とても読後感良く、ステキな本だった。幼かった我儘な自分や、親の愛の暖かさと、決めつける鬱陶しさ。 そんな気持ちを、一瞬で思い出させてくれて、タイムカプセルを開いた心持ちになる。 人に好意を向けても、好意で返してくれるとは限らない。でも与え続ける愛は、自分の心も癒してくれるのだろう。殺伐とした世の中だから、こんな本で癒されたいのかもしれない。

ドラマは一度みました。本を読んでから観ると分かりやすくかったのかも。 恋はしなくても、信頼して味方になってくれて家族になってくれる人が、近くにいたらとても幸せな事だなと思った。 友達と暮らすのもすごく難しそうだなぁと思った。やはり家族と違って、時々会うからこそ友達はいいような気がする。一度やってみたいと思うけどね。 みんなが生きやすい世の中になったらいいなぁ。それには、それぞれが分を知り譲り合わないと窮屈になりそう。

西洋人でも東洋人でもない人達の縁遠さ。凄く題材が新しくて、楽しかった。 自分が差別されたり色眼鏡で見られる事で、初めて人は無意識、無自覚、または好意からくる差別に戸惑う気がする。そういう気づきから、 自分から行動する事の影響力の大切さを感じるし、年齢も性別も出身も乗り越えて心の深いところで繋がった時の幸福感ってステキだろうな。ただ少し違和感があって父が鬱で退職したからといって、子供に負担をかけることをするのだろうか？たまたま自分達中心な親なのかな？

とても読後感良く、ステキな本だった。幼かった我儘な自分や、親の愛の暖かさと、決めつける鬱陶しさ。 そんな気持ちを、一瞬で思い出させてくれて、タイムカプセルを開いた心持ちになる。 人に好意を向けても、好意で返してくれるとは限らない。でも与え続ける愛は、自分の心も癒してくれるのだろう。殺伐とした世の中だから、こんな本で癒されたいのかもしれない。