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2023年6月の読書メーターまとめ

ドライアイ
読んだ本
6
読んだページ
2430ページ
感想・レビュー
6
ナイス
116ナイス

2023年6月に読んだ本
6

2023年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ドライアイ
イギリスのティーンエイジャー“ミア”は母親と小学生の弟と暮らしているが母親は働く事も出来ず、ドラッグと酒に溺れている。そんな環境の中、幼い弟を守り、懸命に生活している。そんなミアが出会ったのが日本の“金子文子”の子ども時代の物語。遠い昔のしかも異国のフミの境遇にミアは自分との境遇を重ねる。そんな2つの物語が時空を超えて共鳴する。いつの時代も様々なシワ寄せを受けるのは弱者と子どもである。ミアとフミの強さを感じつつもやはり子どもには安心を与えられる世の中になって欲しいと切に思った。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。

2023年6月の感想・レビュー一覧
6

ドライアイ
ネタバレ能力を持つアイシャと香君であるオリエの関係性がよかった。生き神として生きるものの、オリエには“香君”と言われる能力はない。しかしアイシャは物心がついた時から人とは違う能力(香りを感じる力)が備わっていた。「孤独」という点で二人は同じ立場にあったように思う。そしてそんな2人が出会い、世の中を導いて行くには困難が多かった。上橋作品、今回の物語も壮大であり、また「香り」を感じるという、視覚に頼る人間には想像を超える世界観が面白かった。心弱き人間の心の拠り所、責任転嫁など考えさせられた。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。
ドライアイ
ネタバレ奇跡の稲“オアレ稲”、痩せた土地でも良く育ち、実りもよく貧しかった人々を救い、そして富をももたらした。オアレ稲は殆ど害虫の被害も受けないのだけれど、ある害虫にたかられてしまうと稲ごと焼き払わなくてはならなくなる。そうなれば人々は飢えてしまう。そんな中、人並み外れた“嗅覚”を持つ少女“アイシャ”がやってきた。彼女の生い立ちや取り巻く人々、そして“生き神”と崇められる“香君(こうくん)”と呼ばれる女性との関わり。今回も想像を超える世界観とスケールの大きさに圧倒されながら、下巻へ。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。
ドライアイ
ネタバレドイツを再現するアメリカの観光地“レブンワース”、そこで起こった今回の殺人事件。殺害されたのは議員の“クリストファー”、彼はビールを醸造している人々、そして関連する人々に「アルコール禁止」を訴えていた。この町でそんな事を言い出すなんて敵が多すぎる。そして今回もビール醸造家の“スローン”が活躍する。スローンの夫婦問題、そして孤児として成長してきた彼女の過去も少しずつ動き出して続編が気になる。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。
ドライアイ
イギリスのティーンエイジャー“ミア”は母親と小学生の弟と暮らしているが母親は働く事も出来ず、ドラッグと酒に溺れている。そんな環境の中、幼い弟を守り、懸命に生活している。そんなミアが出会ったのが日本の“金子文子”の子ども時代の物語。遠い昔のしかも異国のフミの境遇にミアは自分との境遇を重ねる。そんな2つの物語が時空を超えて共鳴する。いつの時代も様々なシワ寄せを受けるのは弱者と子どもである。ミアとフミの強さを感じつつもやはり子どもには安心を与えられる世の中になって欲しいと切に思った。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。
ドライアイ
「代理母」という言葉と意味を知ったのは何年前だろうか。あれからもこのシステムは続いているのだろか。私は2人の子どもを産んだ身として“リキ”の貧困ゆえの代理母という選択とその後の心境に共感したり、反感を持ったりした。そして、子どもを産む事が出来ない“悠子”の苦悩や孤独感も同性として心に滲みた。“子ども”とは男女間に生まれるけれど、決して“モノ”ではない。いつか精神と共に“個”として成長していく。しかし、それまでは何故か“モノ”のように扱われる所が不思議だ。子ども達が幸せになって欲しいとだけ願う。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。
ドライアイ
定年を数年後に控えた“薄井”は、仕事と家庭、そして愛人との生活を満喫していたが、ひょんな事から妻が連れてきた“長峰”という女の夢占い師に翻弄されてしまう。長峰のぼったくり具合も酷いとは思いつつも、常に自己中心的な思考(特に女性に対して)の薄井が翻弄される姿は滑稽で、溜飲が下がる。桐野夏生作品は内容がとっちらかってどうなるんだろうと思ってしまうのだが、それなりにまとまって終わるから不思議である。異性だから薄井に対して嫌悪を感じたのか、薄井の立場がシリアスになるほど滑稽で面白かった。図書館本。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/28(1950日経過)
記録初日
2018/06/29(2194日経過)
読んだ本
535冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
197031ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
408件(投稿率76.3%)
本棚
76棚
自己紹介

ミステリー、サスペンスが好きです。
読み終えた時にぐったりするような重い内容が好物です。
老眼とドライアイを酷使しています。
気になった方は、積極的にお気に入りさせてください!
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