変わり者の「むらさきのスカートの女」と友達になりたい語り手の女。その語り手の女が結局一番の変わり者だったのね。「むらさきのスカートの女」に対する執着が異常で怖い。読了後は結局どういう事？とモヤモヤしたものの、あれこれ考え後からジワジワと面白く感じました。

変わり者の「むらさきのスカートの女」と友達になりたい語り手の女。その語り手の女が結局一番の変わり者だったのね。「むらさきのスカートの女」に対する執着が異常で怖い。読了後は結局どういう事？とモヤモヤしたものの、あれこれ考え後からジワジワと面白く感じました。

今回は横須賀基地近くでの殺人事件。米海軍犯罪捜査局との異例の合同捜査や、不穏な噂がつきまとう同期の八島の着任、息子の邦彦が留学先のポーランドで逮捕されたのかと問題が山積み。しかし、今回も竜崎は原理原則で問題を解決していき安定の面白さでした。邦彦くん親に心配かけちゃダメよ。最後に紫のバラの写真を撮って帰る竜崎はさすが。もう少し喜んであげて〜と思ってしまったのでした。

やっぱり村田沙耶香はスゴイと思える一冊。奇抜でぶっとんだお話も好きだけれど、今作は思春期女子のリアルなお話で、この危なげなヒリヒリ感がたまらない。共感はできずとも思春期に感じた辛さや苦しさを思い出し胸が苦しくなる。沙耶香ワールドをまだ知らない人には入門編としておすすめです。

美しい景色と素敵な言葉に癒されました。プレゼントしたくなる本。

彬子女王殿下の英国留学記。とても文章が読みやすく楽しめました。皇族の方の日常生活はなかなか知る機会がないので読んで良かったです。オックスフォードでの留学生活は大変なご苦労もありましたが、人生において素晴らしいご経験をされましたね。自分では知ることの出来ない世界を知れて素敵な読書時間でした。

ずっと気になっていた本。想像していたお話とは少し違ったけれど、とても読みやすかったです。Side:Bではちょっと頭が混乱。ハッピーエンドを願います。