ネタバレ神様を信じる幼子ヘンリー。ゴーリーの事だからきっとこのあとヘンリーにも不幸が⁈なんてゾワゾワした気持ちで読み進める。信心深いヘンリーの行いは盲目的で一見良い子のはずなのにそうは見えない。やがて風邪をこじらせ死んでしまう。あぁ、やっぱり不幸。でもヘンリーは『神様は僕の罪を許してくれました。幸せです』と。周りが見えなくなるほど幸せならいいか、、。

ネタバレ絵本作家エドワード・ゴーリーの代表作のひとつ。アルファベットの順にその頭文字の子どもたち26人が26種類の悲惨な理由で亡くなってしまうという、ちょっとビックリな内容。例えば『Ａはエイミー　かいだんおちた』『Ｂはベイジル　くまにやられた』って。それを淡々と、でも韻を踏むようなリズムで進む。最後に救いがあるかというと何も無いし、何を伝えたいのかわからないけれど、解説を読んでみると、死は誰にでも平等で、いつそれがくるかわからないということか。繊細な線で描かれる絵もシュール。でも何故か惹きつけられる不思議な作家。

ネタバレ シリーズ第６弾。自分のレビューを読み返してみると、毎回「次はいいかな」と書いてあるのにまた手にしてしまうこの中毒性はなんだろう。例のルール説明のくどさは減ったけれど、過去未来に行くまでの葛藤や迷いが長くて、「早く行きなよ」と思ってしまう（笑）良い話ではあるけれど。今回、珈琲が冷めきる前にアラームが鳴るマドラーが登場。え、これ前からあった？前回までの人、時間にドキドキしなくても良かったじゃん（笑）　大切すぎて、考えすぎてすれ違ってしまう事もあるけれど、やっぱり素直に、自分の気持ちをちゃんと伝えないとね。