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2024年10月の読書メーターまとめ

さくら★もち
読んだ本
12
読んだページ
3841ページ
感想・レビュー
12
ナイス
577ナイス

2024年10月に読んだ本
12

2024年10月のお気に入り登録
2

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2024年10月のお気に入られ登録
3

  • さら
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さくら★もち
ネタバレ本に纏わる短編集。本の存在が何か因縁めいたものになっている状況で、登場人物たちが抱く喜怒哀楽様々な思いに胸がいっぱいになって、うぉー!と叫び出したくなった。特別な本には特別な思い出が宿るし、本で人と人が繋がることがあればなおのこと。本への思いがより深くなる甘く切なくじんわり沁みる短編集だった。好みの本が似ている男女の恋の終わりを描いた「彼と私の本棚」が切なくて好き。本は世界への扉だとする「ミツザワ書店」のおばあさんの思いには、本好きとして共感しかない。角田さんと本との関係を覗ける巻末のエッセイも良かった♡
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

さくら★もち

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が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
12

さくら★もち
ネタバレシリーズ3作目。今回は今までの1話ごとにほっとできる感じではなく、悩める女性4人と常連の睦子さん、そして店主のそろりさんもずっとモヤモヤを抱えていて、最後にそれぞれが人生にわずかな光を見出すような物語展開だったせいかいつもより読むのがしんどかった。物事の価値観は人それぞれで、ついていけない、私にはできないと思うことがある。時流に乗ろうと頑張ってみることも必要かもしれないけど、もしダメなら彼らのようにそういうものから距離を置いてひとやすみしてもいいのかもしれないな。私も自分の機嫌は自分で取ろうっと。
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さくら★もち
ネタバレ小伝馬町で40代女性が殺害された。殺害現場に残された数々の痕跡に隠された真相を求め、日本橋署勤務となった加賀がこの町の新参者として捜査に乗り出す。下町で暮らす人々の人情から生まれる小さな嘘やちょっとした罪が少しずつ殺人事件に関わっている全9章の物語なので、各章ごとに人情味あふれる展開と意外な事実があって連作短編としても楽しめて面白かった。「事件で傷ついた人がいればその人も被害者。そんな人を救う手立てを探すのも刑事の仕事。」加賀の丁寧な心遣いの積み重ねによる事件の帰結に感動で胸いっぱい。大好きな1冊です。
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さくら★もち
ネタバレ大学の男子寮の寮生代表になった日本人大学生・ヒデ。日本のカルチャーに興味津々な日本ダイスキ外国人留学生・ケビン。寮で同室になった縁で行動を共にするふたりがバディとなり行く先々で起きる様々な難事件の謎を解くお話。随所にそんなことできるかいなと感じる捜査やトリックが満載だったけど、日本の名物の特徴を活かした事件展開や、ケビンの感情豊かなリアクションと「ミョーデス」の決め台詞、アメリカナイズな女刑事・撫子のクセの強さにじわじわとハマって楽しく読めた。ケビンを通して日本を違う角度から見れて新鮮。続編も楽しみ!
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さくら★もち
ネタバレ廃墟と化した山奥の地下建築に10人が閉じ込められる密室ミステリ。地下3階からジワジワ忍び寄る浸水の恐怖から物語全体に陰鬱さと湿り気を感じてブルブル。「皆が生き残るために誰か1人を犠牲にしなければならない」というアルマゲドン的状況で、話し合いを避けるための単独行動から予期せぬ殺人が起きる展開は、一体誰が何のために?と疑問だらけでワクワクが止まらず一気読みしてしまった。ラストに衝撃があるのはわかってたので犯人確定後の展開は読めたけど、それでも凄く面白くて大満足!犯人の周到さには参りました、としか言えませんな。
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さくら★もち
ネタバレ老いと若さの間、それが40代。父の死をきっかけに、父が所有するアパート・花桃館の大家となった43歳独身の茜が、個性的な住人たちと関わりながら自分の人生を見つめ直し、まだ見ぬ未来への可能性を切り拓く物語。ちょうど同年代の女性が主人公ということで、ここのところ急にガタがきた自分の体のこと、日々のちょっとした不安や疑問など共感する部分もあって見につまされた。厄介で憂いを帯びた茜や住人たちが、自分なりに頑張って生き、少しだけ互いに気にかけ合う姿を見てると、人生捨てたもんじゃないなと思え、元気が貰えた。
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さくら★もち
ネタバレ本に纏わる短編集。本の存在が何か因縁めいたものになっている状況で、登場人物たちが抱く喜怒哀楽様々な思いに胸がいっぱいになって、うぉー!と叫び出したくなった。特別な本には特別な思い出が宿るし、本で人と人が繋がることがあればなおのこと。本への思いがより深くなる甘く切なくじんわり沁みる短編集だった。好みの本が似ている男女の恋の終わりを描いた「彼と私の本棚」が切なくて好き。本は世界への扉だとする「ミツザワ書店」のおばあさんの思いには、本好きとして共感しかない。角田さんと本との関係を覗ける巻末のエッセイも良かった♡
