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2026年3月の読書メーターまとめ

Takashi Matsubara
読んだ本
7
読んだページ
2929ページ
感想・レビュー
5
ナイス
50ナイス
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2026年3月に読んだ本
7

2026年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Takashi Matsubara
東京から札幌への行き帰りに一気に読んだ。一瞬の出来事にその後の人生が暗転する波乱に満ちた市木かおりの困苦と哀しみに満ちた人生を時系列的に描く。残りの人生には多少の明るさが予期される終わり方で少しは救われたが。元夫や斉藤さんなど人間性の欠けた人物とかおりの味方に終始なってくれる久住呂さん母娘、土居さんなどの善人との人格の振り幅も大きく現代の人間関係の複雑さもリアルに描いている。佐藤正午の小説の物語性の深さを再認識した。
が「ナイス!」と言っています。

2026年3月の感想・レビュー一覧
5

Takashi Matsubara
ネタバレ3巻目は1週間ほどで読了。1巻目を読み終えるのにかかった月日を考えると何と早かった事か。この小説は中毒性が高く、小説世界への引き込まれ方が半端ない。19世紀末のパリに住んでいるような気持ちにさえなる。この編は多くの要素が含まれていて色んな角度からの読み方が可能だが、ジルベルトへの恋心の心理的な動き、自意識の独り相撲的に繰り広げられる内面世界でのジルベルトとの関係性への病にも似た想いの変容が中心となる。彼女への気持ちの高ぶり、その後の成就しない恋愛の辛さと束縛。そこから如何に脱却するかが精緻に描かれる。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
小説を読む豊かさ、楽しさを存分に味わえた。「スワンの恋」は「コンブレー」とは文体が全く異なりスワンを主人公とした三人称で語られる。語り手はあくまで私であるが。恋愛心理を写実的に描いた独立した物語として読めるというのもわかる。オデットへの強烈な恋愛は一種の対幻想でありボッティチェリのモーゼの試練に描かれたチッポラとヴァントウィユの小楽節を常に想起させることで成立している。その意識の動きをより深く広く、時間も空間も自在に、芸術作品も比喩に取り入れ精緻に描く手法に圧倒される。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
東京から札幌への行き帰りに一気に読んだ。一瞬の出来事にその後の人生が暗転する波乱に満ちた市木かおりの困苦と哀しみに満ちた人生を時系列的に描く。残りの人生には多少の明るさが予期される終わり方で少しは救われたが。元夫や斉藤さんなど人間性の欠けた人物とかおりの味方に終始なってくれる久住呂さん母娘、土居さんなどの善人との人格の振り幅も大きく現代の人間関係の複雑さもリアルに描いている。佐藤正午の小説の物語性の深さを再認識した。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
2年ほど途中で挫折、中断していたが再読開始。 途中から面白くなり1巻目は2日で読み終えた。 無意識的に想起される記憶を分割した束ごとに精密画のように細い分析し描写していく。コンブレーの散歩道に咲く花々の色、香り、街並みの構図などが極めて生々しく伝わってくる。読者が再構築された主人公の記憶の世界に閉じ込められるような感覚。ただとても心地よい。
が「ナイス!」と言っています。
Takashi Matsubara
19世紀前半のフランス。ナポレオンへの熱狂とその後の王政復古から7月革命に向かう波乱に満ちた時代背景が色濃く反映されている。ジュリアン・ソレルをここまで駆り立てたのもこの時代の申し子である由縁か。現実的に生きることを拒否し、理想を求め、自らの観念に忠実に身を捧げるその純粋さ。 心理の動きを丹念に写実的に描写する小説手法も当時としては斬新で特にレナール夫人、マチルドに対するアップダウンの激しい心の動きは現代においてもよく理解出来る。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/16(2725日経過)
記録初日
2018/12/24(2656日経過)
読んだ本
306冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
98804ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
23件(投稿率7.5%)
本棚
2棚

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