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人はどう死ぬのか (講談社現代新書 2655)

感想・レビュー
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akiᵕ̈
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医師でもある著者の目から見た〈死〉というものに対して、死に方、延命処置、がん、安楽死、尊厳死等、鋭く踏み込んでいる一冊。死にゆく当人と周りの家族との意思を確かめ合っておく事がまずは大事であるというのは分かるけど、延命措置となると、それぞれの立場になったらやっぱり思いには差が出てしまうんだろうなァ。医者目線から見ると、こんな風に患者に対して、その処置に対して思ってるんだという事が知れた事、死というものをその受け入れ方でいかようにもなれるという事、その心得が腑に落ち、自身にも活かしたいと思えた。
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でかぱんちょ
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誰にも必ず訪れる「死」に対して、数多くの患者の最期に接してきた医師・小説家の著者が「望ましい最期」について語り、我々に問いかける一冊。個人的な話で申し訳ないですが、昨年末から意識がなく病床で眠り続ける高齢の親の姿を見る度に本書の内容が自分に深く突き刺さりました。万人にお薦めはしませんが、本書は家族や大切な人を亡くされた経験のある方にはきっと何かを考えさせてくれる一冊です。
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タルシル📖ヨムノスキー
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人生のB面に入った自分は、江戸時代ならかなり長生きの方だろうし、何かの本によれば、本来人間の身体の対応年数は50年ほどなんだとか。もちろん今日まで健康で明日ポックリ逝けるのなら長生きも悪くないとは思う。しかし失礼な言い方になるけど、医療が進歩した所為で生きてるというよりは無理やり生かされている人たちを見ると、なんだかとても辛い。この本にも書かれていたけれど、人生の最後を考えるという意味では、ゴールが見えている分癌というのはいいのかも。とにかく動揺せずに死と向き合えるように、そろそろ心の準備を始めなきゃ。
0255文字
3non
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死に方 ぶっつけ本番やり直しができない そして自分で検証することができない
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hiace9000
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自分を含め、そう遠くない将来必ず向き合わねばならぬ家族・親族の「死」。そのための最良の予習の書。医療が何とかしてくれる「生」とは、当人にとって望む本当に「生」になるとは限らない。むしろそうならないことの方が多いとも。豊富な国内外での臨床経験を持つ久坂部医師の知見には強めの説得力あり。誰にとっても「死」はやり直しの利かない一発勝負かつ人生にとって唯一無二のワンチャンス。必要以上に恐れることも、拒むこともなく、適度な苦しみは受け入れつつも”上手な最期”を迎えたいし、近しい人たちもそうあってほしいと願うのだ。
CABIN

自分がどの様に死ぬのかは分かりませんが、他人に出来るだけ迷惑かけずに死にたいとは思います。

02/28 13:35
hiace9000

harukaさん、CABINさん、おそらくおふたりもそうかとお察しするのですが、わたしも割と「健康には留意する派」―なので、本書に従えば、ピンピンコロリはできそうにない側の人間なのかもしれません。それでも上手にいける気構え、身構え、心がまえをしておきたいと思っています。コメントありがとうございます!

