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2024年4月の読書メーターまとめ

さくら★もち
読んだ本
10
読んだページ
3156ページ
感想・レビュー
10
ナイス
396ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入り登録
1

  • Y.yamabuki

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • Y.yamabuki

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さくら★もち
ネタバレ加賀恭一郎シリーズ2作目。刑事となった加賀が名門バレエ団で起きる連続殺人事件に挑む。バレエ団への深夜の侵入者の撲殺と演出家の注射針による毒殺。接点が全く見えない状況から徐々に明らかとなる人間関係とそれぞれの抱える事情に、驚きとともに胸が痛んだ。舞台上で輝きたいという思いを強く持ち演技者としてより高みを目指し、休みなく鍛錬を重ね、恋愛も飲食も諦めて文字どおりすべてを犠牲にして踊り続ける女性たちの狂気に圧倒された。そんな女性に魅了された加賀の思いが溢れ出すラストには、ちょっぴりキュンとさせられてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

さくら★もち
ネタバレ不可能なトリックを暴くことが専門のタートルネック男子・倒理と、不可解な事象の理由を解明することが専門のメガネ男子・氷雨。決して仲良くは見えないけど、信頼し合っていることが丸わかりな探偵2人がタッグを組んで事件に挑む。駄菓子大好き女刑事の穿地やお料理上手事務の薬子も含め、とにかくキャラクターが良い!そして短編なので推理がテンポ良く展開されて楽しかった。7編の短編どれもお見事な謎解きでもっと彼らの推理を追いかけたくなったし、大学時代のかつてのゼミ仲間・美影の登場で彼らの過去にも強い興味が湧いた。続編も読むぞ!
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ三越が舞台のアンソロジー。長い歴史を持つ百貨店だからこそ起きるかもしれないファンタジックな奇跡に楽しませて貰えた。私は三越にはあまり馴染みがないし百貨店よりショッピングモールを利用することの方が多いけど、この作品を読んで子どもの頃地元の百貨店の高層階の食堂でお子様ランチやパフェ食べたなとか、屋上遊園地でパンダの乗り物乗ったなとか、ノスタルジーな気持ちが呼び起こされて嬉しくなった。エレベーターでのめぐり逢いが優しすぎる辻村さんの作品が好み。そして伊坂さんの作品の溢れ出るユーモアはやっぱり読み心地良しでした。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ複雑に絡まり合う男女の恋愛事情。熱量に差はあれど皆それぞれ相手への執着があるのに、別に気にしてないよ、なんなら気付いてないよみたいに振る舞う。そして別の人を拠り所として心の隙間を誤魔化し、自分の本当の気持ちがわからなくなる。何やってんだアホかと思うけど、自分を見失うほどの拭いきれない寂しさや怒りが文章の中に溢れていて、彼らの感情の揺らぎから目を離すことができなかった。やがて迎えるそれぞれの決断の時。春名の「どうしてあたし、今ここにいるんだろう。」という言葉に、すべては遠くに去ったのだなぁとしみじみ思う。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ理屈っぽい理系男子・涼太と自分に自信を持てない控えめ女子・寿莉が、菓子職人を志す仲間たちと製菓学校で共に学び刺激し合いながら、自分の可能性に挑戦する物語。幾通りもある餡子の作り方や美しい曲線や質感の和菓子の描写は興味深いし、励まし合う仲間たちの友情も良かった。お菓子で人を喜ばせるため、自分の思いを形にするためにひとつずつできることをやってみる若者たちのチャレンジ精神が素晴らしい。読んでて前向きな気持ちになれたし面白かったけど、涼太のクセ強キャラは好き嫌いが分かれるかも。良い人ではあるんだけどね。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ筋トレ小説という強いワードに惹かれて手に取った1冊。面白かった!日々プランを立てて体を鍛えるU野は、ボディ・ビル大会に出場することになる。自分の肉体をいかにいじめ抜き、美しく魅せるか。筋トレ、減量、脱毛に日サロにピーリングに初ピアスにハイヒール着用と、「女性らしいナチュラルな筋肉美」を目指した膨大なタスクに挑む姿が力強くかつ不満げでホント女って大変だなと感じた。自分がなりたい自分を目指して頑張る。