訳。優れた因果論の概説書。個人的には、Lewisの有名な反事実条件文による因果の分析に対して、自然言語のようなフワフワしたもので対処可能と思っているのは可笑しいと著者が当て擦る部分が面白かった。著者は物理学の哲学が専門であるため、そのような表現が出てくるのかもしれない。確率上昇説は上手くいかないだろうし、過去への因果を認めないという前提もよく分からない。物理学のための因果論と日常言語分析のための因果論は分けるべきなのではないか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

跼
D. Kutach, "Causation", Polity Press の全訳。優れた因果論の概説書。個人的には、Lewisの有名な反事実条件文による因果の分析に対して、自然言語のようなフワフワしたもので対処可能と思っているのは可笑しいと著者が当て擦る部分が面白かった。著者は物理学の哲学が専門であるため、そのような表現が出てくるのかもしれない。確率上昇説は上手くいかないだろうし、過去への因果を認めないという前提もよく分からない。物理学のための因果論と日常言語分析のための因果論は分けるべきなのではないか。
が「ナイス!」と言っています。
跼
D. Rowbottom, "Probablity", 2015, Polity Press の全訳。主観説から客観的ベイズ主義、誤謬・パラドクス、長期的傾向性説、諸科学での確率概念の利用まで広く解説されている優れた概説書である。確率の哲学はSEPにおいて "Interpretation of probability" として立項されている。相対頻度説はそれらを生み出すもの自体ではないため、確率とは長期的傾向性であるという説が取られる。これは大数の法則に従って無限回の観測が得られた場合に対応するだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/14(2565日経過)
記録初日
2017/11/14(2565日経過)
読んだ本
479冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
121720ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
318件(投稿率66.4%)
本棚
5棚
性別
職業
大学生
外部サイト
URL/ブログ
https://yudukikun5120.me
自己紹介

読書メモ:https://yudukikun5120.hatenadiary.jp/

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