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2024年5月の読書メーターまとめ

Taizo
読んだ本
10
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2338ページ
感想・レビュー
10
ナイス
74ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • ゆうじ

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Taizo
絵本。子供向けに書かれているようでいて、味わい深い。1ページごとに、淡々と職業紹介。だが、その職業がなんとも空想的。読んでいるだけで、ワクワクしてくる。そう、仕事はもっと自由でいい。この本みたいに。「仕事舐めてる?」「仕事なんだからサボるな」「ちゃんと仕事しようよ」仕事を矮小化している。もっともっと、発想していい。子供のように。マネタイズとか、しゃらくさい。そして仕事を通じて僕らは繋がっている。そんな繋がり、そして仕事に対する誇り。そんな大切な考え方を教えてくれる。深い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

Taizo
「なぜ北朝鮮は核兵器を手放さないのか?」「なぜアメリカ軍は沖縄に駐留するのか?」「なぜ冷戦時にはベトナムで戦争が起こったのか?」「なぜロシアはウクライナを我が物としたいのか?」「なぜいらんとサウジアラビアは国交を断絶しているのか?」世間を賑わせるこのようなニュースの背景には、地形を反映した歴史と政治的な思惑がある。各国の思惑を理解するのに役立つ補助線、地政学。近年の急上昇ワードなので名前を知っている方は多いと思う。でも実態は?そこで本書。ビジュアル多めで、結局なんでなの?が分かりやすい。マジで面白い。
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Taizo
「既婚女性は子供がいるよりもいないほうが幸せ」「幸せのどん底は48歳」「男性は離婚や死別で幸福度が下がり戻らない」「日本の男性は世界で見ても不幸」。全てこの本でまとめられている、科学論文のサマリ。「幸せ」という主観的な指標であっても、アンケートを使うことで客観的な測定ができることが知られており、その手法を用いて各種結論を導き出しいてる。あくまで統計的な結論なので個々人に当てはまるわけではないが、頭に入れておいてもいいだろう。「結婚して子供を産む」従来の価値基準は幸せに直結するわけではないのだ。
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Taizo
「アメリカに繁栄をもたらした絶対的な強みは?」「なぜオーストラリアは好景気を維持しているか?」「地球で2番目の広さを持つアフリカ大陸なぜ人口が少ないか?」このような疑問は地理を知れば、おおよそ分かる。環境破壊が叫ばれて久しいが、基本的に人類は自然を制御できない。故に、パワーバランスや紛争、経済発展は地形に左右される。学生の頃に習った地理は実体験が乏しいが故に、机上のものだった。働き始め産業を知り、海外に行って現地を肌で感じ、知見も増えた今、社会人こそ学びたい学問、それが地理。入門の一冊として、良い。
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Taizo
現代に存在する「男性蔑視」を可視化した一冊。何らかのハンディキャップを抱えている男性が1,500万人、日本人の8人に1人いることを明らかに。このようなマジョリティにも関わらず、「男性だから自己責任」「ハンディキャップのせいにするのは男らしくない」の言葉で片付けられ、支援の手が差し伸べられていない悲惨な現状。さらに当人自身がこのような価値観を強く内面化しており、自己責任を背負って生きている。そんな社会は健全ではないように思う。価値観の問題だからこそ根強いだろうが、一人一人が認識を変えていきたい。
が「ナイス!」と言っています。
Taizo
僕はまだ、世界のことを何も知らない。そう思って読んでみたけれど、やっぱり何も知らなかった。日本に住んでるとその特殊性にはなかなか目が向かない。島国は世界的にみると少数派で、国境を陸地で接している国家の方が多い。そして世界で見ると日本は大国であることが分かる。世界の絶景も、文化的多様性も、歴史に紐づく史跡も、食事も、民族も、その間の紛争も、知らないことだらけ。まだまだこの世界は広いし、自分の人生も(多分)まだまだ長い。まだ知らない景色を見たい、そんな気持ちになれる、ワクワクする一冊。
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Taizo
著者は千葉雅也さん。「勉強の哲学」に続く身近な哲学考察本。前作に続き、面白い。「センス」というありふれた概念に対してここまで考えるのか、と。センスとは直感的にわかることであり、センスがいいことは模倣をやめることから始まる。直感的にわかるとは、意味を考えることなくリズムで理解するということ。リズムには2パターンある。ビートとうねり。音楽に限らず美術も文学もそう。そしてそのリズムに自分の個性が宿る。こんな感じ。でも要約に意味はない。ぜひ手に取って読んでみて、本書のリズムを感じてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
Taizo
知見が詰まりすぎていてえぐい。濃い。著者はマイクロソフトのエンジニアである牛尾剛さん。世界トップクラスのエンジニアたちと日々共に仕事する中で得られた、その思考法を、余すことなく言語化。天才には書けない一冊。もう何度でも読み返したい。最もグッときたのは「理解に時間をかける」こと。一流は試行錯誤をしない。できれば良い、という態度ではなく、理解に時間をかているから。一度では理解できない。それは一流も同じ。勇気づけられる。焦りこそが、実は理解を妨げている。勇気。そう、勇気をもらえる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
Taizo
絵本。子供向けに書かれているようでいて、味わい深い。1ページごとに、淡々と職業紹介。だが、その職業がなんとも空想的。読んでいるだけで、ワクワクしてくる。そう、仕事はもっと自由でいい。この本みたいに。「仕事舐めてる?」「仕事なんだからサボるな」「ちゃんと仕事しようよ」仕事を矮小化している。もっともっと、発想していい。子供のように。マネタイズとか、しゃらくさい。そして仕事を通じて僕らは繋がっている。そんな繋がり、そして仕事に対する誇り。そんな大切な考え方を教えてくれる。深い。
が「ナイス!」と言っています。
Taizo
加害者家族の専門家である阿部恭子さんによるインタビューを基にしたルポ。「加害者家族」とは有罪判決を受けた人の家族のことで、激しい差別や人権侵害に悩まされているらしい。その調査の中で、学歴は高いものの、それを活かせず生活に困窮する方が多いことに気づいたとのこと。それを「高学歴難民」と呼称。計17人の生々しいインタビューを基に記述されており、心が締め付けられるようなストーリーが多い。自分も博士課程まで進学した身として、非常に共感できる部分ばかり。学歴への固執は、何も生まない。
が「ナイス!」と言っています。
Taizo
小説仕立てでお金の話をわかりやすく解説した一冊。著者は元GSの田内学さん。要旨は3点。①お金自体には価値がない②お金で解決できる問題はない③みんなでお金を貯めても意味がない。そんなバカな、と思うかもしれない。僕もそう思った。でも読み進めていくうちに、真相が分かる。経済・お金の話になると小難しい専門用語が出てきて、大切なはずなのに理解ができない。そんな人にこそおすすめ。お金の意味と、それ自体に価値がないことの意味が分かる。人生の価値観を変える一冊なので早めに読婿とをオススメ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/15(2171日経過)
記録初日
2005/07/01(6933日経過)
読んだ本
1121冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
293377ページ(1日平均42ページ)
感想・レビュー
888件(投稿率79.2%)
本棚
0棚
性別
年齢
32歳
血液型
B型
職業
IT関係
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

