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読む力は生きる力

感想・レビュー
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asisa
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#『ハマるおうち読書』紹介本
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hana
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著者は物語、ファンタジーの世界が大好きなんだなと。児童文学作品について語る著者の筆致にこちらもわくわくしてくる。いい本は、教訓とかじゃなくて、子どもが本をひらいたら想像力が目一杯働いて本のなかで大きな旅ができて、本を閉じたら安心して現実世界に戻ってこれるのだとおもう。一冊でもいい、そういう豊かな読書体験ができれば子どもの生きる助けになりそうだし、次の読書につながる。絵本や読書は食べることと似ている。子どものときの体験や習慣が大人になっても影響する。
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愛書家
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考察寄りのエッセイ本です。多読はじつは良くなかったり、またまだ修業が必要だな、と思いました。これは完全にお子さんがいる家庭向けです。
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tuki
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子供の頃から本は読んでおくといいことあるよ、ぐらいにサラッと言われる分にはいいけど、こう一冊の本にツラツラ書かれると、どうも反論したくなる。「文字を拾い、内容を理解することはトレーニングしないと養われない」など、いくつか納得できるところもある。でも(問題があるとはいえ)読書をしない子どもと動画・ゲームの関連性の指摘についてはどうもモヤモヤする。私自身が子どもの頃、ゲーム(RPG)も読書も好きだったからかな。読んでた本が粗悪だったとは思えないけど・・ドリトル先生は好きだったな。
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sui
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なぜ子どもの頃に読書をすべきなのかが分かりやすく言語化されている。深く頷きながら読了。テレビやインターネットを避けて生活はできないから、うまく付き合いながらも読書の時間も確保していきたい。これまでは我が子が楽しく本を読めているならそれでいいと思っていたけど、自分も児童書をもっと知って、我が子が良書に巡り会えるような環境を整えていきたいと思った。
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sunadokei5310
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子どもの読書について、絵本から物語への敷居を越えることのむずかしさを感じた著者が書いたもの。なぜむずかしいのか?読書することの意味とは?少々ぼんやりした印象を受けたが、良書がメタ認知能力を育てるという点は納得。
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Jacard
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絵本論だと思って読んだら、もっと幅広い読書論。「読書は本当に大切か」をはじめ、良い所をついたテーマは興味深く読めた。想像力やメタ認知などの視点が印象的。ただ、結論がぼんやりした印象なのは私が「本を読めてない」のかも。/ゲームや映画、アニメと読書を比較してどうこうも尤もではあるけど、ちょっと読書に肩入れし過ぎかな。確かにこの中で読書が一番弱いから擁護しなくちゃいけないとも感じるけれど。/大好きだった『ドリトル先生』がチラホラしてたのが嬉しい。
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ぽんぽこ
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20年近く前の本のせいなのか、どこか理想論めいた内容に思えて仕方ありません。今や映画も立派なメインカルチャーとなり、ゲームの物語も多岐にわたるようになり、YouTubeやTikTokでは子供自らが発信者になれる時代ですから、ますます「本」(特に「児童文学」)である必要性が疑わしくなってきたのかな、と思います。それに児童文学界隈だって慈善家ではないので儲けを出さなければなりませんし、そうなれば、著者の危惧する「矛盾だらけの作品笑」が量産されるのは必然です。理想とマーケティングのバランスが大切かなと思います。
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のん@絵本童話専門
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2度ゆっくりと丁寧に読みました。小学生以降の読書について書かれた本ははじめて、大変感化されました。最近の読書習慣や本の質について言及されています。本当に良い本というものはどういうものか、なぜ本を読まねばならないのか。図鑑型でなかなか物語が読めない息子に、どう良い本と出会わせ、手渡していくか。大人の介入は良くないと思っていましたが、それでは質の高い読書に結びつかないと知りました。ただ、脇さんの推薦図書だと絵本からいきなり岩波少年文庫にステップアップするので、その隙間の作品を開拓したい。何度も読み返したい本!
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かん
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😶
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KJ
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なかなかコメントが難しいタイプの本かな。それは自分が「読書は素晴らしい」という意見に対しては斜に構えて見ているからというのが大きいのだけれども。あとは、自分が子ども時代に全然本を読んでいなかったという負い目もなくはないw 理想論がすぎるかなという印象はあったけど、読む力自体が重要であるとか、想像力がそれによって磨かれるという点については概ね同意かな。一方で、じゃあ目が見えなくて読書ができない人は想像力がないのかと言われるとそんなことはないと思うので、まあそのあたりは難しくはある。
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淳水堂
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https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4000023985 子供が本を読むことは大切だと言われている。では子供に本などのような良い影響を及ぼすのか?では実際にはどのように指導されているのか、そもそも物語を読むということがなぜ必要なのか?社会を伝える方法の変化❐年齢に応じて子供に本を読むこと、子供には昔話が必要だということについて、映像と文字の話など。
淳水堂

