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がみ
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──自分をチアできないものに、人をチアすることはできない。 とにかく後味が悪い。この物語では、''おいしい''料理はぞんざいに扱い、''楽しい''職場は居心地が悪く、''かわいい''同僚にいじわるをする。 感じ方は人それぞれのはずなのに、それを同調する圧力は社会の中に確かに存在し、居心地の悪さや生きづらさを感じている人は我慢を強いられている。 この話はそんな人たちにフォーカスを与えつつも、救いは特にない。なんなら加害者に仕立てあげる。 様々な矛盾を孕みながら私たちは社会を回している。
0255文字
がみ
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アニメ映画が良かったので原作を読んでみたら、映画より面白かった。ガチの''山屋''が主題で、エヴェレスト登頂を目指す羽生の生き様をカメラマンの深水視点で描く。不器用で孤高な羽生に言い知れない憧れと親近感が湧く。一つに命を懸ける生き方はカッコいいけど真似できない。 また、ネパールの描写がかなり細かい。自分が訪れた時にも感じた、インドと中国という大国の間にあるネパールのカオスが眼前に現れるような印象を受けた。山用語に慣れるまでは少し時間がかかったけれど、下巻でどのような展開が待ち受けているのか非常に楽しみ。
0255文字
がみ
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同著『乳と卵』の続編(リメイク版)にあたる長編小説。反出生主義という大きなテーマを軸に据え、主人公・夏目夏子の葛藤と成長を描く。AIDという選択肢について悩み考え、産む自由産まない自由、あるいは子どもの生まれる自由生まれない自由について、主人公の長く深い考察がなされている。''妊娠・出産''という、当たり前と思ってきた一つの営みに対して様々な考え方・価値観を読者に呈示しており、それが決して当たり前ではないことに気付かされる。自分の経験していない女性ならでは苦しみや社会からの抑圧の一端をこの一冊から学んだ。
0255文字
がみ
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前作、前々作の流れから逸れることなく苦しい一編。タイトルにもある「くるま」を物語の中心に据え、家族の車中泊旅行を描く。不登校の主人公、メンタルに課題を抱える母親とDVを振るう父、無関心な兄弟。これまでの作品でも見られてきた構図を取りつつも、被害女性ー加害男性という対立構造を取っ払って崩壊した家族を描いている。 ──みんな傷ついて、どうしようもないのだ。助けるなら全員を救ってくれ、まるごと、救ってくれ。誰かを加害者に決めつけるなら、誰かがその役割を押し付けられるのなら、そんなものは助けでもなんでもない。
0255文字
がみ
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1型糖尿病について知りたいと思う機会があり、手に取ってみた。「不撓不屈」では固すぎる。「やらな、しゃーない」というくらいの気概が大阪人たる自分にとってはスッと腹落ちする。
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がみ
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SDGsを念頭に後期マルクス主義の解釈に取り組み、脱成長の必要性を訴える。50年後くらいに再評価される(かもしれない)1冊。
0255文字
がみ
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90年代の村上春樹の短編7つが一冊にまとめられている。著者らしい物語もあれば、あまりらしくない物語もあり、自分が触れてない側面がまだまだある小説家だなぁと感じた。総じてやや暗い短編が多く、やもすれば世にも奇妙な物語にも似た不思議な世界に誘われる感覚に襲われる。どの物語の第一段落第一行目も短く簡潔で導入として素晴らしい。 ─僕は大沢さんに向って、これまでに喧嘩をして誰かを殴ったことはありますか、と訊ねてみた。(沈黙 より) ─トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった。(トニー滝谷 より)
0255文字
がみ
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黄金比の朝、火宅、浄徳寺ツアー、岬の4編が纏められている1冊。家族や兄弟を中心に据え、罪や罰、病気や生死についてを登場人物や時代背景を変えながら描いている。「昔の芥川賞と今の芥川賞では随分趣きが変わってしまった」という話をよく耳にするけれど、「昔の芥川賞はかくありけり」というインパクトをまざまざと見せ付けられた。読者が自己を登場人物へ投影することが、はっきり言って難しいけれど、読み終わった後に何か深く残る爪痕がある。pha氏の言葉を借りるのであれば「ゆっくり効く読書」を体験した気分。
0255文字

読んだ本
196

読んでる本
4

積読本
26

読みたい本
86

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/10(2667日経過)
記録初日
2018/01/02(2675日経過)
読んだ本
196冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
52655ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
105件(投稿率53.6%)
本棚
28棚
性別
年齢
32歳
血液型
AB型
職業
IT関係
現住所
大阪府
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/gamisan64
自己紹介

小説(純文学)を中心に幅広く読んでいます
本に関することを時々呟きます

好きなジャンルはSFとミステリーと純文学で
好きな作家は三島由紀夫と村上春樹です
昔はあさのあつこ作品をよく読んでました

///////////特に好きな作品///////////
村上春樹『ノルウェイの森』
村上春樹『1Q84』
村上春樹『村上さんのところ』
三島由紀夫『豊饒の海』
宇佐見りん『かか』
川上未映子『乳と卵』
あさのあつこ『No.6』
小川哲『ゲームの王国』
伴名練『なめらかな世界と、その敵』
伊藤計劃『虐殺器官』
歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』
スティーブン・R・コビー『7つの習慣』
フランク・パブロフ『茶色の朝』
pha『夜のこと』
カツセマサヒコ『夜明け前の若者たち』
最果タヒ『夜景座生まれ』
F・スコット・フィッツジェラルド『The Great Gatsby』

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