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2024年4月の読書メーターまとめ

choku70
読んだ本
4
読んだページ
1056ページ
感想・レビュー
4
ナイス
38ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

choku70
なかなかに救いようのない話だった。生活保護の不正受給者へ厳しいまなざしを向けているようでいて、嶺本や金井の生活保護への考え方はまっとうと感じられた。自分とは縁のない、遠いところの話と捉える人が大半かもしれない。けれど、「板子一枚下は地獄」を地で行くように、この世界で生きていくということは、ちょっとしたきっかけでそうなってしまう可能性もあるということを考えさせる、ヒヤリとした読書体験でもあった。愛美の、きっと踏みとどまるチャンスはいくつもあった…からのモノローグにうなずき。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

choku70
なかなかに救いようのない話だった。生活保護の不正受給者へ厳しいまなざしを向けているようでいて、嶺本や金井の生活保護への考え方はまっとうと感じられた。自分とは縁のない、遠いところの話と捉える人が大半かもしれない。けれど、「板子一枚下は地獄」を地で行くように、この世界で生きていくということは、ちょっとしたきっかけでそうなってしまう可能性もあるということを考えさせる、ヒヤリとした読書体験でもあった。愛美の、きっと踏みとどまるチャンスはいくつもあった…からのモノローグにうなずき。
が「ナイス!」と言っています。
choku70
こんなにも文学と語学に首までつかって、その滋味を味わえる歓びが読む身にも伝わってきて。学ぶこと、考えることを突き詰めた先のアントーノフ先生との関係も手に汗にぎり。◆だって、私はひとりではなかった。そしてこの先もずっと、永久にひとりになることはない。いつのまにか、かつての自分といまの自分はまったくの別人というくらい、私の内面は変わっていた。私を変えた人はこれからもずっと、私を構成する最も重要な要素であり続けるだろう。(p.208)
が「ナイス!」と言っています。
choku70
関ヶ原合戦に関する最近の新説を丁寧に覆していく。小山評定はなかった→あった、関ヶ原合戦は開始すぐに終了→夜明けから昼頃まで続いた、直江状は偽書→実在、など。ただ、ポイントはスタンスの違い。一次史料、二次史料をどこまで使いどう料理するか。この二次史料は真実らしい、というさじ加減は専門家でないと判断つかない感触で、一読者には是非を判断できない。ある説をとるとらないは、そのさじ加減に左右される印象を持った。西軍二段階決起説は著者の立論の肝で、鮮やかな手つきの論証と見受けられた。
が「ナイス!」と言っています。
choku70
父の来歴を語りつつ、ほんのちょっとした偶然が重なって自分が産み落とされてここにいること、雨粒の一つ一つのように固有ではあるけれどかわりのきく存在であること、しかし一滴の雨水なりの思いがあることを噛み締めるところが深く記憶にとどまる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/07(2055日経過)
記録初日
2023/11/05(200日経過)
読んだ本
41冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
10698ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
41件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
性別
URL/ブログ
https://twitter.com/choku70
自己紹介

主戦場はブクログ。Id:chokusunaでやってます。読書メーターにはブクログからの抜粋をのせてます。◆札幌在住 。好きな読書会は「雨デモ晴レテモ」「agora book club」です◆カフェめぐり、本屋めぐり、オスマン帝国、トルコ共和国を愛して止まないです。好き→三浦しをん、高野秀行、北海の魔獣あざらしさん、田素弘「紛争でしたら八田まで」、ウォン・カーウァイ監督「恋する惑星」、「オネアミスの翼」。

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