まずは本を紹介する大人と子供との信頼関係がいちばん大事なのかなあと思いました。乳幼児への絵本読み聞かせも、大人(親や先生)が自分に向かい合ってくれるという安心感と信頼が根底ですよね。するとやはり紹介してくれる人を信頼していると本も楽しく、反対に面白くない本を紹介する人のことは信頼できない人って感じるのでしょう。

04/01 17:30
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推理
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ネタバレ愛情→自尊心→社会で相対化→自尊心回復戦い→競争や同調圧や服従→文化/上から規制弾圧←表現の自由→弱い子供/文から絵を想像する読み↔絵を説明文で理解する読み/展開因果つなげる読み↔頁で完結読み/大人になっても宝の本か/娯楽は情報満載化/子供がメディアで残虐想像力を早期獲得→昔話の残虐をリアルに想像し批判/解らない言葉は障害ではない。報道は不明語だらけ。言葉は推測するもの/次に何が起きるか判らない物語=変人が変人と会い変な出来事で変な結末↔隅々までつながりが判るし想像すると更に細やかな発見がある物語/
推理

人物個性→長編。発想→短編/発想→ひねり皮肉/粗筋を読む物語↔細部の真実味が展開を支える物語/簡略化短縮化の弊害。伝記がただの教訓話/現実の大人は一面しか見えない。物語の大人は全体が見える。現実の大人に寛容になる/正確な言葉や豊富な語彙は受け継ぐもの/想像力=ここにない視覚五感感情思考をここに感じる力/物語読む=想像作る/言葉世代→矛盾ない言葉で物語構築。映像世代→映像を物語化→矛盾多い/メタ認知力=自分と違う立場で自分見る力→自分しか解決できない問題に自力で取り組むため必要/

02/27 03:41
推理

物語読む=自分以外の意識に入ると同時に一段上から観察する/十歳頃のメタ認知力急伸には感受性発達が必要。感受性=他人の感情を繊細緻密に受け取る力↔自分の喜怒哀楽の激しい感情表現/同じ物語が角度や想像を変えて読むと別の様相→メタ認知力育てる/ゲームで仲間の死→助けられなかった自分を責める。物語で仲間の死→悲しみ/映像→客観他者主人公。物語→主観内面主人公。

02/27 03:41
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koba
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ネタバレ※本物の本とは、「ためになる」だけではなく読む力を育ててくれる本であるべきだということ。子どもにとっての読書は、知識や楽しさを目的だけではなく、読むトレーニングも兼ねていることである。
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けいこ
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★★★☆☆
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Syuhei Sumida
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自分がよく「映像見るの苦手、情報量多いから」って言っていたけど答え合わせできた感じ。映画って考える余地をなくしてるのね。作者の意向で物語が進んでいくから疲れてしまうのね。本なら自分のペースで進めたり立ち止まったり振り返ったりできる。やっぱり本が好き。
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coco
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ネタバレ仕事の参考になればと思い、読みました。 「絵本から物語への橋渡し」という言葉が印象に残っています。絵本の読み聞かせは行っている人が多いけれど、物語の本の読み聞かせというのはあまり耳にしません。ですが、物語の本も親子で一緒に本をのぞきこみながら読み聞かせを行ってあげた方が想像力が育ち、文字をたどることにも自然と慣れていくという内容が本書で書かれていて、私自身とても納得できました。その他にも、子どもと本とを結ぶにあたり、気をつけていくべきことも色々と知ることができ勉強になりました。
chiaki

cocoさん、こちらいただきますッ✨😌✨著者の『物語が生きる力を育てる』を積ん読したままになってることに気づきました(><)!!読まねば♡

11/16 09:48
coco

chiakiさん、こんにちは✨子どもの本のことについて勉強中なもので、初めて脇明子さんの本を読みました!機会があれば、私も『物語が生きる力を育てる』を読んでみたいな…と思います(^o^)

