ポップな表紙とタイトルに惹かれて。ゲームセンターで正社員で働く朝陽が、早見有日のペンネームで作家デビュー。創作と現実と嘘と善意っぽい悪意などなど。だんだんボーダレスになっていく様が素敵な混乱でした。個人的に、有名人さんのインタビューでの引き出しや、詳細を描く自伝など、「なんでそんなこと覚えてるの？」と思っていた（当方鳥頭につき）ので、そうかそうかと思うなど。推しキャラは帆奈美ちゃん（なぜか宇垣総裁で脳内再生）。何気ない会話の中の毒。思ってもないことはバレるんだな（気をつける）。

大林宣彦監督の映画版と、フランスでのリメイクが気になったものの、内容がホラーと聞いて心の準備に原作本を。流石の名脚本家の文章というのが第一印象。さらりとした肌触りながらどんどん読ませ、全体に溢れる切なさが圧巻でした。主人公の12歳で死別した両親にもう一度会えたら、ああなっちゃうよねー。それでも会いたい気持ちもわかるし、自分ならどう判断するかとも思いつつ。推しキャラは間宮さん。ぐるぐる回すアイスクリームの機械が懐かしかったです（現代の描写だけどね）。

私には初めてのポールオースターの本。勝手に想像していた印象とは違い（なぜそんな想像したのかは不明だけど、もっとおとなしいイメージだった）、希望と絶望、善意と悪意が振り子のように振れていく様にグラグラきました。フラワー氏のコレクションにやくみつるみを感じたため、それ以降フラワー氏をでっかいやくみつるで想像したのは内緒。推しキャラはティファニー嬢。せっかくの制作物の一部を盗んじゃいかんよ、ナッシュ。

ポップな表紙とタイトルに惹かれて。ゲームセンターで正社員で働く朝陽が、早見有日のペンネームで作家デビュー。創作と現実と嘘と善意っぽい悪意などなど。だんだんボーダレスになっていく様が素敵な混乱でした。個人的に、有名人さんのインタビューでの引き出しや、詳細を描く自伝など、「なんでそんなこと覚えてるの？」と思っていた（当方鳥頭につき）ので、そうかそうかと思うなど。推しキャラは帆奈美ちゃん（なぜか宇垣総裁で脳内再生）。何気ない会話の中の毒。思ってもないことはバレるんだな（気をつける）。

天才的に頭がいい（だから準備のところは頭がぐるぐるするほど難しい）のに、そもそも「人間が嫌になったから象になりたいけど、シャーマンに言われたからヤギになりたい」というばかなの？と思わざるを得ないところからスタートしているせいで、どんなに真面目にやってもやっぱり微笑ましい、トーマス・トウェイツのドキュメンタリー。研究者かわいい論ともちょっとリンク（スピってる）。「がんばれトーマス、負けるなトーマス」となるエンディングは清々しさすら覚えました。

ダウ90000蓮見さん推薦の自費出版エッセイ集。何より作りが素敵。日常や日常からちょっとだけ外れた情景が、一般の文庫本より小ぶりで活字も小さめな可愛らしい本に踊っていて、可愛いなあと思うとちょっとだけ邪悪だったり、おかしかったり。大事にとっておきたい一冊。表題作と同じようなことが私にもあったなあ（バレるよねー）。推しキャラはりんごちゃん、お兄ちゃんとか下北沢の男性とか、なんかだめでちょっといいなあ。奥付見たら19刷（一万部）発行って書いてあり、みんな好きねえと思いました（あたいもね）。

タイトルが気になって購入後、ずっと積んでいましたが、まさかの児童文学、生命のファンタジーでびっくりしました。途中からずっと、スケリグとあかちゃんと雛の無事を祈ってドキドキしながら、子供の時ってこんなふうに本を読んでいたなあと思うなど。で、これもまたお腹が空く本でした。推しキャラはウィスパー（猫）。

続編（それでも旅に出るカフェ）を読んでからこちらを。瑛子さんと円さんと周りの人たちというのは一緒だけど、瑛子さんのマンションや円さんの恋人のことなど、続編でサラッと出てきたことが言及されていて、腑に落ちたところ多く。こちらはコロナ前の日常なので、今読むと少し懐かしく感じたりして。「手を出すのはめんどくさいけど、おっくうを乗り越えれば素敵な体験が待っている（要約）」はまさに！推しキャラは宍戸さん。推しメニューはアルムドゥドラー。やっぱり読みながらお腹空きました。