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戦国時代 (講談社学術文庫 2573)

感想・レビュー
10

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こうさん
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結構面白かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
0255文字
ろば
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19年刊、75年小学館で初出、増補改訂の上00年に刊行、かなりの改稿を含んでいるらしい。応仁の乱直後の15世紀から、16世紀の織豊政権成立までを描く。戦国時代100年の激動の時期を、強大な大名が輩出した東国、朝廷の影響力の強い畿内、中国四国の大名の対立、九州の島津・大友などの統合など、各地域の戦乱の動向をバランス良く配置した。一方で、鉄砲伝来を端緒とする国内政治の変貌や、地域の小領主の台頭、商品経済の発展など、国家の構造についても手際よく整理する手腕を発揮した。長い長い本でしたがそれなりの読み応えも。
ろば

全体の構成が良く整理されて分かりやすく、この時代特有の挿話も充実、史料に語らせるスタイルも好感が持てる。戦国時代100年が日本史の中でどのような意義をもったのかを述べた「まとめ」も力作で、領主の成長と戦国大名の強権が相互補完的であることを主張するように思えた。呉座勇一『応仁の乱』が相互の人脈の細部を詳論したのに対し、本書には大きな社会的構造が常に意識されている。

05/06 21:53
0255文字
2兵
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現在放送中の大河ドラマ『どうすふ家康』鑑賞を機に、今一度戦国時代について勉強したくなったというミーハーな理由で読んだ。著者は"戦後日本史学の巨人"(裏表紙より)だといい、その研究者像については解説でじっくりと語られている。古い本だが、解説にもあった通り、この時代の幕開けと推移から終焉、社会・経済・政治・軍事・技術と、バランス良く纏められている。とはいえ、おそらく専門書寄りなので、初学者には難解な箇所もあるかも。なお何をもって戦国時代の始まりとするかは諸説あるそうだが、著者は北条早雲の伊豆討ち入り(続く
2兵

、尼子経久の出雲制覇、斎藤道三の美濃奪取、そして畿内における明応の政変の四つを戦国時代開幕のきっかけとなる事件として挙げている。更に時代を三期に区分し、明応二年(明応の政変・早雲の伊豆討ち入り)〜天文十二年(鉄砲伝来)までを第一期、そこから永禄十一年(信長の入京)までを第二期、そして更に天正四年の信長の安土移転までを第三期とし、以後は安土桃山時代に移るとしている。戦国時代の区切りが一般的に言われる足利義昭追放の年でなく、安土移転なのは、一向一揆制圧や信長の右近衛大将就任も経ているからなのかな。

09/07 18:47
2兵

どうすふ→どうするね。

09/07 18:48
0255文字
穀雨
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「とにかくバランスがいい」と解説にあるように、東北から九州の各地方の情勢をはじめ軍事力の編成、領国経営、世界史とのかかわりといった各トピックが簡潔な文章で過不足なく論じられている。原著が昭和50年、増補版も平成12年刊行とのことで、やや古い記述もみられるが、戦国時代入門の決定版のような存在で、一冊座右に置いてあると心強いと思う。
0255文字
かんがく
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歴史学の大家による戦国時代論。もとになった本が1975年であることから、現在の教科書記述の基盤になっているような内容であって新しい発見はそれほどなかったが、一つの時代を地理的にも階層的にも多様な視点で描ききっているため、読んだ後の満足感は大きかった。戦国大名は戦うだけでなく、土木工事、領国経営、外交などを行う政治家であったことがよくわかった。
0255文字
ウヒュウゆいぞう
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ネタバレ子供の頃から戦国時代が好きだったものの、大河ドラマやゲームで取り入れた知識しかなかったため、何かしら書籍を読んでみたくて本書を手に取った。 歴史イベントと言う意味では、織田信長台頭以前が詳しくなかったため、勉強になった。 細川政元が、足利義材を廃して、その従兄弟である義澄を将軍にした。 だが義材は、政元の養子高国に要され、また将軍になった。名を「義稙」と改めた。 義澄は、高国に将軍を廃された。 ところが義稙は、高国の専横を不満に思った。高国は今度は、義澄の息子義晴を将軍にした。
ウヒュウゆいぞう

本書を読むと、合戦以上に領地運営や家臣を統制する事に大名たちが苦心していた事が分かる。 大名たちが、堺や港を抑えようとしていたのも道理なわけである。運営の観点からも、また戦略の観点からも。 総じて信長の野望では、合戦で領地を手に入れたらそれでおしまいであり、内政は合戦に勝つための準備でしかないのだ。 ゲームでも、この「運営することの難しさ」を表現して欲しいと改めて感じた。 ここを表現できれば、内政系武将にもスポットが当たるのではなかろうか。

04/12 00:42
ウヒュウゆいぞう

武将や商人に声なんて当ててる場合じゃないよ…ほかに力を入れるところがあるでしょうに…

04/12 17:41
3件のコメントを全て見る
0255文字
mstr_kk
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通時的な記述ではないので、「戦国時代を知りたい」という初心者向きではありません。すでにある程度くわしい人が、いろいろなテーマの知識を補強するのには役立ちます。
0255文字
TomohikoYoshida
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読み終えるのにとても時間がかかった割に、内容はろくに頭に入らないのだった…。
0255文字
Tetsuji Yamaguchi
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★★
0255文字
ほうすう
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一冊で戦国時代を多面的に把握できる。ただ、ところどころ今読むにはちょっと古いかなぁと思うことも多々あり。よくよく見たら2000年刊『戦国時代 16世紀、日本はどう変わったのか』(小学館ライブラリー)上下巻の合本復刊とのことらしく、その点は注意がいるかと。
0255文字
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