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2024年5月の読書メーターまとめ

ピオリーヌ
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感想・レビュー
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ナイス
119ナイス

2024年5月に読んだ本
11

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ピオリーヌ
2023年の刊。双方ないし片方が物理的に戦争遂行不能になるところまで行かないと、この戦争は終わらない。そこから分断線が引かれて停戦となる、朝鮮戦争型のシナリオが、許容できるギリギリのラインだと小泉氏はいう。2024年、戦争は未だ終わる気配を見せない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
11

ピオリーヌ
現代の「国際平和」というような秩序・体制はどこから始まるのか。そうした関心から国際秩序の出発点となった、十七世紀のいわゆるウェストファリア体制の成立を検討。さらに現代に直結する二十世紀、悲惨な世界大戦を経て、「国際平和」を痛切に意識した国際連盟以降の国際秩序を考える。以上は欧米・近世・近代に軸足を置いた議論になるので、バランスを取るため、以上に加えて、アジアの視点からやや長いタイムスパンで「国際平和」を見直してみる論述を配置する内容。全体的に平易に語られ、大変読みやすい。
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ピオリーヌ
オールカラー、豊富な写真や図を用いあたかも現代の教科書の様な装丁。世界遺産ガイドとして、中国の世界遺産が全て写真付きで紹介される。中国史の入門書として良いのでは?巻末にカスティリオーネが描く馬上の乾隆帝の絵。吹き出しで「悠久の歴史をご体感あれ!」と言わせているのには吹き出してしまった。
が「ナイス!」と言っています。
ピオリーヌ
2023年の刊。双方ないし片方が物理的に戦争遂行不能になるところまで行かないと、この戦争は終わらない。そこから分断線が引かれて停戦となる、朝鮮戦争型のシナリオが、許容できるギリギリのラインだと小泉氏はいう。2024年、戦争は未だ終わる気配を見せない。
が「ナイス!」と言っています。
ピオリーヌ
大相撲史研究の大家、竹森章さんの訃報。『相撲の史跡』が有名。近年はブログでも情報を発信されていた。小池謙一氏が思い出を語る。合掌。また先日亡くなった曙の記事も。最初は大苦手としていたが、克服した琴錦戦を紹介。琴錦から見て「8勝1敗」が「3勝29敗」に。転機は平成四年春場所。曙が勝って連敗を7で止めると、そこから11連勝。琴錦曰く、曙の腰が据わるようになり、突いた手の戻りが早くなり、スリ足の運びも万全になったことが理由だという。
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ピオリーヌ
引き続き「西岩親方と検証する相撲のセオリー」面白い。今回の話題は「出足は一足以下」「四つに組んでの逆足は邪道」「寄りは差した方に斜めに」最近では相撲放送で耳にすることも減ってきた「逆足」を取り上げてくれて嬉しい。他大阪相撲の話題も豊富。太鼓腹で有名な朝日松も登場。
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ピオリーヌ
誉富士の祖父は国体に二度の出場経験があり、中学ではあの田中英壽の同級生、一緒に相撲をしていた仲だという。やくみつる曰く「白鵬は実績と評価が一致しない悲劇の横綱となってしまったが、その元は後付けで色々なのを習熟していく中で、本人が良かれと思ってやったことが悉く裏目に出たことである。極端に言うと、土俵下の万歳だって良かれと思ってやったことであり、発言の中で双葉山や白鵬を引き合いに出して、自分はそれだけ過去の歴史にも学んでいるんだという事を言いたいんだろうけども、傍から見ると、二人に準えることに、古くからの
ピオリーヌ
2024/05/16 20:16

相撲ファンなどは違和感を覚えている、という事が分からない。」我が意を得たり。

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ピオリーヌ
大阪相撲横綱大関大鑑は大木戸森右衛門が紹介される。若島に続いて頭角を表し、若島の離脱後は三場所全勝等圧倒的な強さを見せた。しかし大阪独断横綱免許問題での吉田司家・東京との絶交もあり、年齢的にも盛りを過ぎたところで脳溢血に倒れ再起不能。37歳にして無念の引退となってしまう。引退後は頭取専務となったが、半身不随の体では協会にも出勤できず、二年後に廃業。家庭運に恵まれず病身となって妻女と離婚。晩年は大阪の顔役の世話を受け、54歳の昭和5年没。悲劇の横綱と語られがちだが、全盛期の強さは若島級。
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ピオリーヌ
。新春座談会での二所ノ関親方の琴ノ若評が興味深い。『私は琴ノ若とは取りたくないですね。気持ちが悪いですね。私が100%の力で当たろうとするところにいないです」またNHK大相撲中継の字幕スタジオに潜入する企画も良い。実況や解説を字幕アナウンサーがスタジオで復唱するが、担当者は風見アナウンサーに田代アナウンサーとのこと。かつて相撲中継で良く姿を目にした田代賢アナウンサーではないか?懐かしい。
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ピオリーヌ
序二段格行司式守衆候が式守鬼三郎と改名。鬼一郎は由緒ある名跡だが鬼三郎は聞いたことがない。今後受け継がれていくのか。尊富士の嫌いな食べ物はラーメンと。なかなか珍しい。「技の世界」では「しゃくる」という動きに焦点。佐渡ヶ嶽部屋で頻繁に使われる用語だが、こうして写真を見るのは初めてかもしれない。貴重。また「私の奇跡の一枚」では、後楽園球場で開催された昭和19年11月場所のパノラマ写真が。後楽園球場内野二階建てスタンドのネット裏最上部から撮影されたもの。まさしく貴重な一枚。「大相撲中継中継」では九州場所の
ピオリーヌ
2024/05/08 21:38

中村親方宮城野親方の立ち合い論。双葉山の左で引っ張り込んで右おっつけ、右を差す立ち合いがさらっと出てくる宮城野の博識振りに脱帽。また北の湖の左で当たって右上手を取る立ち合いにも言及。天賦の肉体的才能に恵まれ、才能ある力士が人一倍研究していたのだからそりゃ強いわけだ。

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ピオリーヌ
力水を付ける際、現在は柄杓を用いているが嘗て昭和15年までは朱盃で供されていた。その貴重な写真が掲載されている。昭和14年春場所、笠置山が羽黒山に水付けをしているもの。これは嬉しい。また木村玉治郎の突然の退職が記事に。三役格行司の中途退職は異例。
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ピオリーヌ
初場所から次郎が立呼出しに、克之が副立呼出しに昇進。入門は次郎が先、十両格昇進は同時、三役格昇進は次郎が先だが幕内格昇進は克之が先だった。当時平成11年頃、どういった力学が働いた結果なのだろう。気になる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/13(2220日経過)
記録初日
2015/05/07(3322日経過)
読んだ本
793冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
178206ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
735件(投稿率92.7%)
本棚
6棚
自己紹介

非常に偏った読書をしてます。ほぼほぼノンフィクション。西洋史、東洋史、三国志、相撲を中心に。漫画も読みます。

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