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さくら★もち
ネタバレ大阪の中華料理店・戸村飯店の息子ヘイスケとコウスケは、東京と大阪それぞれの場所で日々を生き、人の意見に耳を傾けながら自分を見つめ直し、今自分がどうしたいのか、そのために何をすべきなのかに気付いていく。離れていても互いに意識し、嫉妬も尊敬もし合う兄弟の関係が良かった。一見無為な日々の中でも、働く場所の評判を少しでも良くしようとしたり、学校行事を全力で頑張ったり、人と深い関係を築いたり、しっかり生きて青春してるふたりが眩しい。外の世界を知ったふたりは、さらに大きく成長するに違いない。ふたりの未来が楽しみだ!
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さくら★もち
ネタバレ書店のポップに引き寄せられ手に取った1冊。保険会社のCMに抜擢された絵に書いたような幸せな5人家族の連続不審死の真相が気になるジュブナイル小説。他殺か事故か自殺か。ある不気味な唄になぞらえてひとり、またひとりと犠牲になっていく家族の日々が残された少年によって語られる。親身になる大人の白々しさ、妙に大人びていて聡明な姉の言動、そして何らかの闇を抱えているに違いない少年の淡々とした語りが気持ち悪かった。誤魔化されたひとつの罪せいで、身を滅ぼすことになるとは…。あぁ怖い。子どもに読ませるのはちょっと抵抗あり。
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さくら★もち
ネタバレ児童養護施設で育った成美は、恩師が作ってくれた思い出のカレーの味を追い求めカレー作りに没頭する。1軒のカレー屋さんに出逢い店を手伝ううちに、店を切り盛りする上での理想と現実のギャップ、客へのサービスや従業員との関わり方の難しさに悩むことで、味の追求だけで自己完結していた成美の生活と気持ちが目まぐるしく変化していって、だいぶスパイスが効いてるお話しだった。人に仕事を任せることも人の作る食事を口に運ぶことも、信頼の上に成り立つことなんだよなと実感。限定カレーの告知内容に食欲がそそられる。あー、カレー食べたい。
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さくら★もち
ネタバレ背筋さんの著作を読んでみたかったのと、書店でドドンと推されてたので、興味本位で手に取ってみた。大学生が軽いノリで心霊スポットである呪いの木がある墓地に向かい、肝試しをしたらまさかの事態に、というお話。噂話に尾ひれがつくのは世の常。良いことも悪いことも口伝えを経たらあらぬ方向へねじ曲がってしまい、さらに良いもの、悪いものを呼び寄せてしまうことがある。そういう恐怖をひたひたと感じた。うーん、なんか感想書くことすら怖いわ。口は災いのもとなので、私の話はこれで終わりです。ありがとうございました。
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さくら★もち
6編からなる短編集。読む順番はアナタ次第!という面白い趣向に乗っかって、631452の順番で読んでみた。共通の人物が複数の短編に出てくるので、その人の過去に何があったのか、あるいはその人の未来に何が起きるのかを知っているかどうかによってその人物の印象や出来事に対する感じ方がガラリと変わったり、示された事情や出来事が読む順番によって伏線になったりするのが斬新で面白かった。自分の読み順に満足!なかなか経験できない貴重な読書体験ができて嬉しかった。道尾さんがもしまた同じ趣向で短編集を書いてくれたら絶対読みたい。
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さくら★もち
ネタバレ生活安全課の対応の遅れにより防げなかったストーカー殺人。遅れた理由は慰安旅行だった。意図せずその情報を親友の新聞記者・千佳に流してしまった警察事務の泉は、千佳が秘密を洩らしたのではないかと疑う。疑惑を晴らすべく動いた千佳は、数日後遺体となって発見され…というお話。親友の死の真相を追う泉と同期の磯川が不可解な人と物事の繋がりに気づき、やがて警察内部の見えない圧力と事件に隠された陰謀に辿り着く展開が面白かった。色々都合よくない?胡散臭と思ってたらやはり…。公安VS刑事。現実でもあるのかねぇ。泉の今後に期待大!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/19(2321日経過)
記録初日
2018/07/22(2318日経過)
読んだ本
741冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
243877ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
741件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
茨城県
自己紹介

物語を読むのが大好きです。
グルメ、お仕事、ミステリ、そしてプロレス関連の物語が特に好みですが、ジャンルを問わず読みたいものを気ままに読んでいます。

本は紙で読みたい派!です。文庫派です。
文庫新刊をしばらく温めてしまう傾向あり。
マイルールとして「積読本は20冊まで」と決めています。

いつもみなさんの選書やレビューに、読書欲をビシビシ刺激されています!感謝(*´ω`人)

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