02/28 14:07
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屋根裏部屋のふくろう🦉
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「死の直前には点滴も酸素マスクも効果がなく、むしろ当人の負担になるだけで、それをすることで当人が楽になったり、ましてや寿命が延びたりすることはあり得ない」とありますが、確かに。自分が死にそうになった時は延命措置はしてほしくないですね。 「日本人には辛抱が好きな人が多く(最近の若い人は別かもしれませんが)、辛抱すれば何かいいことがあると思い込んでいる人もい」るようでやたらと辛抱したがる。この点、日本人総マゾヒスト集団かと思うことがありやす、へへへ。
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漆黒猫
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大体この手の本は死を受け入れるのだ。ということが書いてある。死を免れようと思うから色々苦しみが起こるのかもしれないが。尊厳死と安楽死の違いについても書いてある。老いの方も問題な気がする。死は老いの結果でなく、老いが死の確率を上げていく感じもするし。
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じょうさん
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誰にでも必ず訪れることだか人はそれを意識してはいないし、準備してる人も少ないだろう。一日ずつ残された人生が減っていくと考えると毎日を有意義に過ごしていこうと思う。確かに!!
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haruka
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人はどう死ぬのか。ピンピンコロリが多くの人の理想だが実際はピンピンダラダラが多く、元気な人ほどさっと死ねない。どう健康に気をつけてもうまく死ねるかどうかは「運」で、できることといったら超高齢になったら病院には近づかない、死に際に救急車は呼ばない、胃瘻はしないと明記する。そして苦痛は当たり前だと理解しておくこと…。いつのまにか苦しく長い老後に怯えながら生きる国となった日本。昔、侍がさっと切腹していた時代の「生に未練をもたない。潔く死ぬ」という価値観が、今となればとても成熟した思想に感じられる。。
haruka

