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2024年12月の読書メーターまとめ

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読んだ本
4
読んだページ
1479ページ
感想・レビュー
4
ナイス
41ナイス

2024年12月に読んだ本
4

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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大学生の主人公がアパートの隣人に誘われ書店強盗をするところから物語が始まる。なぜ隣人が強盗する計画を立てたかは2年前の出来事にさかのぼる。2年前と現在の2つの物語を軸に展開されるミステリー小説であった。小説ならではの叙述トリックもあり物語中盤から終盤までの展開がまったく先読みできず楽しめた。叙述トリックが上手い小説ほど騙されたときに快感が込み上げてきて読むのが止まらなくなってしまう。終わり方もここで終わりという感じではなくまだまだ物語が続いていくような広がりがありここもまた想像力を掻き立てられる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
4

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複雑な事情を抱えた詐欺師がかつて自分が自殺に追いやった人の娘と再開し、奇妙な生活を始める物語。紆余曲折あったが登場人物皆前向きになれてめでたしめでたしとはいかず、最後の種明かしには驚いた。種明かしの内容はやや強引であったがそこは小説なのでご愛敬だが、まるで二つの物語を同時進行するようにストーリーが練られており作者の技量の素晴らしさを感じた。人は自分一人では生きていけず互いに信頼し合うことでしか生きられないということも再認識できる良い作品であった。
が「ナイス!」と言っています。
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30代半ばの主人公と幼馴染みによるラブストーリー。主人公の周辺人物の恋愛観にも触れながら物語が進んでいく。恋愛の不確実さがリアリティに描かれていた。とくに100人中100人が反対するような人と恋に落ちてしまったときの反応が読んでるこっちも息苦しくなるくらい上手く描かれていた。恋は盲目という表現をよく表していた。本作はラジオドラマの企画で書かれたものらしく、作中にもラジオパーソナリティーの女性が出てきた。主人公含め数多の人が彼女に助けられる様子を見て、ラジオの魅力に気づかされた。
が「ナイス!」と言っています。
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大学生の主人公がアパートの隣人に誘われ書店強盗をするところから物語が始まる。なぜ隣人が強盗する計画を立てたかは2年前の出来事にさかのぼる。2年前と現在の2つの物語を軸に展開されるミステリー小説であった。小説ならではの叙述トリックもあり物語中盤から終盤までの展開がまったく先読みできず楽しめた。叙述トリックが上手い小説ほど騙されたときに快感が込み上げてきて読むのが止まらなくなってしまう。終わり方もここで終わりという感じではなくまだまだ物語が続いていくような広がりがありここもまた想像力を掻き立てられる。
が「ナイス!」と言っています。
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西洋史をたどりながら哲学の解説をする本はよく目にするが、この本は著者が役に立つと思った哲学的思考を独断と偏見でまとめられている。要するに実用向けの哲学本である。哲学の勉強は退屈だと言う人にはうってつけである。個人的に興味深かったのは、あえて難癖をつけてくる「悪魔の代弁者」と統治のためならなりふり構わず進む「マキャベリズム」である。どちらも最初は読んでて今の時代とそぐわないと感じていたが、昨今の景気の悪さを覆すためには必要な考え方なのではないかと思わされた。哲学の必要性がよくわかる一冊である。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/02/04(2530日経過)
記録初日
2017/12/15(2581日経過)
読んだ本
134冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
35144ページ(1日平均13ページ)
感想・レビュー
118件(投稿率88.1%)
本棚
7棚
性別
年齢
30歳
職業
技術系
現住所
愛知県
自己紹介

1994年生まれ。愛知県の西三河地域出身。
高校生のころ模試の現代文に出てきた小説が面白かったことをきっかけに本を読むようになりました。小説と哲学関連の本が好きです。主に図書館で借りてきた本を読みます。読んだ感想を積極的にアウトプットしていきたいです。

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