ネタバレAmeさん関係の話がどれも良い。一部自分で原因つくって自分で解決しているような気もするけれど、それでも、ギターで想いを伝え、心を動かす様はまさにギターヒーロー。その後すぐ調子に乗っちゃうのはご愛嬌。最後、自分たちの曲の弾いてみた動画をあげていたけれど、あれはぼっちちゃんの方針的にいいのだろうか。バズった曲を弾いた判定だからセーフなのか。

ネタバレ家族を支配し、精神的苦痛を与え、そのことに喜びを見出す母。彼女の死を喜ぶ者はいても、悲しむ者は誰もいない。なるほど、これは『オリエント急行の殺人』的な方向にもって行くのだな、と思いながら読み進める。が、「殺人は決して許しません」と推理を始めるポアロに「おや？」となる。意外というより唐突な感じのする犯人。ちょっと考えがあるといい、犯人のいる部屋の隣で推理を披露するポアロ。結果、それを聞いた犯人は自殺。殺人は決して許さない、と言っておきながら、これはどうなのか。

ネタバレ由利先生もの3編。「蝶々殺人事件」:興奮するとガリガリと小鬢をこする癖がある等々力警部。金田一かな。由利先生の妻については、角川文庫『幻の女』収録の「カルメンの死」でネタバレくらっていたせいで驚きが得られず。読者への挑戦あり。「蜘蛛と百合」:籠絡されかける三津木くん。まさかのボクっ娘美少女登場。時代の先をいっているな、横溝先生。「薔薇と鬱金香」:死を偽装する薬と再び生命の灯を吹き込む薬。ガラス箱の中で眠っていた堀見三郎は結局どうなったのか。

ネタバレTM・リー先生とサバ・ザ・ハットのせいで、雷の竜の卵の詳細や、モモンの潜入作戦などの真面目な話が頭に入ってこない。何してんだ先生。