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2024年10月の読書メーターまとめ

千葉龍加
読んだ本
4
読んだページ
1505ページ
感想・レビュー
4
ナイス
128ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 杜のカラス

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

千葉龍加
ネタバレ1年で16刷に納得▼1章の視点人物設定と、某人物の最大の特徴を描写しないことにより、ミスリードされる。『葉桜の季節に~』と同じ手口だな。挿入される4人のインタビューも曲者。編集・操作しだいで人の印象なんてどうにでもなる。貫井さんの『プリズム』もそうだったが、人は多面的であり、関係上のある一面を見ているにすぎない。最後の部分は含み(289㌻「本当に鋭い考察だ」に傍点がついているのはなぜ?)があるような…。そして彼女の嘘はなんだったのだろう?▼11月に映画公開らしい。彼女の「特徴」をどう処理したのか気になる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

千葉龍加
1巻が貸出し中だったので2巻を。流行った頃の「若い女性が店主の本屋が舞台の謎解きのラノベ」という認識は概ね正解。概ねというのは、「若い巨乳女性が店主の鎌倉にある古本屋が舞台の日常系謎解きのラノベ」だったから。それにしても登録数が3万5000以上って!当時のブームが偲ばれる▼章タイトルが扱う本の題名。蘊蓄満載で未読なら無論、既読でも楽しめるだろう▼そして読み終わって思い出したのは、ドラマ化への世論。そりゃ剛力彩芽は違うわな。
が「ナイス!」と言っています。
千葉龍加
「自衛隊のイラク派遣、東日本大震災と原発事故。激動の現代を鮮やかに映し出す傑作16編」とあるが、過去設定や幻想ものが多くて時代を感じる作品は少ない。(タイピストの話が2編。後世の人々が2010年を誤認するかもな)▼その中で絲山のが良かった。無口な女装家と無力な神。ユーモアとペーソスが伊坂幸太郎の死神のような?その伊坂作品は既読だったが、やはり楽しい。小川作品は只管エロい。高樹のぶ子の文体ってこんなんだったっけ?川上弘美っぽい?恩田陸のかたつむり、知っていたが、収録本は未読。あれ?NHKの朗読で聞いたか?
が「ナイス!」と言っています。
千葉龍加
あの本読みました?で紹介していたので、借りてみた。科捜研のない時代の謎解きは観察がすべてでシンプルだが、どうしても説明が入るので(巻末の参考資料の膨大さ!)読みにくいのは否めない。NHKのBS時代劇でやらないかな▼自分を冷遇した兄清盛を憎んで平家と絶縁し、天皇・源氏を味方につけて家族を守った頼盛。繰り返し登場する蝶の描写は頼盛の野望であり希望だった。とはいえ権謀術数のオセロゲームの時代、父の威光はいつまで続いたのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
千葉龍加
ネタバレ1年で16刷に納得▼1章の視点人物設定と、某人物の最大の特徴を描写しないことにより、ミスリードされる。『葉桜の季節に~』と同じ手口だな。挿入される4人のインタビューも曲者。編集・操作しだいで人の印象なんてどうにでもなる。貫井さんの『プリズム』もそうだったが、人は多面的であり、関係上のある一面を見ているにすぎない。最後の部分は含み(289㌻「本当に鋭い考察だ」に傍点がついているのはなぜ?)があるような…。そして彼女の嘘はなんだったのだろう?▼11月に映画公開らしい。彼女の「特徴」をどう処理したのか気になる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/02/17(5062日経過)
記録初日
2003/11/06(7722日経過)
読んだ本
643冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
148506ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
511件(投稿率79.5%)
本棚
5棚
性別
自己紹介

❖play back2023
 1月のミュージシャンに始まり、3月には作家、そして音楽家、11月には脚本家と、10代のころから影響を受け続けて間違いなく「私」をつくってくれた方々の訃報。

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