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2024年3月の読書メーターまとめ

わいほす(noririn_papa)
読んだ本
5
読んだページ
1176ページ
感想・レビュー
5
ナイス
114ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わいほす(noririn_papa)
珍しく次男から娘、娘から私に周って来た本。サクサク読めると。なるほど読みやすく、また最後の二転三転四転のどんでん返しに向けた構成は見事。ただ登場人物の歪みが激しく、動機や行動に納得できるかというとかなり難しい(このあたりはネタバレにつながるのでこれ以上書けないが)。そのため上質なミステリーの鮮やかに騙されたという爽快感は少ない(意見には個人差があります笑)。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

わいほす(noririn_papa)

麻布台ヒルズの大垣書店の絵本コーナー。ちょっと前まで、いせひでこさんの原画展をやってたそうな…。熱心に絵本を見ている人影はどこぞの保育士?笑

麻布台ヒルズの大垣書店の絵本コーナー。ちょっと前まで、いせひでこさんの原画展をやってたそうな…。熱心に絵本を見ている人影はどこぞの保育士?笑
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
5

わいほす(noririn_papa)
歌人の大森静佳さんのパートナーとしてどんな歌を詠むのか、相聞歌を期待してこの歌集を手にした人も多いのではないだろうか、私も含めて。著者が大学を卒業して医師になり大森さんと結婚した頃の歌を集めているが、それを強く感じさせないほどライトに駆け抜けている。“そのひとは五月生まれで「了解」を「りょ」と略したメールをくれる”“空白について考えようとしてそのひとが立つ窓辺を思う”一方で、2011年を跨いでおりFrom Fに描かれた風景はさりげなく重い。“雨らしきものはけっきょく降らなくてスクールバスが県道を行く”
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わいほす(noririn_papa)
佐々木譲さん2作目。映画化もされたという代表作を読んでみる。映画化に伴い「うたう警官」を「笑う警官」に改題したらしいが、本書を読む限り、原題のほうがフィットするように思う。冒頭にたくさんの警官が次々と出てきて、誰が誰だかわからずに戸惑ったが、捜査チームが結成されて事件が動き出してからは、たった一夜の時限サスペンスに一気に読まされた。どうも警察を頭から毛嫌いする人間が周りに多かったせいか(笑)、警察ものは無意識に避けていたような気もするが、こういう組織に抗う個の形は反体制的で面白いかもしれない(笑)。
わいほす(noririn_papa)
2024/03/23 11:07

読んだ本を登録しようとして検索したら、最近、新装版が出たようで、そちらしか表示されず、でも自分が読んだのは新装版ではないので、ISBN検索して、こちらに感想を書いた。

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わいほす(noririn_papa)
花山周子さんの装幀が素晴らしい。一見、古い童話の扉のような表紙に小さく描かれた3人のダンサー、昔のタイプライターのようなタイトル、そして表紙に薄く透けて見えるような背表紙は古き西洋の包装紙のよう。驚かされるのは見返しの生物図鑑のイラストで、ナメクジのような二つの生物は、雌雄同体を意味しているかのよう。そして本文の短歌は、句切れを無視してすべて20字で折り返し、一頁に二つ並べた様式美。こうした美しい装幀の楽しみこそ紙の本の真骨頂であり、電子本にはできないこと。そして歌集や詩集にこそふさわしいように思う。
わいほす(noririn_papa)
2024/03/19 12:42

もちろん睦月都さんの歌も装幀に負けてはいない。むしろこの歌だからこその装幀なんだろう。女性同士の意味深な歌も多い。「女の子を好きになったのはいつ、と 水中でするお喋りの声」「風の夜あなたの捲毛をほぐしてゐる小さなソファーが箱舟になる」「さみしいと言つてくれたらいいのに 柚子の実ほてる坂道をゆく」「心にも客間がほしい 客のいない夜も贋作の絵などをかけて」

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わいほす(noririn_papa)
少し前まで原画展をやっていたそうな。初・麻布台ヒルズ、一歩遅し。いせさんの絵本は本当に原画が見たくなるほど美しい。とくにピアノからオーケストラが聴こえるシーン、もう楽しくて美しくて愛おしい。「チェロの木」ではその原木の森の音が聴こえたが、ピアノからはガラス玉や鳥が飛び出してゆく。そしていせさんの描く森の木々。小さな子どもにとっては隣家の広い庭も冒険の森。カノンの曲も楽しい。音楽酒場でハモニカ習いたての老人がカノンを演奏していたのを思いだした。チェロにピアノ、いせさんの絵本でオーケストラが揃うといいな。
yuppi
2024/03/25 16:01

娘さん、チェロ弾かれるんですね。素敵ですね。東北の震災の時にもそういうコンサートがあったみたいです。大きなチェロが揃うと圧巻でしょうね。

わいほす(noririn_papa)
2024/03/25 18:02

娘は中高時代、チェロを弾いていましたが、いまはすっかりエレキ娘です(笑)。 でも、チェロ1000台ってすごいですよね。チェロは人間の音域に近い楽器なので、コーラスみたいにも聴こえるでしょうか。

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わいほす(noririn_papa)
珍しく次男から娘、娘から私に周って来た本。サクサク読めると。なるほど読みやすく、また最後の二転三転四転のどんでん返しに向けた構成は見事。ただ登場人物の歪みが激しく、動機や行動に納得できるかというとかなり難しい(このあたりはネタバレにつながるのでこれ以上書けないが)。そのため上質なミステリーの鮮やかに騙されたという爽快感は少ない(意見には個人差があります笑)。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/02/09(4829日経過)
記録初日
2011/01/18(4851日経過)
読んだ本
697冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
213506ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
675件(投稿率96.8%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://yhosdiary.exblog.jp/
自己紹介

時おり書店で新刊書を中心に本を眺めながら、読みたい本との出逢いを求めてうろつきます。装丁が素敵で、文字が読みやすくて、ページをパラパラってめくって、ピンと来たものを買うので、読んでから、ああ、こんな話だったんだ、と思うこともしばしば。たまにハズレもありますが、まったく知らなかった魅力的な本との出逢いもあります。そこが楽しいので、通販では本は買いません。
一年でどのくらい本を読むのか、自分でも知りたくて、今年から、この読書メーターをはじめてみました。

好きな作家:村上春樹、有川浩、荻原浩、佐藤多佳子、ほか

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