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2022年7月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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ナイス
33ナイス

2022年7月に読んだ本
16

2022年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

paxomnibus
誤字の多い文章を苦痛に耐えつつ読んだ。実行犯は自分から言い出したために引っ込みがつかなくなり、それで殺人まで犯すハメになったそうだ。呆れる話ではあるが自分の面子が何より重要だと思っている男には珍しい事ではない。一番恐ろしいのは自殺した事になっている小松和人という人間の精神性だろう。人を追い込んだり甘やかしたりして自分の思い通りに動かすのが好きで、意に従わない人間には執拗に嫌がらせをする。本書で冤罪とされている兄の武史も被害者の一人なのかもしれない。同情する気にはなれないが。しかし日本の警察アテにならないわ
が「ナイス!」と言っています。

2022年7月の感想・レビュー一覧
16

paxomnibus
『善徳女王』では同じ伽耶人と言いつつ金官伽耶と大伽耶は別の王国だったのが不思議だったのだが、始祖伝説に6個の金の卵が亀旨峰(クジボン)から生まれた王がそれぞれ国をもったとあり、納得。亀の意匠がしるしなのもそれだろう。また「鶏林」はやはり卵生神話を持つ新羅が鶏をトーテムとして崇拝してつけた雅号だそうだ。『花朗』の「源花」は青年貴族達の集会長で祭りのリーダー的役割を担う巫女的存在で、男性を集めるために美女が選ばれたのだそうだ。ミシルの一族は大元神統といい”色”で王に仕えたとはドラマにも出てきたが、真偽は不明
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受難続きのミッキーの人生の中でも極めつけの事態。今までにかった恨みのツケをまとめて払わされている感じだが、ファミリー総出で彼を援護するのが心強い。ボッシュも出てきて、相変わらず鋭い観察眼と丹念な調査で解決の糸口を見出すシーンにニヤリとする。法廷のシーンでは判事と検察官それぞれのキャラクターが生き生きと描かれていて、どんな顔でどんな声を張り上げてるのか想像できそうだった。しかしここに出てくる拘置所の食事はあまりにひどい。栄養バランス等何も考えられてない。毎食食べてもミッキーがやせ細る描写が出てきたが充分納得
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訳文に少々気になる所があった。2箇所程「延々と」ではなく「永遠の」時間と書かれていたり、「無理筋」「あちゃー」という言葉を入れてくるなど、新しいな、と。また。原文がどうなってるのか分からないが、読んでて混乱する文章があった。検察官と判事の対話で出てくる「弁護人」がそれだ。文脈的には検察官に呼びかけているはずなのだが、通常は「ミズ・バーグ」と呼んでいるのだ。「弁護人」といえば弁護側を指すものとばかり思っていたが、検察側に対しても「弁護人」という呼びかけをするのだろうか? そうでなければ分の意味がとれないが…
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警官達の女性蔑視が被害者女性の訴えを真摯に受け止めなかった原因だろうと書かれていてスッキリした。告訴状を書き換える等の隠蔽行為は自分達の無能と怠慢を隠したいという、つまり面子を守りたいという思いからだろう。殺害実行犯の「刺すと言ったからには刺さねば」という思い込みも自分の面子を保つためだから、根っこは同じだ。彼女は「有害な男らしさ」によって二重に命を奪われたと言っても過言ではない。それにしても『翔んで埼玉』で池袋と埼玉の距離感が知れてて助かった。犯人達は所有のヘルスで警官達を格安で遊ばせてたに違いないわ。
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無類の面白さ!政治問題ではないだけで、ウォーターゲート事件の報道に匹敵する内容の深さだと思う。タイトルが「真相」ではなく「深層」なのも意味深だ。真相を明らかにするつもりのない埼玉県警の深層に迫るという事なのだろう。逮捕の時点でストーカー本人ではなく兄が実行犯に指示というのはおかしいと思っていたが、著者もハッキリそう書いている。実行犯の証言だけで兄を犯人とし、弟は放置で逃げるに任せたのが埼玉県警だ。弟が自殺体で発見されて胸をなで下ろしたに違いない。警察だからといって安心して頼ることなどできないのだと痛感した
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paxomnibus
誤字の多い文章を苦痛に耐えつつ読んだ。実行犯は自分から言い出したために引っ込みがつかなくなり、それで殺人まで犯すハメになったそうだ。呆れる話ではあるが自分の面子が何より重要だと思っている男には珍しい事ではない。一番恐ろしいのは自殺した事になっている小松和人という人間の精神性だろう。人を追い込んだり甘やかしたりして自分の思い通りに動かすのが好きで、意に従わない人間には執拗に嫌がらせをする。本書で冤罪とされている兄の武史も被害者の一人なのかもしれない。同情する気にはなれないが。しかし日本の警察アテにならないわ
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面白かった。北朝鮮の拉致事件も幾つもの殺人事件も著者がいなければ人知れず葬られていたのかと思うと背筋が寒くなる。殺人事件の時効撤廃にも深く関わってこられたと知り、頭が下がる。残念ながら本書の最終章で著者が心配していた通りにすでに日本はなってしまったが。マスコミがまともに機能しなくなった社会に今私達は住んでいる。SNS真っ盛りの今、「マス・コミュニケーション」自体が曲がり角に来ているのかもしれない。
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paxomnibus
これまで読んできた著者の本と同工異曲ではあるのだが、まずざっと朝鮮王朝の歴史を振り返り、次に有名な人物を挙げ、まつわるドラマがあれば紹介するという形だった。同様の本を何冊も読んできたおかげでかなり王様の名前とその治世の事件を結びつけて思い出せるようになった。本書には出てこないが、建国の頃の話は『六龍が飛ぶ』、燕山君から中宗へは『七日の王妃』、光海君から仁祖へは『華政』、昭顕世子死後の遺族の話は『推奴』を参考にしている。以前映画『王宮の夜鬼』を見た時ピンと来なかったキム・ジャジュンの存在感が今ならよく分かる
