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2023年9月の読書メーターまとめ

たこい☆きよし
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2023年9月に読んだ本
19

2023年9月のお気に入られ登録
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  • 山口透析鉄

2023年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たこい☆きよし
ヒトによる文明の興亡をシンプルな絵と文章で淡々と描いていくクロニクル絵本。2023年6月刊の村上春樹の最新訳書だけど、原著は1939年11月刊、とのこと。ちょっと『火の鳥・未来編』も連想させる味わい。
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2023年9月にナイスが最も多かったつぶやき

たこい☆きよし

2023年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3144ページ ナイス数:98ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/814149/summary/monthly/2023/8

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2023年9月の感想・レビュー一覧
19

たこい☆きよし
テンさんのところにほっきょくとなんきょくから届いた絵葉書をきっかけに、アイスクリームをつくるシロクマさんとかき氷をつくるペンギンさんがデザート対決!? 一緒にした方が美味しいね、ということで一件落着。モブでゾロゾロでてくる動物たちもみんなかわいい。一方でアイスクリームの作り方とかもしっかり描き込んであって巻末にはレシピも載っている親切設計。シリーズの他の絵本も見てみたい。
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たこい☆きよし
眠れない子どもが家の外に出てみると釣り糸?が落ちてきて、釣られてみると…。眠れない仲間が増えていくうちにエスカレーションしていく意外な展開!? ちまちまと描かれた眠っているものたちを探すのも楽しい、絵本の楽しみに満ちた一冊。
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たこい☆きよし
組織間の乗っ取りを画策する敵の行動がさまざまなことのきっかけであったとはいえ、複数の思惑の交錯する物語はドラゴンズブラッドの力とひと組のカップルの純愛物語に収束。ロックの超人ぶりもただの背景となって作劇の自由度が増した印象もある。もはや年表でここだからこうなる、みたいなことは気にならない!?
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たこい☆きよし
やはり封印されていただけあっていわくつきの「ドラゴンズブラッド」の力と、複数勢力間の権謀術数。そんな中、作画グループ版『ライザ』のごくごく短い併録作品の設定がさらっと使われるあたりは(知らなくても読める程度のほのめかしではあるが)長年のファンへのサービスもあるか?(まあ、アレもラフノールがらみの設定だし…)
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たこい☆きよし
複数勢力が入り乱れつつ、封印を解かれたドラゴンズブラッドの力によって物語は意外な方向へ。超能力者のいる巨大ステーションを一人で持ち上げようとするあたりには『魔女の世紀』を懐かしく思い出す。それにしても本作のヒロインの繊細な描線や表情が太刀掛秀子みたいだ。
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たこい☆きよし
もう時代がどのあたりかまるでわからない(笑)。が、あの「パンダりん」のだいぶ後、ということだけさらっと触れられている。相変わらず普段は農家をしていて、記録はいじられているらしく「超人ロック」という存在はほぼ知られていない、という背景で、古のラフノールの末裔と失われた生態系を背景とする物語。入り組んだ設定とキャラクター、その行動原理を物語とともにするりと語っていくもはや熟達のストーリーテリングが光る。
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たこい☆きよし
独特の比喩、言い回し、文学蘊蓄などなどをなるべく忠実に日本語に訳したというとすごく読みにくそう(実際、ブラッドベリの英語は母国人からしても読みやすいものではないとか…)に聞こえるが、一読、リズム感のある訳文にハマるとするする読めて、原文のひねくれ具合もしっかり伝わる名訳。小学館J文学館も持っているので、そっちでも読んでみよう(しかしなぜこのタイミングで新訳が立て続けに…?)。内容はなるほどホラーの古典と言える名著なので、新訳で読者が増えるのはよいことだろう。舞台が同じの『たんぽぽのお酒』も新訳出ないかな。
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たこい☆きよし
これも初めて読む。「しょうこうじょ」「おうじとこじき」「しょうこうし」の3編で、単に有名どころを集めた、として読んでもいいけど、解説でも書かれているようにアメリカ在住もしくはアメリカ生まれの作家が英国を舞台に書いた作品を集める、というコンセプト性が強い一冊。この全集を読んでいるとイギリスとインドとかアメリカとかの関係がさりげなく頭に入るようになっていたんだなあ、と思った。子供の頃にこの全集をまとめて読んでなかったのが今更ながら残念。
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たこい☆きよし
ジョー・ウォルトン『図書室の魔法』冒頭の父娘SF談義でも「反対側は読まなくていい」とすすめられていた(笑)エースダブルの短い方の長さで書かれたジュブナイルスペースオペラの皮をかぶった傑作。シンプレックス、コンプレックス、マルチプレックス。ちゃんと作中の描写に忠実な表紙もいい。サンリオSF文庫の功績の中でも装丁含めて上質の部類。