hiace9000さん、ぜひぜひ!ドライな語り口で面白かったですよ!なかなか楽に死ぬのって難しそう…

02/13 11:34
hiace9000

harukaさん、読了です。そうありたい、そうあらねばーと感じます。自分の人生の最後を「良き死」で締めくくることが「良き生」の全うなのでしょうね。

02/26 21:07
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はこいり
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多くの人に読んで欲しい本!人の最期の現実を沢山見て、本書を書かれたことがよく伝わってきました。医療現場は本当に無駄な延命治療が蔓延しています。高齢患者の家族で、いざという決断を迫られた時、まさかそうなるなんて!今まで考えたことがなかった!と言う方が多いですが、本当に自分の親や自分が老い、死なないと思っていたのか?!と笑いたくなってしまいます。 誰にでも平等に死が来ることなんて既知の事実で、言うまでもないのに。
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のたのた
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誰にでも訪れる死。延命などについても考えさせられる。本人は早くラクになりたいが家族としては。元気なうちに話し合いは必要。
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ひろよ
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死生学に関連したことを、とりとめもなく考えることが最近増えてきているように思う中で、他者の視点を取り入れる目的で読みました。(過去の)海外事情も含めた具体的事例・経験に即して、著者の見解が述べられています。ある程度具体的なイメージを持った上で十分に検討して備えることをしておかなければ、ある側面からは倫理的に見えるような判断を安易に(あるいは気が動転する中で)下すことになり得るように感じました。人は常に合理的な存在ではあり得ないため。
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kan
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193:(パスカル)「我々は断崖の前に何か目を隠すものを置いたのち、安心してそちらに向かって行く」………………………………死を忘れて気楽に生きていると、1日を無駄にしたり、くだらないことで喧嘩をしたり、傷ついたり、落ち込んだりしますが、残りが減っていくと思えば、もったいなくて そんなことをしている暇はない、この貴重な1日を有意義に使わなければと思うのではないでしょうか。
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とみー(碧)
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こういうの普段あまり読まないんだけど、仕事の関係で。 そこそこためになった。 うちは母が厄介なんだよなぁ。「生」至上主義みたいな。 祖父母のときも大変だった。 そういう人にこそ読ませたい本だけど、まず読まないんだよ。 私達も、入院患者には何かするし。意識なくなって数年とか十年とか生きていた子も見てるけど、どうしようもない。 家族が自分の気持ちに決着をつける場所、くらいになればいいんだけど。 --- はじめ、「……と思う」が気になったけど、そのうち減ったのか気にならなくなった。
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大先生
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上手な最期を迎えるには「求めない」ことが重要。ピンピンコロリが理想とされるが、ピンピンしている人はコロリと死ねない。老衰死も不如意と不自由と惨めさに長く耐える必要があるため一般にイメージされるより辛いもの。脳卒中や心筋梗塞は激痛。がんは過剰な治療さえしなければ死期を予測しやすいけどメリットばかりではない。結局、死に方なんて選べないので、あるがままを受け入れると決めておくしかないようです。特に延命治療は悲惨な状況になる覚悟で受けること。私も「老子」好きなので、理想の死なんて求めず酒飲みます。
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チャロ
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☆5 過激なタイトルだけど、家族が介護を経て病院に入院中、近い将来の『死』を覚悟しながら見守っている時期に、ネットで見つけ図書館で借りた。先日病院で見送ったが、本書には在宅の看取りを推奨しているようだが、病院に入院した場合の治らないと分かっていて機械に繋いだりいざという時に心肺蘇生をせず、穏やかに見送る。家族の覚悟が必要とも言われていて、我が家がどうだったか?を再確認するにも良い内容だった。
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はる
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私も体にチューブをたくさんつけて、人工呼吸器や胃ろうをつけて痛々しい形に死んで行くのは勘弁願いたい。準備をして、上手な最後を迎えたいです。また、自分の周りの親しい人がいつどんな形で最期を迎えようとしても、悔いを残さないよう日頃から時間を大切にして付き合い、そして心の準備をしていけるよう心がけて過ごしていきたい。
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T2C_
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死に多く触れる医師の立場から、人はどう死ぬか、どういう心構えをすべき思われるのか、どういった行動を取るべきかなどが記載された一冊。死は基本的に苦しい場合が多く、病院行ったからって良くなるとも限らず逆に苦しむ可能性もある、というのが驚きだったし、医師へのアンケート結果で死因はがんが良い、死期に見立てがつくから、という考え方も衝撃だった。素敵だと思ったのは引用ながら「老人力」の考え方で、記憶力が落ちたら逆に忘却力がついたと考える、ってのは面白いなと。総評して、自分の最期を考える上で非常に示唆に富んだ本だった。
