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2024年5月の読書メーターまとめ

Don2
読んだ本
5
読んだページ
1611ページ
感想・レビュー
5
ナイス
59ナイス

2024年5月に読んだ本
5

2024年5月のお気に入り登録
1

  • Toshi53162606

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Don2
ネタバレ言語哲学を出発点にする本だと知らず、序盤で面食らった。言語ゲームは、あることばが意味をもつという現象を、そのことばが複数人の間で意思疎通に使われるという事実に帰着させる。従い、ことばの意味を裏付けるのは、ただそのことばが今そう使われているという“(統計的)現状”のみで、意味の正しさの“必然性・永続性”は担保されない=訂正可能性がある。本書は政治的信念や真善美の定義の正しさも同様に(!)訂正可能性に不可避に開かれていると論じ、従ってAI統治が前提する訂正不能な正しさを否定し、訂正を生む“喧騒”を奨励する。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
5

Don2
ネタバレ言語哲学を出発点にする本だと知らず、序盤で面食らった。言語ゲームは、あることばが意味をもつという現象を、そのことばが複数人の間で意思疎通に使われるという事実に帰着させる。従い、ことばの意味を裏付けるのは、ただそのことばが今そう使われているという“(統計的)現状”のみで、意味の正しさの“必然性・永続性”は担保されない=訂正可能性がある。本書は政治的信念や真善美の定義の正しさも同様に(!)訂正可能性に不可避に開かれていると論じ、従ってAI統治が前提する訂正不能な正しさを否定し、訂正を生む“喧騒”を奨励する。
が「ナイス!」と言っています。
Don2
淡々とした仕事論…というか、仕事エッセイみたいな感じに近い気がする。タイトルが想起するような、仕組化!省力!みたいな感じではなくて、地道に、淡々と、仕事について語る本という感じ。ぼーっと読んでいると、みんなそうだよなあーと癒される。いい感じのベテランのおじさんが仕事の相談に乗ってくれてるみたいな、温かい温度感の本。
が「ナイス!」と言っています。
Don2
こういう本を読むたび、デザイナーは頭いいなあと思う。ちゃんとユーザーを見て、プロダクトを見て、ブランディング戦略を練り、製造コストを考えて、論理脳をつかってデザインしないと、プロダクトは世に出ないし、使われないのだ。そこそこ具体的な検証項目を101個紹介するつくりの本なのだが、この“そこそこ具体的”の具合が、門外漢にも読み解け、かつ、デザイン思考のビジネス本のように抽象度が高くなりすぎずのちょうどいいところにあり、“へぇ~そんなこと考えるのね~”と言いながら楽しんで読むにちょうど良い。
が「ナイス!」と言っています。
Don2
囚人のジレンマでは参加者が共に相手への協力を約束することで全体最適が図れる。しかしこの“約束”を相手に信用させることは難しい。これがコミットメント問題。ここで、感情はコミットメント問題を解決できる。例えば私が約束を破ることに対する罪悪感に縛られていると相手に知らせられれば、相手は約束を信用できる。本書はこのようなコミットメント問題解決機能としての感情の理論を整理し、また、感情の発露・読み解き機能が進化論的に発達しうることを示す。論自体が面白い上、自分が得すりゃええねんの風潮が蔓延る現代には特に刺さる良書。
が「ナイス!」と言っています。
Don2
題名通り、所謂パテントマップの作り方を中心に特許情報の分析手法を紹介する。データベースの取得方法からExcelを使ったデータの前処理・可視化、果てはフリーツールの紹介までと情報が細かいので、実際にパテントマップを作ることになった人には有用。また、私のような門外漢だけどちょっと特許分析やってみようという人間には、“こういう方法がある”という情報と同じかそれ以上に、“プロもこの辺までしかやらない”という内容の肌感がわかるのが有難い。これを参照すれば通り一遍の分析は詰まることなく完遂できそうな有難いテキスト。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/06(2344日経過)
記録初日
2018/01/06(2344日経過)
読んだ本
331冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
98104ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
270件(投稿率81.6%)
本棚
0棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

アラサーの男性。
まだ見ぬ面白い話を求めて肥大してゆく積ん読の山に溺れています。
皆様から勉強させて頂きつつ、ぼちぼち投稿を続けたいと思います。よろしくお願いします。

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