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2024年3月の読書メーターまとめ

ネムル
読んだ本
18
読んだページ
6464ページ
感想・レビュー
8
ナイス
156ナイス

2024年3月に読んだ本
18

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ネムル
落とし所が見えぬまま、これほど夢中に本を読んだのも久々だな。呉勝浩は代表作をいくつか読んだが、物語の構築が上手いね。世界内戦下のニヒリズムとヒューマニズムのぎりぎりの葛藤と折衝が刺さった
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

ネムル
落とし所が見えぬまま、これほど夢中に本を読んだのも久々だな。呉勝浩は代表作をいくつか読んだが、物語の構築が上手いね。世界内戦下のニヒリズムとヒューマニズムのぎりぎりの葛藤と折衝が刺さった
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
アイルランドの警察小説。シューヴァル&ヴァールーの警察小説が好物なので、これもやはり好き(ヘニング・マンケルみたく長すぎないのが良い)。重く暗くじめじめした物語のわりに、かなり強気でギャグを挟んでくる浮力への目配せが良いね。
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
シリーズをずっと支えてきた人物が舞台を去り、サバイバーズ・ギルトのかたちで死の意味が改めて揺すぶられるが、作品のプロット事態は弛緩気味ね
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
佐々木敦『シチュエーションズ』からの流れで読んだが、その論考から抱くイメージを超えるものでもないな、と。まあ面白いんだけどさ
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
15年ぶりくらいに読み返す。記憶をめぐる、ある種のディストピアがなかば現実化した30年後のいま読むには、これでは色々と足りていないように感じる。抵抗を、抵抗する側から声高に描かないあたりは、やはり小川洋子らしくも興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
後半から一気に時間もとんで、転調の小説。こうした話は大好き。ただし視点、時間を入り乱れながら話が散漫に感じるところ、ムイタックの狙いはなに?というミステリ的な趣向で読ませようとしているところが、あまり成功しているように感じられないのが残念。ポル・ポト以後のソリヤの葛藤ももう少し描いてもよかったんでは?とも。
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
ネタバレ鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」に対する、花森安治の解答を連想する。それはさておき、オリジナリティに富んでいてすごく面白い。見る角度によって「魔法」がなお解体されずに、プリズムのように煌めく、奥行きのあるミステリーだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ネムル
面白い。ただし行儀のいいマジリアっぽさよりは、クイズを梃子にしたような筋の運び、巧みさに唸りながら読んだところが大きい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/12/01(5626日経過)
記録初日
2008/12/01(5626日経過)
読んだ本
3088冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
1033146ページ(1日平均183ページ)
感想・レビュー
2513件(投稿率81.4%)
本棚
7棚
性別
職業
ガテン系
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

ユーモア小説が好きです。

久生十蘭「予言」「蝶の絵」『魔都』
辻原登「ザーサイの甕」『闇の奥』『許されざる者』
津原泰水「延長コード」『バレエ・メカニック』『瑠璃玉の耳輪』
フリードリヒ・デュレンマット「故障」『約束』
ジェイムズ・エルロイ「マイ・マザーズ・キラー」『ホワイト・ジャズ』
G・K・チェスタトン『新ナポレオン奇譚』『木曜日だった男』(南條竹則訳)
ガブリエル・ガルシア・マルケス『コレラの時代の愛』『予告された殺人の記録』
多和田葉子「韋駄天どこまでも」『雲をつかむ話』
尾崎翠「こおろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」
丸谷才一『横しぐれ』『輝く日の宮』
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』『旅のラゴス』
フローベール『ボヴァリー夫人』
マーク・トウェイン『ハックルベリイ・フィンの冒険』
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』(村上春樹訳)
ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』
ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』
イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』
レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』
グスタフ・マイリンク『ゴーレム』
フラン・オブライエン『第三の警官』
フィリップ・K・ディック『暗闇のスキャナー』
シャーリィ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』
ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』
ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』
パトリック・ジュースキント『香水』
イサク・ディネセン『アフリカの日々』
イスマイル・カダレ『死者の軍隊の将軍』
J・M・クッツェー『恥辱』
ダシール・ハメット『赤い収穫』
ジム・トンプスン『ポップ1280』
チャールズ・ウィルフォード『コックファイター』
チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』
アゴタ・クリストフ『悪童日記』
コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』
リチャード・フラナガン『奥のほそ道』
ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』
夏目漱石『明暗』
織田作之助『青春の逆説』
武田百合子『犬が星見た』
石牟礼道子『苦海浄土』
大江健三郎『万延元年のフットボール』
酒見賢一『後宮小説』
古川日出男『アラビアの夜の種族』
飛浩隆『グラン・ヴァカンス』
殊能将之『キマイラの新しい城』
奥泉光『モーダルな事象』
松浦寿輝『半島』
諏訪哲史『ロンバルディア遠景』
絲山秋子『薄情』
柴崎友香『わたしがいなかった街で』
エドガー・アラン・ポー「ヴァルドマール氏の死の真相」
サキ「アーリントン・ストリンガムの警句」
シャーロット・パーキンズ・ギルマン「黄色い壁紙」
フリオ・コルタサル「南部高速道路」
スチュアート・ダイベック「右翼手の死」
テッド・チャン「地獄とは神の不在なり」
ジョー・R・ランズデール「ステッピン・アウト」
レイ・ヴクサヴィッチ「ふり」
ブライアン・エヴンソン「死の天使」
ミシェル・フーコー「汚辱に塗れた人々の生」
内田百間「山高帽子」
宮本常一「土佐源氏」
大坪砂男「天狗」
牧野信一「吊籠と月光と」
小島信夫「馬」
庄野潤三「静物」
須賀敦子「大聖堂まで」
山尾悠子「遠近法」
村田喜代子「白い山」
伊井直行「さして重要でない一日」
皆川博子「結ぶ」
菊地成孔「放蕩息子の帰還」

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