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2026年7月の読書メーターまとめ

Takashi Matsubara
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8
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3690ページ
感想・レビュー
6
ナイス
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2026年7月に読んだ本
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2026年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Takashi Matsubara
リアルとファンタジーが混在し、互いに呼応しながら一体化する村上ワールドが再現された。守護天使に導かれながら、邪悪なるシロアリの女王を無きものにすることで母と娘の関係が快復していく。「あなたはあなた自身の世界の物語の中心にいる」夏帆はまさに主人公として自分自身の世界と母を救い出すために果敢に決死の思いで行動する。夏帆を取り巻く深刻な混乱の物語は完結し、魅力的だったファンタジーの登場人物が皆いなくなり、悲しいながらも夏帆はそこに原因と結果の等価性を見いだせる静謐な日常を取り戻したのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2026年7月の感想・レビュー一覧
6

Takashi Matsubara
あまりの展開の面白さに下巻を2日間で一気読みした。ファブリスとクレリアとの禁じられた愛を巡る心の動きが細かく描かれる。特に牢獄でのやりとりと脱獄に至るストーリーの流れは緊迫感もありスタンダールの力量を余す所なく感じ取れる。凄まじい熱量で語られる物語が結末となると実にあっけなく客観的事実の報告のように終了してしまうのは深刻な結果だっただけに意外だったが、ファブリスだけでなくスタンダール自身もこの高濃度に圧縮された激しく変転する政略と陰謀と恋愛に満ち溢れたドラマに燃え尽きてしまったのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
ボーヴォワールが老いを刊行して60年近く経っており、老人を取り巻く環境や社会制度が大きく変わってしまっており現代の観点から見て違和感のある部分もあるが、老いを社会の問題として捉えその真相を追究した内容は傾聴に値し、この部分を上野さんが分かりやすく解説してくれている。一番変わってきたのは今や、社会的老い、文化的老いの方が生理的老いより先に来るようになってしまったところ。元気で長生きゆするがゆえに心理的老いとのギャップが深まり、アイデンティティの危機の訪れが当時と比べると早期化していると思う。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
若さゆえの熱に浮かされ向こう見ずで大胆、直情的な行動家であるファブリスが繰り広げる出世あり、恋愛あり、決闘あり、警察に追われる展開ありの波乱の物語も前半が終わった。嫉妬に狂うモスカ伯爵の心理の動きの描写はあまりにリアルで小説世界に吸い込まれていく。ジュリアン・ソレルは上流社会を目指して成り上がっていったが、ファブリスは城持ちの名門貴族の出身。苦労もコンプレックスも知らず後先考えず気持ちの赴くまま行動する。ナポレオン軍に身を投じ、女優や歌姫との危険なレンアイにのめり込み騒動を巻き起こすが、最後には救われる。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
途中まで読んであまりに入れ替り立ち替り登場してくる人物の多さに辟易して半年以上中断していたが、ふと手に取って読み始めたらいきなり面白くなってその後一気に読み切った。後半から終盤にかけて怒涛の展開、ナナのあまりの奔放さ、欲望を追求する圧倒的なパワー、関係した男達をとことん破滅させる悪魔性にめまいがする思いだった。ミュファ伯爵の気持ちも分からないでもなく、徹底した人の良さに思わず共感してしまった。ゾラの筆力はさすが。当時としては相当なスキャンダラスな小説だったのだろうと想像する。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
リアルとファンタジーが混在し、互いに呼応しながら一体化する村上ワールドが再現された。守護天使に導かれながら、邪悪なるシロアリの女王を無きものにすることで母と娘の関係が快復していく。「あなたはあなた自身の世界の物語の中心にいる」夏帆はまさに主人公として自分自身の世界と母を救い出すために果敢に決死の思いで行動する。夏帆を取り巻く深刻な混乱の物語は完結し、魅力的だったファンタジーの登場人物が皆いなくなり、悲しいながらも夏帆はそこに原因と結果の等価性を見いだせる静謐な日常を取り戻したのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
8巻目読了。ソドムとゴモラのタイトル通り、思いもよらない大変な展開になってきた。シャルリス男爵を中心にしたソドムと本巻ではまだ疑念レベルには留まっているがアルベルチーヌ自身とその周辺で明らかになってくるゴモラ。その間に延々と語られるゲルマント大公妃の夜会のシーン。心の間歇で描かれるバルベック到着の夜、自室でブーツを脱ぐ時に不意に襲われた祖母に関する、マドレーヌと紅茶を凌ぐ強力な無意思的記憶。広大にして超精密なプルースト的世界に取り込まれていく。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/16(2869日経過)
記録初日
2018/12/24(2800日経過)
読んだ本
319冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
104723ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
33件(投稿率10.3%)
本棚
2棚

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