11/16 12:17
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sugarpon
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(再読)子どもを読書好きにするだけでなく、そこから本当の「読む力」を育む難しさを改めて知った。ひたすら本をたくさん読めばいいというものでもないし、その子にとって読みやすいものばかりを選んでもダメ。親の責任は重大だ…。
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どら母 学校図書館を考える
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記入漏れ
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Chiyo K.
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ネタバレ読解力とはよく言われるが、内容を理解する力だけではないのは確かだ。本書で著者は、大人は子どもに世の中との向き合い方を伝えていかねばならないということを前提に、他のメディアと比べ本、とくに物語がもつ力を説いている。ただ著者が良いとする本を勧めるには、私の目の前にいる子どもたちの嗜好はあまりに遠いところにいると思わざるを得ない(それを結びつけるのが仕事なのだろうが...)。著者の言う想像力や論理的思考は読むことだけでは養えず、数値化も難しい。読後、読むことは大事だと主張することの難しさを、より一層感じた。
どら母 学校図書館を考える

お気持ち、良くわかります。赤木かん子さんが、今時の子どもにとって、携帯電話出現の前の物語は全て古典と言ってました。時代が違うという言い訳にしたくないんですが、つい、そう思ってしまいます。

08/03 16:15
Chiyo K.

コメントありがとうございます。古典!まさにそうです。古典同様、大人が本をある程度指定して、授業や課題として読む時間を作るべきだと常々思っています。「読むこと」を野放しにしていては、「読む力」は育ちません。ネット小説にライトノベル、「ざ○ねんな図鑑」など情報・ビジュアル中心なもの、映画・アニメ・ゲームのノベライズ等々、子どもの心をつかむものが、今はあふれすぎています。

08/03 16:22
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Arick
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読書について書かれた本。 特に絵本の絵、挿絵についての言及が興味深かった。 素晴らしく書き込まれた絵が、必ずしも本の本質的な良さにつながらないことを理解した。 「もっともっと描きたい自分を抑え、子どもの想像力に場所を譲ってくれている」 この言葉にはっとした。
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tan
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大人は絵が綺麗な絵本に弱いが、物語を丁寧に読んでみて。あたたかさや未来への希望がある本を。想像力を働かせてイメージするトレーニングが出来ていないと、絵本から物語に入り込むのは難しい。何でもいいから多読推奨は読む力を奪うことになる。読書はメタ認知能力と関係がある。本の紹介は旅行ガイドのように、ていねいに。
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灯台守
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図書館司書資格のうち児童サービス概論のテキストにて紹介されていた。「参考」ではなく「必読」となっていて注目。なぜ読書が必要なのか、読むということがどういうことなのか、著者の長年の経験から丁寧に読み解く姿勢は素晴らしい。本とコンピュータとの比較における「デジタルは俯瞰ができない。一覧することによる理解/イメージが不可能」という解析は100%の解ではないかもしれないが当を得た指摘だと思う。
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Yukiko
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ネタバレ本を読むということがなぜ必要なのか。この命題に真摯に向き合ってこられた著者が得た回答と提言。お堅い内容かと身構えていたけれど、熱に浮かされボンヤリした頭にもスルッと理解出来る非常に読み易い良書(笑)子供心にドキドキするような美しい装丁の本に巡り合えた脇さんの幼い頃のエピソードが印象深かった。
Yukiko

原作本のある映画やドラマをあまり観る気になれないのは、私ではない他人の持つ印象を押し付けられることが嫌だからだと気付いた。本を読んでイメージを膨らませる→映像でそのイメージを覆される…それは自己肯定感を揺るがせるほど切ない。そうじゃない作品もあるのは知っているけれど…