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Yuko Kimura
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安楽死を扱った小説(悪医、神の手)が面白かった久坂部外科の、癌終末期を数多く看取ってきた人生観を表したエッセイ。終末期医療の処置が、患者を苦しめることもある事から、本人と家族とよく話し、心穏やかに終えることへの進言。なるほどなと思った。1ヶ月ほど前に、いとこをガンで亡くした者としては、色々考えさせられるものがあった。自分ががんになったらどうするか、普段から決めておいた方が、自分の家族も、穏やかでいられるのかもしれない。
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takao
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ふむ
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たてろーる
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人間の死と医療について考えされたてた。延命すればいいってことじゃないってことがわかった。
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narez.mono
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少し話題の本だったので図書館で借りて読んだ。医師による、認知症患者のデイサービスや施設入所者に対する所感が続いていた。 本当にいろいろな症例があることが分かったが、実際には認知症の症状を多少見せるだけで旅立つ事もあるし、皆がみんな、ここで扱われるような困った老人になることもないのではないかと思った。途中からうんざりしたが実際に患者と向き合う介護職員や医療関係者には頭が下がる思いがした。
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aby
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救急車で病院に行ってしまうと積極的な治療が行われるが、寝たきりとなってしまい、ただ生かされている延命治療となることが多いとのこと。積極的な治療を行う意思がないならば家族と救急車を呼ぶか呼ばないか事前に決めておく必要がる。がんについても標準治療で回復の見込みがなくなった時点で積極的な治療はせずに緩和ケアのみでQOLを重要視したほうが良さそう。
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GELC
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本書のレビューで「全人類必読」というものがあったが、正にその通り、目から鱗の連続。現代日本は死が隠蔽され過ぎていて、正しい判断が下せない状況。健康的な生活を続ければピンピンコロリで逝けるというのは思い込み、実際はピンピンダラダラとなる可能性が高い。老衰は理想的な死に方のように思っていたが、実際は長期間の多大な苦痛が伴う。治ることに固執すると、終末期のQOLを大きく下げ、無用な苦痛を受けることになりかねない。そして何より、自分がどう死にたいかを、周りの人と話し合っておくことがなによりも大切だ。
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Shoji
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人が死ぬ時、あるべき姿とはどのような姿なんだろう。臨終に差し掛かってもなお施す延命治療の壮絶さは並大抵ではなく、患者の負担も大きいそうだ。生かすも殺すも、まさに玉石混淆。医療の進歩とは、罪作りだなと思った。死ぬ時ぐらい、患者の好きにさせてやれば良いのではなかろうか。つまり、何もせずそっと見守ることだ。患者にとって、それが一番楽なようです。クオリティオブライフについても考えさせられる一冊でした。
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ふね
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#56 身内の死を経験し、死ということに興味を持ち、ようやく読了。医師でもある著者が、多くの方を看取ってきた経験から、人間の死に方について語る。包み隠さずリアルな人の死が語られていて、とても勉強になった。超高齢者の最期に救急車を呼んで救命措置を施すのは必要なのか?健康に気を遣いすぎるとピンピンコロリで逝けなくなる?ガンとどう向き合うべきか?死に目に会うことの必要性と普段から感謝を伝える重要性、など、目を背けたくなるようなテーマも含め、かなり考えさせられた。
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yaya
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人に勧められれて読んだ本。人が死ぬ事が出来るのは1回きり。どう死ぬのか。医者の立場から沢山の死を見てきて、テレビやドラマ、小説、、、で見るよりももっと現実を教えてくれた。今年亡くなった伯母の死に方は果たして良かったのか、自問自答していたが、一番良かったのではないかと思えてきた。 自身も漠然と延命治療はしたくないと、思っていたが、どのタイミングになるのか、など、知らないとタイミングを間違えそうな事も知れて良かった。尊厳死や安楽死の違い、法制化はまだまだ難しい事もわかる。参考著書も読んでみようと思う。
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ひみーり
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読書+耳読の同時読み 難しい表現なしでとても学びがあった本でした。最初タイトルから人間はどのように脳が血液が内臓が感覚が、と医学的なメカニズムからみた本だと思ったのですが上手な最後の息の引き取りかたについて書かれた本でした。本書のメッセージは一貫していて生物には寿命が人間もしかりあるのだから最後は楽に逝かせてやれとこの本を読んでいない人から見たらなんと非情な…と思うかもしれませんが逆です愛にあふれています。残された家族は何とか助からないかと延命治療をお願いし無理やり命を引き延ばされる回復の見込みがないのに
ひみーり

