【図書館本】初読み。歴史ものは読み慣れないのだが、これは下町の話のせいか読みやすかった。6編の連作。それぞれがとてもよかった。登場人物それぞれの個性がうまく繋がり、それぞれの話で絡み合う部分もあって、一気に読めてしまう。江戸（東京）の町の名前も多く出てきて、自分自身もそぞろ歩きをしているような。もちろん着流しで！楽しかった。

【図書館本】初読み。歴史ものは読み慣れないのだが、これは下町の話のせいか読みやすかった。6編の連作。それぞれがとてもよかった。登場人物それぞれの個性がうまく繋がり、それぞれの話で絡み合う部分もあって、一気に読めてしまう。江戸（東京）の町の名前も多く出てきて、自分自身もそぞろ歩きをしているような。もちろん着流しで！楽しかった。

【図書館本】短編7編。それぞれの最後があっけないようで心が止まる。逆にその心の余白でいろいろ考えさせられる。いい人ばかりじゃないし、いい人生の最後を迎えられた話ばかりでもない。でもそれが市井の人々の姿なのだ。重い話ばかりだけど、現実を垣間見せられた感じ、とでも言おうか。

【図書館本/毎日新聞社版】とにかく歓待されている。すべてにおいて無料？！凍傷で手術入院しても費用かからず。そんなにも偉大なロシアだったのだと驚く。もちろん日本に興味を持たれているからではあるけど。吉村氏の緻密な調査と推考で光太夫たちの波乱の旅が蘇り、故郷への揺るぎない想いを見せつけられる。数多の艱難辛苦を乗り越えて78歳まで生き抜いたのは素晴らしい。光太夫が今の日本を見たら、どう思うだろう。

【図書館本/毎日新聞社版】新聞連載だけあってわかりやすい。それにしても、寒さの表現が「痛い」。生きているのが不思議なくらいの凄まじさ。

【図書館電子本】震災30年で改めて注目された。この時の衝撃の朝をテレビで見てから、未だに朝テレビのスイッチを入れる時に戸惑うことがある。そして絶えることなく続く災害。学ぶことは多いけれど実際に自分がその場にいたら何が出来るのだろう。以下抜粋「精神病を『医学』によって治療しつくそうという考えは、つくづく傲慢であると感じるのである」「心のケアを最大限に拡張すれば、それは住民が尊重される社会を作ることになるのではないか。それは社会の『品格』にかかわる問題だと私は思った」

【図書館本】短編集。話をうまく切り上げるのは難しい。そこそこまとまっている、けれどあまり覚えていない。それでも究極の言葉もいただく『…たいていの人が、少しずつ変だわよ。百パーセントまともだなんていう人のほうが、気味が悪いわ。お互いにお互いのわけわからない変なところを、許して生きていけるならいいんじゃない？』深いな～