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たこい☆きよし
ということで前半を再読した上で一気読み。富山旅情編というか風呂光刑事成長編がひと段落。一見ふつうのキャラクター配置ならこうだろう、と思わせてそれを利用する意外な真相は今回も健在。とはいえ、こういう心の闇の描き方が自分のような昭和の育ちからすると今の時代ならでは、という感じもする。フィクションではあるが、そういう心理が若い世代にはむしろリアルなのではないか。
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たこい☆きよし
最近、小説もマンガも最新刊が出ると展開を思い出すために遡ることが増えた。とはいえ、この作品の場合はなおさらだ(笑)。さいわい、今回のエピソードは一巻遡ればちょうど頭から始まっている親切設計。そうそう、旅情ミステリ風の始まり方だっけ(笑)。それにしても以前の事件の金持ちの別荘、便利だな(笑)。
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たこい☆きよし
自分は劇場版でまとめて観たストーリーなのでまあいいけど、前巻のラストで次巻を待たされたリアルタイム読者は大変だったのではないか!? 絶望の現実から始まって、これまでに体験してきた量子論的思春期症候群の症状?を活用しまくってハッピーエンドをもぎ取っていく展開がSF的力技。一方で、主人公の行動自体は特殊能力や便利なガジェットがあるわけでもなく、地道に身体を動かすほかないあたりはコニー・ウィリスの時間もののような味わいもある。ここまでは1巻目から伏線を張ってきた全設定、全キャラクターによるひと続きの物語。見事。
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たこい☆きよし
これまでに描かれてきたシュレディンガーの猫とラプラスの悪魔のアナロジーにもうひと足し! 観測者の視点のズレで現在と過去と未来が実は混在している、というのは、自分がクリストファー・プリーストの作品群を読んで考察してきたSF観に近いので、予備知識なしで(なぜか)劇場版を初見で観て、そんなことをラノベ〜アニメでやって、しかも人気作品でもある、ということにひっくり返った。プリーストはそういうロジックを一切説明しないけど、この作者は理央という理系キャラを使って作中でわかりやすく説明しているのがミソ。
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たこい☆きよし
リュウ・ハント第4作…というか、第3作とセットで二部作的かな。ハントと電子使いプリンセスのその後のお話。今回の抗争の舞台は主にサイバースペース。電子使いを能力ごとコピーしたり、首謀者に無数の替玉がいたり、というあたりは『ホリー・サークル』を連想させるところもあるけどあそこまでのスケール感はない。
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たこい☆きよし
前巻の引きは「翔子さん」だったけど、今巻はタイトルと表紙の通り妹メイン。作中不思議な出来事を総称する思春期症候群の中でもこの兄妹の症状は量子論アナロジーっぽくはなく心理ストレスの影響の延長っぽい。なので、ついに姿を現した「翔子さん」以外はSF要素なしの思春期お悩み(けっこう深刻)小説として読める。しかも、これがまた、これまでのシリーズでいちばん切なかった…。なるほど、これで劇場版の「おでかけシスター」にストレートにつながった。
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たこい☆きよし
ヒトによる文明の興亡をシンプルな絵と文章で淡々と描いていくクロニクル絵本。2023年6月刊の村上春樹の最新訳書だけど、原著は1939年11月刊、とのこと。ちょっと『火の鳥・未来編』も連想させる味わい。
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たこい☆きよし
プロフィールにセンダックの絵本と出会い絵本作家を志した、とあるけど、なるほどこれは『かいじゅうたちのいるところ』へのオマージュが感じられる。印刷の仕様をうまく活用してモノクロ見開きと着色のある見開きが交互になるのをうまくアクセントになるように構成してある。目線の通り左から右へのつづき絵になってたびがどんどん進んでいくのも楽しい。
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たこい☆きよし
ペンギンたんけんたいがカヌーでもなみのしまに上陸。ライオンにもニシキヘビにもワニにもひるまず、島の頂上まで探検を続ける。浜に戻ってやったことは…。ちょうど読んだばかりの某賞受賞作大長編を思わせる余韻の残るラスト!? なるほど、ちゃんとまじめにたんけんしてるのね(笑)。
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たこい☆きよし
リュウ・ハント第3作。今回はハントの不老不死そのものが事件の中核でもあるが、「電子使い」のサイバースペースでの戦いが肝でもある。複数勢力が入り乱れる展開は前作同様本編の一冊にしてもいいくらいの面白さではある。とはいえ、伝説のエスパーは伝説の電子使いでもあったか(笑)。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/09(2936日経過)
記録初日
2015/01/01(4009日経過)
読んだ本
2036冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
367209ページ(1日平均91ページ)
感想・レビュー
2036件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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