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2024年10月の読書メーターまとめ

100万回生きたメガネ
読んだ本
7
読んだページ
1818ページ
感想・レビュー
7
ナイス
40ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入り登録
2

  • 零
  • 魅乃乎minoco19860125

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 零
  • 魅乃乎minoco19860125

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

100万回生きたメガネ
ネタバレこれは目から鱗というか、なんか自分の根幹を揺るがされるかのような感覚に陥った。人間が人間である以上、退屈から逃れられない。そしてあらゆる物事は全て退屈から逃れようとした産物なのではないか、ということに思い至るわけで。仕事も趣味もその全てが無意味なものであったり、消費社会によって規定させられているだけなのかもと思わざるを得ない。消費でなく、浪費を目指せという結びだが、何が消費で何が浪費なのか判別が難しい。実際決断して、動物のようになれる者のほうが確かに羨ましく思えるし、偉人とかはそういうタイプな気がする。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

100万回生きたメガネ
ネタバレこの巻ヤバすぎ。泣けた。若いときに読んだときより、今息子がいる状態で読むと切なさが3倍くらいになって押し寄せてくる。リハビリに対してやる気の出ない高橋。母も倒れてしまい、8年ぶりに父が登場し、父の家へ外泊することに。「息子の成長を見逃してまでがむしゃらに働いたあの仕事は僕でなくてはならなかったんだろうか?」ってセリフが刺さる。ラストの子ども高橋の手紙もめっちゃかわいそう。離婚って子どもにとってのダメージはでかいよなぁ。おれも離婚しないように気を付けよ。野宮は引っ越しのバイト。戸川はタイガースで練習に励む。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレ野宮は免許をついに取得する。そして夏美とやっとまともに交流できた。「歩けなくなった人間の気持ちがわかんのかよてめーに!!」「わかんねーよ。俺歩けるもん」のやり取りサイコー。野宮はずっと裏表が無い。表しか無いキャラだ。5人になってしまったタイガースには戸川よりも大人なナガノミツルが加入し、息を吹き返そうとしていた。ダークサイドにいるヤマへ「お前は俺のヒーローだ」も熱い。高橋はリハビリ専門病院へ転院。事故から半年、まだ障害受容はできない。母は本人以上にできてないが、そうなる気持ちも分からないではない。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレこれは目から鱗というか、なんか自分の根幹を揺るがされるかのような感覚に陥った。人間が人間である以上、退屈から逃れられない。そしてあらゆる物事は全て退屈から逃れようとした産物なのではないか、ということに思い至るわけで。仕事も趣味もその全てが無意味なものであったり、消費社会によって規定させられているだけなのかもと思わざるを得ない。消費でなく、浪費を目指せという結びだが、何が消費で何が浪費なのか判別が難しい。実際決断して、動物のようになれる者のほうが確かに羨ましく思えるし、偉人とかはそういうタイプな気がする。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレ大会に出たタイガースは決勝まで進むも、強豪ドリームスの前に大敗。清春の熱意に感化された数名が自主練に参加し出すが、それを良しと思わないメンバーが勝手にタイガースを解散させてしまう。そこから脚を切断した後の清春の人生が描かれる。中学時代は父の意向もあって引きこもったが、陸上マニアのヤマが虎と結びつけ、清春は車イスバスケと出会った。虎は清春と同じ手術を受けていて、清春の孤独に寄り添ってくれる兄貴分的な存在。余命の短いヤマへ「怖くないのか」という当然の疑問に対して「そんなヒマないよ」という答えに撃ち抜かれる。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレ今回はほとんどが高橋の障害受容の場面にページを割いている。この描写がめちゃめちゃ丁寧だ。障害を負った本人や家族の心境についてここまで描けるってことは、当事者へかなり取材したであろうことがうかがえる。また、野宮は長野へ行き、夏美のリハビリ姿を見て、全うに生きるため、これまでの失態を精算しようとする。野宮は高橋へ面会を果たすが、そこで高橋と口論に発展。下半身不随の高橋に「努力するモンをあざ笑ってきたお前に何ができる?」って言えるのがすげぇ。野宮は障害にとらわれず人の本質を見てかかわろうとしているのがわかる。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレ野宮と高橋の母校バスケ部の最後の試合が行われるとき、野宮はそれを観客席で眺め、悔し涙を流す。高橋は下半身不随を告げられ、ひどくショックを受ける。これまでの自分の身の振り方が原因ではあるのだが、誰も面会に来ないことに孤独も感じている。清春はタイガースに戻り、心を入れ替えドリームスとの試合に臨む。清春は中二で骨肉腫を患ったようだ。母の死、父のスパルタピアノ指導にもめげず、短距離走の才能に目覚めた矢先のことだった。相変わらず視点の切り替えとドラマの見せ方が上手すぎ、エモすぎる。
が「ナイス!」と言っています。
100万回生きたメガネ
ネタバレ井上雄彦氏による車イスバスケに焦点を当てたヒューマンドラマ漫画第一巻。高校中退非行少年で健常者の野宮朋実、障害者で車イスバスケ経験者の戸川清春、野宮と同じ高校のバスケ部員で、この巻で交通事故によって大ケガをした高橋久信。物語はこの3人の主人公の視点を通しながら進行していく。野宮と戸川が出会い、バスケを通して交流する。野宮は過去のバイク事故で怪我を負わせた夏美に想いを馳せ、戸川は元々在籍していた車イスバスケチームに戻ることを決めた。ドラマの作り方がかなり上手い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/24(2161日経過)
記録初日
2018/12/29(2156日経過)
読んだ本
414冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
89084ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
414件(投稿率100.0%)
本棚
8棚
性別
外部サイト
自己紹介

小説はほとんど伊坂幸太郎作品しか読みません。
むしろ映画が好きで、以前は映画を年間100本見ることを目標にしていましたが、それもライフステージの変化でできなくなりました。

今はアニメをコツコツと見てます。アニメは1回の拘束時間が短いのが良いです。

以前は小説やビジネス書みたいなもののレビューばかりでしたが、最近は漫画の感想もはじめました。歳なのか前巻の記憶がよく無くなるので、ここで残しておけば思い出すきっかけにはなるかな、と。

よろしくお願いします。

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