作者のことを何も知らず、お年寄りの散歩のエッセイくらいに思って軽く手に取り読みだしたが、全然思っているのと違った。現代を生きるお年寄りと、それを取り巻く設定が面白く、それぞれの人や新平さんの散歩コースもリアルで生き生きと存在を感じる。話の進め方や終わらせ方も良かった。巻末を見ると、納得の芥川賞作家。

作者のことを何も知らず、お年寄りの散歩のエッセイくらいに思って軽く手に取り読みだしたが、全然思っているのと違った。現代を生きるお年寄りと、それを取り巻く設定が面白く、それぞれの人や新平さんの散歩コースもリアルで生き生きと存在を感じる。話の進め方や終わらせ方も良かった。巻末を見ると、納得の芥川賞作家。