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【プロフィール】
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広島の片田舎
→東京大学理科一類
→同大学院物理学専攻(宇宙理論研究室)
→都内企業のデータサイエンティスト

大学生までは漫画か小説しか読まないような人間でしたが、大学院の時に先輩や先生から本を勧められたことで、もろもろのジャンルに興味を持つようになりました


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【趣味嗜好】
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最近は哲学系、社会科学系、宗教系、歴史系に特に興味が出てきてます。
勉強中ですのでオススメの本があれば、ぜひ教えてください。

また、
・仕事関連でデータサイエンス系
・専門だった宇宙含む自然科学系
の本もそこそこ読んでます。
こちらは独断と偏見でオススメ書籍を紹介してます。


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【直近の推薦書】
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■ 歴史系
・それでも日本人は『戦争』を選んだ
・銃・病原菌・鉄

■ 社会科学系
・ふしぎなキリスト教
・世界は贈与でできている

■ 哲学系
・これからの正義の話をしよう
・史上最強の哲学入門
・勉強の哲学

■ 経済系
・父が娘に語る経済の話
・漫画で読破「資本論」「続・資本論」
・ファストアンドスロー
・新・観光立国論

■ サイエンス系
・時間は存在しない
・宇宙と宇宙をつなぐ数式

■ 小説
・さよならの言い方なんて知らない

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