でもやはり他者の目を意識してしまう。私もそんな女性のひとりだからこそ、大会のU野の潔さに大きな拍手を送りたい。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ小惑星の衝突で1ヶ月後に地球が滅亡する。世界の荒廃ぶりが凄まじく、リアルに感じられる作品だった。生き延びるための困難を引き受け、子どもになるべく汚いものを見せず、友樹と雪絵が子どもらしく居られるよう守り続ける信士と静香。その思いを受け止めて、決して消えない寂しさを抱える雪絵の傍で優しきヒーローで在り続ける友樹。そこには確かに幸福があって、だからこそ心が締め付けられた。何もかも無意味に感じられるほどの絶望を前にした時、私はどう考え行動するんだろう。怖さとともに、生きることの意味を考えさせられる1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ加賀恭一郎シリーズ2作目。刑事となった加賀が名門バレエ団で起きる連続殺人事件に挑む。バレエ団への深夜の侵入者の撲殺と演出家の注射針による毒殺。接点が全く見えない状況から徐々に明らかとなる人間関係とそれぞれの抱える事情に、驚きとともに胸が痛んだ。舞台上で輝きたいという思いを強く持ち演技者としてより高みを目指し、休みなく鍛錬を重ね、恋愛も飲食も諦めて文字どおりすべてを犠牲にして踊り続ける女性たちの狂気に圧倒された。そんな女性に魅了された加賀の思いが溢れ出すラストには、ちょっぴりキュンとさせられてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ誰もが一目を置き周りから「神さま」と呼ばれる小学生・水谷くん。主人公の「僕」は、祖父の大切な桜の花の塩漬けと水谷が拾った猫をきっかけに、彼への信頼を深めていく。小学生の周りで起きる日常の謎を解決していく少年探偵的な物語で面白かったけど、とある問題を抱える少女・川上さんが居ることで、物語に暗い影が落ちて辛いものがあった。失敗したり後悔しても、覚悟を持って目の前の問題に取り組む水谷くんの責任感は凄い。でも周囲の期待に応えているうちに、大人を頼り信じることができなくなっちゃったんじゃないかと思うと苦しくなった。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレとある町で生まれたいくつかの恋が複雑に絡み合うドタバタファンタジー活劇。私は魔法使いだと嘘をつき恋を諦めさせようとする女子や、フェロモンダダ漏れのモテ男、ブラック企業をクビになりたいのになぜか出世しまくるサラリーマンといった個性的なキャラクターと、ロボットや嘘発見器、フェロモン調整薬などラノベ的アイテムに隠された伏線が、最終章のエキサイティング展開の中でしっかり回収されてて楽しかった。ある者は恋が成就し、ある者は別れる。ラウンドアバウトをぐるぐると回らされた彼らの恋の行方は…軽い気持ちで読める1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
さくら★もち
ネタバレ三ツ矢&田所シリーズ3作目。今回も物語にぐいぐい引き込まれた。現代の東京の殺人&行方不明事件と、30年前の北海道の離島で起きた様々な事件。何がどう繋がるのか真相を知りたいけど、読めば読むほど閉鎖的な環境に置かれた登場人物たちの破滅の匂いがぷんぷんしてきてページをめくるのが怖かった。偶然が重ならなかったら違う未来があったかもしれないのに。苦しいし悔しい。不幸と悲劇の連鎖に重い気持ちになったけど、三ツ矢刑事の言動に振り回されながら健気に動く田所刑事の犬系男子っぷりは唯一の癒しだった。続編待ってます!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/19(2114日経過)
記録初日
2018/07/22(2111日経過)
読んだ本
671冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
221186ページ(1日平均104ページ)
感想・レビュー
671件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
茨城県
自己紹介

物語を読むのが大好きです。
グルメ、お仕事、ミステリ、そしてプロレス関連の物語が特に好みですが、ジャンルを問わず読みたいものを気ままに読んでいます。

本は紙で読みたい派!です。文庫派です。
文庫新刊をしばらく温めてしまう傾向あり。
マイルールとして「積読本は20冊まで」と決めています。

いつもみなさんの選書やレビューに、読書欲をビシビシ刺激されています!感謝(*´ω`人)

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