02/14 14:51
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coffee
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【本を読むことで、想像力が育つ。そのうち言葉による描写から人物や情景を思い浮かべられるようになる。→現実の世界で先を予測して計画を立てたり、さまざまな人とコミュニケーションをとったりしていく力になる。】 とても分かりやすかった。子どもの頃はこんな事を考えながら読んでいたわけではないけど、ワクワクするお話にたくさん出会えたのを今でも覚えている。 手前みそだけど、母がとてもいい本をたくさん与えてくれていたのだと思う。自分が読んだ本が良書として、この本の中でたくさん紹介されていて嬉しく懐かしかった。28冊目。
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Nobuko
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司書資格を取るため児童サービス論の課題として通読すること2回。映像にさらされている子どもに警鐘をならすのも、大人が子どもを読書に上手に導いていかなければ「字は読めるけど本は読めない」人になってしまうということも納得できるけれど…。次女でテレビに子守りをしてもらい、読み聞かせは途中でごまかされるからイヤと自分で本を読み始めた自分と照らし合わせたらそこまで大人が誘導しないと本って読めないものかしら?と思ってしまった。作中、紹介されているのが外国の作品に偏っているような気が。そこまで背伸びは必要ないような気も。
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くま
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絵本の与え方は食育ににている。 与える大人の責任は重大である
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Y.Yokota
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表現の過ぎるものが想像力を奪う、ということはその通りだと思う。技術の発展で人の周りは主張で溢れている。街へ出てもネットを見ても、色々なものが五月蝿いぐらいに主張してくる。なぜならそうしたものだけが得をするからだ。…それは置いておいて、そのような情報量の多いメディアに囲まれていると、自分で本を読むことが難しい大人が生まれていくというのが筆者の見解だ。根拠となるデータに乏しいものの、影響があることは自分の経験からもわかるし、次の世代のことも考えて行動しなければならない。
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まーたろ
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すごく納得できる部分もあり、特に今の小学校の読書指導に対する意見は「そうそう、そーなんだよー」と声に出るほどだった…が、テレビやゲームに関する部分はちょっと無理があると思った。言いたいことはよーくわかるし私の考えも似たようなものだけど、これじゃ根拠の無い悪口に聞こえちゃう。これをゲームやネットの中毒になってる子に言ったって共感してもらえるわけもなく、反発して本なんかキライ…となりかねない。もっと違う表現で読書の優位性を示さねば(実感してもらわねば)子供の心には届かない。
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joyjoy
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想像力をはぐくむ読書を。想像力って特別な力ではなく、人の気持ちを察するとか…誰にでも必要で、そしてやっぱり大切なもの。
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etsunko
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子供にとって良い本とは、読み応えがありおもしろくて、読むことによって読む力が自然に培われていくような本。読み聞かせの目的の半分は、子供に生涯使えるような読む力を育むこと。あとの半分は、親子の幸せな時間と思い出づくり。絵本の絵ばかりに目を奪われると、本を見る状態になってしまいそこから卒業できない。なんでもいいからたくさんの罪、など、絵本から児童書への低学年児の課題満載。日々の積み重ねではあるが、その質を高めないと実にならないなと焦りが。児童書への具体的な導入をどうするか思案しなければ
etsunko

再読。読み聞かせは親子の幸せな時間と思い出づくりに深く首肯く。ふたりだけの大切な一冊、子が成長した時そう言ってもらえる一冊に出会えるか。いまはその一冊を探す旅路にいるような気持ち。そして旅は先を急ぐ気持ちと永久に終わりたくない気持ちと。あぁ、幸せな時間。素敵な一冊に出会えるよう、大切にしよう。

