現代の資本主義社会の問題点を明らかにした上で、その超克方法として、マルクスの資本論をもとにコミュニズム論を展開している。 長時間労働のサラリーマンとして働く我が身にも響く内容である一方で、提案されている方法論はかなり大胆かつ個人レベルで実践できるものではないため、空疎にも感じてしまう。 どこまでも資本主義から逃れられない我々に別の形のより理想的な社会を提示してくれる一冊

現代の資本主義社会の問題点を明らかにした上で、その超克方法として、マルクスの資本論をもとにコミュニズム論を展開している。 長時間労働のサラリーマンとして働く我が身にも響く内容である一方で、提案されている方法論はかなり大胆かつ個人レベルで実践できるものではないため、空疎にも感じてしまう。 どこまでも資本主義から逃れられない我々に別の形のより理想的な社会を提示してくれる一冊

宮﨑駿の「君たちはどう生きるか」において、影響を受けた本だとあったため読んでみた。 ストーリーはいわゆる少年の冒険物であるが、大まかな構成が映画と共通していた。骨格を映画に使い中身は宮﨑駿が好きなものを詰め込んだ感じである。