形式:単行本
出版社:岩波書店
① 既刊の戦記の叙述修正=α型 → 強調点をずらすのと、拡大するのとある。 ② あらたな文脈と認識の提示=β型 → 文脈を無化する方向と、批判的に書き換えるのとある(155頁)。 何のために書き残すか、というと、 次世代が現世代や前世代の過ちを二度と繰り返さないためであるはずだ。 次世代が勘違いしたり、誤解を招く書き方であれば、 類似の錯誤に陥る。
記憶の3つの局面(253頁~)。 ① 体験の時代から証言の時代へと推移するが、直接の語りに依拠しえない状況 ② 戦争経験が歴史化される直前のいま、排除された人の声に耳を傾ける姿勢 ③ 記憶が構成的となる。 戦争経験は戦争責任と対をなしてきた(271頁)。
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