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2011年までの時代劇ドラマを中心に据えて歴史を振り返る本。チマチョゴリの着方や宮廷料理が今の韓国料理の原点である等、小ネタもしっかり。実在した暗行御史(アメンオサ)朴文秀の章もあり、水戸黄門の印籠の如くかざした三つ道具「事目(サモク)」(公務について書かれた本)「馬牌(マペ)」(身分証)「鍮尺(ユチョク)」(死体検分に使う真鍮製の物差し)が紹介されている馬牌をかざして「暗行御史、出頭」と叫ぶと配下が悪徳役人を捕らえたそうな。他に韓国に老舗がないのは商売で儲けた金は子の教育に使って医者や弁護士にするからと
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paxomnibus
新版の広告を見たので図書館でリクエスト。こちらは2011年に書かれたものなのなので最新のドラマが入っていない。新版に加わったのが『花朗』『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』『麗<レイ>』『奇皇后』といずれも夢中になった見た作品なのでそっちも読まねばらなない。その他『輝くか、狂うか』『シンイー信義ー』『武神』が新たに加わった項目のようだ。ドラマの話題は古くても内容は分かりやすく、今見ている『朱蒙』の時代から『善徳女王』までの歴史をざっと追えるので助かる。大陸の一部で国を作り維持する事の大変さがよく分かった。
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小学校の教科書みたいな感じで韓国という国の成り立ちを基本から勉強できる。写真も豊富で分かり易い。朝鮮通信史の経路が分かったのはありがたかった。ドラマ『華政』で見て知りたいと思っていたので(かなりフィクション入ってるな、あれは)。また「牢獄につながれていた李舜臣が再び水軍の大将に任命された時残された戦力が僅か12隻の小舟だった」という記述はそのまんま映画『バトル・オーシャン 海上決戦』の幕開けだった(こっちはフィクションじゃなかったのね)。しかし小学生向きとはいえ何かと「頑張る」でスルーしているのは頂けない
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韓国ドラマ『トンイ』から『イ・サン』につながる19代から22代まで四人の王と皇后及び側室達に焦点をあてて読み解いた本。ドラマのキャラクターと実在した人物の違いをあぶりだす。王達の実像については朝鮮王朝の正史「朝鮮王朝実録」が元になっているので信憑性が高いが、女性達はそもそも記述が少ないので分からない事も多い。それでも記載された個人の行動を追えばいろいろと怪しい点が出てくるものだ。イ・サンは毒殺されたとか。そんなことは何も知らず、彼のしいた善政が朝鮮を良くしたと思っていた頃が懐かしい(その後全部覆された)。
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paxomnibus
この年代になると大きく取り上げられている当時の新作ドラマをほとんど見ているので何かと楽しい。『七日の王妃』など現在NHKBSで放送中である。おかげで前回の光海君に続き燕山君を演じた俳優特集があってニマニマ。また以前何の気なしに見ていた『麗』が高麗建国当時のことだったと改めて分かって驚く。いや、確かにそういう描写はあったけどさ、もっとフィクションに近いのかと思ってたのよ。そうじゃなかったのね~。高麗といえば『王は愛する』もそうで、本作で「貢女」を知って、その後『奇皇后』を見た際に理解が早くて助かったのだった
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直前に読んだ『韓国時代劇にとことんハマる!』で紹介されているドラマが少々古くて知らないものが多かったのだが、本書でそのほとんどが紹介されていたので有り難かった。古朝鮮~統一新羅、渤海、高麗までが比較的詳しく書かれていていろいろ納得。また丁度『華政』の頃だったので光海君についてもかなりページを割いている。さらにチョン・ドジョン関連で高麗から朝鮮へ国が変わった頃の事も多く書かれていて目下『私の国』を視聴中の身としては大変助かったのであった。チャン・ヒョクのバンウォンはここでも狂気に満ちております。
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paxomnibus
韓国ドラマを元にその歴史をたどる本。現在見ている『チュモン』から紹介されているのが有り難い。口絵に古朝鮮・三国時代、南北国(統一新羅)時代、高麗時代、朝鮮時代それぞれの地図があって、思わず「これが見たかったのよ~!」と叫んでしまった。ドラマ見るだけでは全然距離感がつかめないのでどこでも歩いて3分にしか思えなかったが、実は広かったのだなと。時代によって国の大きさが違ってて、南北国時代など渤海も含めるとかなり中国大陸に食い込んで描かれてるのが面白い。それで今でも吉林省延辺に朝鮮族がたくさん住んでいるのね。
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paxomnibus
サブタイトルにあるように「朝鮮王朝編」ではあるが現在放送中の『奇皇后』のページもあるのが嬉しい。2014年の本だが割と最近見た『王女の男』が詳しく紹介されていてふむふむと肯きながら読んだ。現存する朝鮮五王宮や当時の服装を紹介するページもあって興味深い。他ではあまり出てこないファワン王女(『イ・サン』)のページがあったのが有り難かった。目下二回目視聴中の『華政』や先日終了した『ポッサム』に出てきたキム・ゲシが三大悪女の次ぐらいの悪女とされているのに納得。ドラマだけでは計り知れない興味深い人物なのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/21(2491日経過)
記録初日
2018/01/05(2507日経過)
読んだ本
619冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
191438ページ(1日平均76ページ)
感想・レビュー
611件(投稿率98.7%)
本棚
77棚
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