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企画は面白いと思うけれど、なんとなくいまいち。それは文体のせいなのかもしれないし、叙述トリックにしては短すぎて長過ぎるという帯に短し襷に長しといったところかもしれないし。

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ついに読めた。悲しくなる。過去に山田涼介が主演をしたドラマを見ていたので、大筋は知っていた。しかし、それでもやはり辛い。友達から愛されていても、愛されていないような、矛盾のようなコミュニケーションに驚かされたし、人間関係が煩わしく感じられても辛抱したほうが、自分のためになるというようにも感じる。多様性の時代に、相互理解が進む本だと思う。ラストのチャーリィの前向きさが喜ばしくも痛い。タイトル回収もきれいだった。

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)ダニエル・キイス

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あらすじ・内容

ナイス ★18

コメント(0)2025/03/24

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ネタバレ印象深いのは、「どうしようもないことはどうしようもなくどうしようもないのだ」ということ。また、それを解決するのではなく、どうしようもないまま踊ること。失われる世界線とはいえ人を殺しまくって、半分ハッピーエンドというのはなんだかなあと思わなくもないが、作者の意図に沿っている作品だと思う。家庭も学校も破綻してたらどうすればいいのだろうと、考えては見るもののもちろん答えは出ないから、やはり暴力、あるいは犯罪に訴えるより前に何か機関に頼るべきだと思ってしまう。

いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)三秋縋

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あらすじ・内容

ナイス ★4

コメント(0)2025/03/17

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ネタバレ道尾秀介面白いな！？　読書会をした今日一日をかけて、ほぼ一気読み。本一冊を通して、何度も何度でも騙される。あれ？と思いつつも、思った以上に騙される。幕引きに安堵しつつもまだ騙される。そんな本。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫み 63-1)道尾秀介

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あらすじ・内容

ナイス ★19

コメント(0)2025/03/16

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学園で事件を解決するファンタジー。主人公の心配"病"はミステリーの探偵役にはぴったりなのかもしれない。最後まで読んで圧倒されました。

僕が七不思議になったわけ (メディアワークス文庫)小川晴央

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あらすじ・内容

ナイス ★7

コメント(0)2025/03/14

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細部では読んでて楽しく面白いところがたくさんある。全体では良よわからなかったというのが正直なところ。読解がうまくなかったのか、ストーリーの肝心なところもわからず解説に突入してしまった。解説によると声に出して読んでいたのは正解だったらしい。楽しく読めたと思う。

新訳決定版ファウスト第二部 (集英社文庫ヘリテージシリーズ G 1-2)ゲーテ

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あらすじ・内容

ナイス ★2

コメント(0)2025/03/10

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ネタバレ後半のヒントに気付いたので犯人には辿り着いたが、トリックについてはわからず。最後の事件には特殊設定が使われているとは分かったものの、そこまで大胆に使っていたとは。入れ替わりも頭にはあったものの形にはできなかった。つまり、解決編にはしっかり驚かされた。エピローグもハッピーエンドで満足です。

時空旅行者の砂時計 (創元推理文庫)方丈貴恵

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あらすじ・内容

ナイス ★6

コメント(0)2025/03/07

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ネタバレ後ろ向きな人間になってしまった主人公が何となく共感できた。憧ればっかり追い求めてしまって現実は思うようにいかなくて、ダメな自分をまざまざと見せつけられてイヤな気分になって。少なくない人たちが自分に満足していないのは分かっているんだけど、自分だけがダメで不甲斐ない気がして。目の前にある幸せに気付くことができるのかが大事なのだと思わされる。