どこにでもいるちょっと不幸な男子高校生とその周りにいる5人のそれぞれの視点から描いた五篇の短編集。テーマは『やっかいなものをかかえていきていく』こと。不幸になっていく5人に何か決着がつくわけではないけれど読み終わるとちょっとだけ希望が見えてくる気がします。『やっかいなもの』は誰しもが持ってて一歩間違えた誰しもが陥るかもしれない不幸をありのままに受け入れて何も解決しないまま、その先に希望を見せるっていつ離れわざ成し遂げてます。おしむらくは4、5作目はちょっと後付け感が拭いきれなかったかな。でもオススメです

NHK『理想的本箱』で紹介されていたので読みました。女子中学生のスクールカーストの下から2番目にいる結佳の日常と闇。そして伊吹に対する歪んだ恋愛感情。稚拙な性行動。イケてるグループへの妬みや曲がった優越感。ありがちな中二病を丁寧に描いています。中学生の時はこんな気持ちだったよなあって気にさせてくれます。クライマックスはちょっとあり得んよなあってとこもあるけど何度も読み直したくなる小説です。オススメ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

どこにでもいるちょっと不幸な男子高校生とその周りにいる5人のそれぞれの視点から描いた五篇の短編集。テーマは『やっかいなものをかかえていきていく』こと。不幸になっていく5人に何か決着がつくわけではないけれど読み終わるとちょっとだけ希望が見えてくる気がします。『やっかいなもの』は誰しもが持ってて一歩間違えた誰しもが陥るかもしれない不幸をありのままに受け入れて何も解決しないまま、その先に希望を見せるっていつ離れわざ成し遂げてます。おしむらくは4、5作目はちょっと後付け感が拭いきれなかったかな。でもオススメです