延命治療で生かされ続けるから、医療用麻薬や鎮静剤も効かないほどの苦痛に襲われ、たくさんのチューブやカテーテルを差し込まれあちこちから出血し生きたまま肉体が腐っていくような状態になりながら機械によって生かされる最期人間の尊厳もありません。私は読んでいて中盤まで冷静で淡々とした内容に為になるなと構えていましたが最終盤重たい内容に気分が悪くなりながら読了して、この本はまだ元気な内にいる母に読ませてあげたいと思いました。人間誰もが経験する死、我々は知識を身につけて有終の美を飾れるよう心構えを持とうではありませんか

10/21 21:08
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エリカパパ
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在宅診療医久坂部羊さん2冊目。平穏な死を迎えるために予習をした。〜がんで死ぬことの効用。がんは治療さえしなければ、ある程度の死期がわかるのでそれに向けて準備ができる。人生を慈しむ時間的な余裕がある。その上、超高齢の不如意、不自由、情けなさに直面する危険も確実に避けられる。こんな安心なことはない。〜意識がない状態になったら救急車は呼ばない。最期を迎えるにあたっては高度な医療は受けないほうがいい。自宅での看取り。〜満足と不満に絶対的な尺度はない。自分の期待と現実との比較で決まる。満足力とは期待値を下げる力。
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ドイヒー
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尊厳死、安楽死の是非について考えさせられる。うたかた。多くを望まずあるがままを受け入れるしかない。
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あやと
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Kindle Unlimitedにて読了。面白かった!人はどのように死んでいくのか?不慮の事故、病死、老衰。どれも辛そうだな…と感じた。なかでも興味深かったのは、がんが一番最適であるという考察。例えば、脳卒中の場合、突然死のため、準備もお別れも出来ない。また、老衰の場合、筋肉が徐々に衰えていくため、動けない状態が何年も続く。その点がんは、余命も宣告されるし、死ぬ準備も出来る。なので、相対的にがんが良いとのことだった。なるほど。また、前世もあるかわからない。なので今を精一杯いきるべしとの考察も面白かった。
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ヨルン
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身内の仕事の関係で病院や在宅医療の話を色々聞いてきたこともあり読みたいと思っていた本でした!新書は中々合わないパターンも多いのですがこれはスラっと読めました。自分がこうなったらこうする、こうしたいっていうのを具体的に決めて家族で共有しなきゃなぁと思いました🐤死ぬことへの準備、治療とはなんぞや、というのを教えてくれる一冊でした。おもしろかったです(*^^*)
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ハル
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あるけどないもの。不思議なもの。それが私の思う死。だからその先はどうでも良い。問題はその一歩手前。生きている、でももうすぐ死にそう。この地点が曲者だ。そこにある漠然とした恐怖。分からないから怖い、怖いから忌避する、忌避するから分からないの悪循環。そこを抜け出すには先ず現実を知ること、我が身に置き換え考えること。医療の進歩で残酷な延命が出来てしまう時代だから余計にその重要さは増す。それなのに禁忌とされ、隠されてしまう死の現実。仕方無いとは思うけれど、ある齢を過ぎたら死を意識して生きる方が有意義な気がする。
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Tomomi
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激しく同意することばかりだけどテレビじゃ言わないね。自分で親を見送ったからこそ分かる。自分がどう死にたいかは自分でよく考えて練っておこう。
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りぶじん
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発想の転換でできないことがあっても、老人力がついたとプラスに受け取る。
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あんじぇらあきこ
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死とは1人につき1回しか訪れないからうまく対処しようと思っても経験がないからわからない、なるほど、その通り。人間生きてりゃ必ず死ぬ。受け入れないと。父はあれで良かったんかなぁ?やれるだけはやったけど本人の意思がわからず。後悔はあるかも。自分の意思が伝えれる状態やったら病院行かない選択出来るけどボケたくない!
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らる
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がんは、ある時点を超えた治療をしても副作用の方が重く、人生の質を下げる結果になる/眠りについたまま死んで、今朝、目が覚めなかったとしたら、死ぬのはぜんぜん平気。と考えることもできる/死に対して医療は無力である/死ぬ直前に必死に声をかけるくらいなら、意思疎通ができるうちに言っておくべき/健康に生きると内臓が丈夫になり、むしろ、コロリとは死ねなくなる/我々は必ず死ぬのだから、今のうちに食べて飲んで、人生を楽しめ
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もけうに
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豊かな経験に基づく知見が詰まっており、最初から終わりまで面白かった。蘇生術という名の「儀式」、尊厳死と安楽死の違い、がんの用語、余命の意味etc. 多くの知見が得られる。エンゼルケアの実態が中々壮絶…。綺麗な言葉で覆い隠されている事実が沢山ある。安楽死・尊厳死を肯定しつつも、そこに潜む危険性にも言及しているあたりがフェアで良い。心にメメント・モリを住まわせて生きたい。
0255文字
Noriko S
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強烈だが、本当は知っトクべき内容。知人におすすめしようと思った。
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石光 真
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病院に行かなければ悲惨な延命ループからは逃れられる。つまり在宅や施設で死ぬ。しかし死ぬときはある程度は苦しいものだ。そりゃましゃあないね。死ぬんやから。 私は母と父を在宅で看取った。母の場合は無理に食べさせようとしたり、死んだのに慌てて救急車を呼んだりした。父の場合は病院の緩和ケア医と連携していたから、世の中も私も進歩していた。今はホスピスの態勢もさらに進んできた。 この本を読むことはよいメメント・モリ(死を思え)になる。死ぬのは自分であって、医者でも家族でもない。覚悟さえ決まれば気は楽になるよ。
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人はどう死ぬのか (講談社現代新書 2655)評価78感想・レビュー334