著者の価値観は今の大卒女性(そして男性)にどれだけ沿うのかということだ。力強い言葉たち、『キャリア、人気の高い職種、アイデンティティ。才能、生産性、最高峰の地位と名声。競争の激しいダイナミックな仕事。不安も伴う興奮。プロフェッショナルとして名を成す。進歩、成長、充実。ある水準を超える年収』。学歴エリートは今もこうなのだろうか。/工学、 科学、コンピュータ数学の分野の職業は、時間や人との関わりや納期が比較的柔軟だ、とか。薬剤師や獣医師の例示も、どこか安易に思えたり。著者の視野には、少々疑問を覚える。
また、細かいしセンシティブな疑問だが、女性の月経に関する言及が一切ないのは少し気になった。ピルで解決されるものなのだろうか。フルタイムで働き続ける上で、大きな要素ではない、か。
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