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2024年5月の読書メーターまとめ

Kassy
読んだ本
9
読んだページ
2950ページ
感想・レビュー
9
ナイス
103ナイス

2024年5月に読んだ本
9

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kassy
ネタバレ思惑通りに惑わされ、全く予期できなかった。通り過ぎるだけだった様々な伏線をしっかり記憶させる文章の巧みさが、終盤彼らの「月の表面」を詳らかにするのを目の当たりにし感服。嶌を犯人だと認識した瞬間からそういう目でしかみられなくなり嫌な子に感じてしまう、その「体験」をまざまざとさせられた。嫌なやつな目線で見ればそうなるし事実を知ればそれはひっくり返る。波多野の手紙はうるっとした。最後の腹黒の見せ方も秀逸。就活の闇、人間関係のあるあるへの視点や問題提起もおもしろく想像力と創造力に平伏。スッキリした読後感👏
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
9

Kassy
ネタバレ初めはふわふわした面白い文章だなと思ってたけど、途中から真面目に読んでたら夢だったり妄想だったり現実感のない白昼夢を見させられているようで戸惑ってしまった・・わかっていて読んだらまた違ったかも?読んだことはなかったけどタイトルがすごく印象的で聞いたことがあった。話題になった本かな?
Kassy
ネタバレ愛と憎しみ。神と信仰。偶然と運命。読んだばかりの「沈黙」もちらつく。所々ハッとする文章があったけど通り過ぎてしまった。こんなに昔から人は偶然に意味を見出したくなっちゃうんだ。存在しないとわかっているのに証明できない、存在しないのにぶつけてしまう憎しみ、体のあるものへの愛、執着の対比も面白かった。国語の授業とかで第三者の力を借りて読み込みしたい。もっかい読むにはなんかのあと押し必要だ、、主人公2人が重すぎる。(→宗教のしがらみなのね)「存在の〜」もよぎった、そっちは時を開けてまた読めるんだけどなぁ。
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Kassy
ネタバレフィクションだって言うてる割に実在のあれこれを想像させる書き方で、作品としてることにもやもや止まず、小説を書きたいなら自分の頭で考えて物語を編み出すべきだし一企業の何かを暴きたいならジャーナリストとして正々堂々顔出して描くべき。ジャーナリストとして大成しないからこんなことでお金稼いでるのかしら(想像)と思っちゃう。三銃士の誰がどうしたこうした、のあたりは面白さ感じられず、森製作所の顛末だけはムネアツだった。
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Kassy
ネタバレドラマ1話だけみて再読。江國作品の女性達は何度も読むうちに完璧に頭の中に「いる」ので現実世界にはいない。だから実写化されると誰になっても違和感。板谷由夏さん好きだけど絶対!詩史じゃない(どっちかっていうと透の母)男の子が二人ともJの人だけど彼らも違う。それでいうなら透は松村北斗、耕二は菊池風磨でイメージしたらしっくり(知らんけど)ガラスケースの中の恋愛にしっくりこなくて、江國作品の中で東京タワーは再読回数は少なめ。生々しく自分の生を生きる姿はリアルで映画のようで、東京タワーに見守られる街は雨の匂いがした。
が「ナイス!」と言っています。
Kassy
ネタバレ最近、ゲーム観戦しているみたいだなと思った読書体験があり、江國さんのは絵を見ている様だなと感じた。前はもっと内面や彼らの人生に入り込めたんだけど最近はそれがあまり立体的ではなくて、観ている間は空気が色濃く変わるものの絵の前から離れるともやのようにかすんでしまう。川が持つ澱みなさとか、流れゆく様「しかも元の水にあらず」なイメージを想起させ、読み終わりはさみしくなってしまった。オランダの太陽が降り注ぐ夏、川遊びがとことん好きな人たちの明るいイメージが刹那的に浮かんで懐かしく一瞬深くまで潜れた瞬間があった。
が「ナイス!」と言っています。
Kassy
ネタバレ思惑通りに惑わされ、全く予期できなかった。通り過ぎるだけだった様々な伏線をしっかり記憶させる文章の巧みさが、終盤彼らの「月の表面」を詳らかにするのを目の当たりにし感服。嶌を犯人だと認識した瞬間からそういう目でしかみられなくなり嫌な子に感じてしまう、その「体験」をまざまざとさせられた。嫌なやつな目線で見ればそうなるし事実を知ればそれはひっくり返る。波多野の手紙はうるっとした。最後の腹黒の見せ方も秀逸。就活の闇、人間関係のあるあるへの視点や問題提起もおもしろく想像力と創造力に平伏。スッキリした読後感👏
が「ナイス!」と言っています。
Kassy
ネタバレ『お日柄』の良さが全くわからなかったのでずっと敬遠してた原田マハさん。ルソーや芸術の世界にグッと引き込まれたし、グラバーの正体とかオリエとティムの絵の前での再会にもじーんとした。が冷静に考えれば、世界の一流の専門家/キュレーターがどこの誰のものともわからない小説を読んで(しかも1日一章と言う謎の制約)真贋を決めるなんて・・物語としてはすごく面白かったんだけど、『夢』を題材にしたフィクションにしては考え込んじゃうこともあってうまくのめり込めない瞬間があった。でもうまくまとまっていて読後感がいい。
が「ナイス!」と言っています。
Kassy
ネタバレ引き込まれ半日で読み終わる。ミステリーみたいな感覚があるので、大きな転結を勝手に期待する。前に知らされてもそれを含めて愛せただろうか。社会と関わらず核家族と言う単位だけで静かに幸せに暮らせる時変わる選択肢はあると思うんだよな。加害者遺族の権利と被害者遺族の終わらない苦しみの交差を想うとただただ静かに幸せに暮らせた数年には、言葉はなく手を合わせたい気持ち。りえも香織も強くて優しいけど、守るべき者があったらそうとばかりも言えない現実。ゆうとも全てを知った後りえとの最後の会話に救われる。戸籍のロンダリング・・・
が「ナイス!」と言っています。
Kassy
ネタバレなんで借りたんや・・と思いながらなんとか読み切った!ルーツへの興味かぁ。ここまで横につながりが広いと(お父さんの兄弟、お母さんの兄弟ずらーり)親戚への感覚って違うものがあるんだろうなぁ、「一族」みたいな意識とか。海の人山の人の感覚も面白かった。好きなものや生き方に影響する地域、場所、どこに暮らすかどこに生まれるかは確かに生を揺らす。しかし自分のルーツ調べが本になるってすごい。時々どういう気持ちでこの本に対峙すればいいのかわからなくなった笑
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/21(2169日経過)
記録初日
2018/07/21(2169日経過)
読んだ本
236冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
77222ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
195件(投稿率82.6%)
本棚
1棚
自己紹介

記録。『読書は自分との対話である』



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