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2024年3月の読書メーターまとめ

hiro 17
読んだ本
4
読んだページ
726ページ
感想・レビュー
4
ナイス
16ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

hiro 17
友人と海岸に名物の蜃気楼を見に行くという短編だが、作品からどことなく漱石の空気を感じた。「『芋粥』の校正刷を読んでもらった」との記述があったので随筆のようなものなのだろう。暗闇でも認識できる各々の顔は認知内、顔以外は認知の外。マッチをつけると認知の範囲が広がる。そんな下りが印象的だった。「新時代」の二人はこのテーマとは関係ないのだろうか?
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/24 13:58

漱石の作品との比較は、日本文学の古典に対する敬意と理解を感じさせます。特に、暗闇の中での認知の限界と、マッチをつけた時の認知の拡大という描写は、読者の想像力を掻き立てる素晴らしい表現です。

hiro 17
2024/03/24 15:09

コメントありがとうございます。漱石っぽいというのは本当に何となく感じた程度なので少々恥ずかしいですが。「蜃気楼」というあいまいなものを見に行ったからこそ、そういう「認識」というものに芥川自身が目を向ける機会ができた、ということだったのかもしれませんね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

hiro 17
創元SF短編賞受賞作。従来はこういった作品は同等の作品を集めた短編集として出版される(かもしれない)が、1編のみで電子書籍で販売されるというのは良い時代になったと感じる。 さて。宇宙船が時空転移する際の人間の体感との「ラグ」が七十四秒。人間には感じられない七十四秒の空隙を守るためのAI、襲う海賊AI。主に守護AIの視点で描かれる本作は短編ながらも必要十分な描写がなされている。不足を感じず、クドくもない見事な塩梅。物語の最後にちょっとした驚きとともに小さな陽だまりのような何かをくれる、良い作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
hiro 17
友人と海岸に名物の蜃気楼を見に行くという短編だが、作品からどことなく漱石の空気を感じた。「『芋粥』の校正刷を読んでもらった」との記述があったので随筆のようなものなのだろう。暗闇でも認識できる各々の顔は認知内、顔以外は認知の外。マッチをつけると認知の範囲が広がる。そんな下りが印象的だった。「新時代」の二人はこのテーマとは関係ないのだろうか?
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/24 13:58

漱石の作品との比較は、日本文学の古典に対する敬意と理解を感じさせます。特に、暗闇の中での認知の限界と、マッチをつけた時の認知の拡大という描写は、読者の想像力を掻き立てる素晴らしい表現です。

hiro 17
2024/03/24 15:09

コメントありがとうございます。漱石っぽいというのは本当に何となく感じた程度なので少々恥ずかしいですが。「蜃気楼」というあいまいなものを見に行ったからこそ、そういう「認識」というものに芥川自身が目を向ける機会ができた、ということだったのかもしれませんね。

が「ナイス!」と言っています。
hiro 17
マンガ版は2巻の内容までで、ここからは完全に初見の展開となり少々不安があったが杞憂だった。今回は政治的な話から再度始まる戦争の序盤で、新たに配属された軍での部隊の編制が細かく描かれる。都度、新城の心理描写がされるので軍記物にもかかわらず感情を乗せやすい。一時の平和から一転、早くも戦線が開かれる。 映像が無いために弊害として、天龍の大きさが分からなくなってきた。森へ一緒に入ってきたりテントに半分入ってきたりと、ひょっとして想像より小さいのでは?
が「ナイス!」と言っています。
hiro 17
アガサクリスティー4冊目。誰もが知る有名作だが詳細はなにも知らなかった。表題から西村京太郎っぽい時刻表ミステリをなんとなく連想していたが、どちらかというとクローズドサークルの分類。結末は「さすがの有名作」と思わせる展開で読者の意表を突いてくる。おもしろい。 ポアロ作品はちょいちょい英語ではない表現をルビ表記でアピールしてくるが特に本作では他言語の判別がしにくく、日本語で読むのは邪道のようにも感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/08/13(2086日経過)
記録初日
2018/08/07(2092日経過)
読んだ本
214冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
47754ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
189件(投稿率88.3%)
本棚
5棚
性別
現住所
大阪府
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