10/28 23:35
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たかこ
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メモとりながら読みました。あしながおじさんを再読してしまった。
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Bridge
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再び脇さんのお話を聴きにいくので、再読。10年以上も前から警鐘を鳴らしてくださっているにも関わらず、世の中の動きは子どもの「読む力」を奪う方へとすすんでいる。小児科学会からの提言も、もっともっと知られるべきだと思う。
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土平井
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「読書は本当に大切か」という問題提起に筆者が向き合った一つの答え。 「いい本」とは「ちゃんと読みこなせばまんがよりもアニメよりもゲームよりもおもしろい」もので「人間や世界について基本的に前向きの姿勢を持つもの」 「読む」精神活動にて①書き言葉レベルの言葉を使う力②想像力③全体を見渡して論理的に考える力を育み、思春期を支え大人になる手助けをする。 「なんでもいいからたくさんの害」はその通りで、その年頃にあった本を息子たちと一緒に手にして読んでいきたい。内容は非常に深く賛同できるのだが、根拠となる記述が弱い。
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Syo
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はい、文字は読めるけど、 この本は…。 先日、直木賞作家の作品で なぜ小説を読むのかっていう 答えを見ちゃったので、 こういうのは、 なんだか当たり前のようで 面白くないのよねぇ。
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モリー
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「読書は本当に必要か」と、問うことから読書の意味を根本的に問い直す。著者はこの思索に何年もかかったと述べていますが、それだけに読み応えが有りました。よい本の見分け方や、映像を見る事との違い等考えさせられました。また、児童文学の名作の数々が紹介されており、読まずにいられない気持ちになりました。挿し絵の力について書かれた最後の章を読みながら、自分が子供の頃読んだ「おじいさんのランプ」の挿し絵がはっきりと甦って来ました。著者が言うところの「不思議な威力」が確かに有ったと今にして思います。
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サラダボウル
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お弁当持って図書館へ。お弁当スペース、もう少し快適だといいなあ。ふと目について児童書の資料室に入る。多分先生用のいろんな資料とかがある。柳田邦男氏の本が見たかったんだけど、それは借りて、こちらはその場で速読。 子どもがいると、自分としては単なる趣味の読書を、なぜか強制するように勧めてしまったりする。その度に、犬を飼うのはいい事よ!と真顔で勧められる気持ちを思い出して反省するけど、本書はあらためて読書の有用性を的確な言葉に替えてくれる。うん。まあ肩肘張らずに、支えのひとつになるよと示せればいいかなあ。
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みき
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絵本は好きだったけど本は読めない。字は読めるけど本は読めない。ーそんな子どもや大学生が増えている中、本の重要性を考え直し、本への導き方が考察された一冊。 私は、子どもにとっていい本は「読む力を育ててくれる本であるべきだ」と書かれた部分に感心した。小中学生の自分を思い出してみると、人生で役に立つから読みなさいと言われた本よりも、読むことの楽しさを味わえる本のほうが為になった気がする。 また、自分が子供を育てる立場になったときに読み直すと響く内容が増えそうだなと思った。思い出して読み直せるといいな。
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machi
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「たくさん読めばいい」の罠や、「できるだけわかりやすく」の弊害、映像普及の影響等、すごく勉強になった。思えば、親には「良い」絵本や児童書を選んでもらっていた気がする。おかげで今も読書が苦じゃない。でも紹介するとなるとまた難しいね。何を手渡したら、どう伝えたら、拒絶されないだろう。何より、昔も今も夢中になれる本って意外に少なくて、良さをすっかり忘れてたりする。子供の視点をいつまでも持ちたいと思った。あと、今からでも児童文学の名作に触れてみようかなと。
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ikomuro
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頷ける内容に富んでいた。単に読書礼賛ではなくて、自尊心を支える文化、そのひとつとしての読書の重要性を基盤として、子どもと本をめぐる諸問題を考察する。特に、文字が読めても本が読めないという問題についての指摘は重要。大学生たちの等身大の報告からの分析は興味深い。また、子どもにとっていい本とは何か、大人が真剣に考え、導くことが必要だという考えには同意。想像力や「書き言葉レベル」の言葉を使う力、メタ認知能力など、まさに生きていくのに必要不可欠な力を育てる読書を楽しむことを子どもへ教えていきたい。
ikomuro

「なぜ本を読まないといけないのか?読まなくても立派に大人になってるよ」に対する回答がこの本にはあります。本が普及していなかった時代は、子どもの回りにたくさんの大人がいて、やりとりがあったり、昔話や生活の知恵などの生活文化を伝えていた。そういった文化の受け渡しの機会が、現代では本の役割となっている部分が大きいということ。「物語の国」アフリカでの状況は極端だけれど、世界中で起こっていることだ。声の文化から文字の文化へ、そしてコンピュータなど電子メディアへ。環境は刻々と変わるが、人間はそうすぐには変わらない

09/04 12:20
ikomuro

わけで。やっぱり映像メディアや電子機器に子守り任せっきりはいけないと改めて思うなあ。中毒性があるしね。子どもにはきちんと向き合っていかないと。1人で見てるとマジしんどいけどね。

09/04 12:34
0255文字
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読む力は生きる力評価79感想・レビュー131