読書メーター KADOKAWA Group

選択的夫婦別姓は、なぜ実現しないのか?:日本のジェンダー平等と政治

感想・レビュー
6

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
香菜子(かなこ・Kanako)
新着
選択的夫婦別姓は、なぜ実現しないのか?:日本のジェンダー平等と政治。ジェンダー法政策研究所ほかの著書。ジェンダー平等が進まない日本。ジェンダー不平等がはびこる日本。ジェンダー平等を進めてジェンダー不平等をなくすためのはじめの一歩が選択的夫婦別姓の実現なら選択的夫婦別姓の実現させない理由なんてどこにもないのかな。日本には選択的夫婦別姓に賛成している人のほうがずっと多いのに選択的夫婦別姓がいつまでも実現しないなんておかしなこと。
0255文字
ひのき
新着
実現しないのは一部の政治家が反対するため。通称使用の拡大が無理なのも論破できるのに。絶対に反対の人の考えがよく分からない。
0255文字
のぶ
新着
2022年に2回に分けて開催されたシンポジウムの講演録に、その主催団体の共同代表の一人である辻村氏による(憲法との関連での)解説文(これも講演録だけど)を加えて構成した、悪く言えば寄せ集め本なのですが、法改正に向けてのロビー活動に関わっている人たちの経験や分析が集大成されていて、我々が(遠くからだけど)現状を理解するためには有益な本です。「ジェンダー」という単語が沢山出てきます(のは当然だけど)が、自民党とその周辺の復古主義者達が暗躍し妨害するという構図、人権に関連する他の諸問題にも共通の問題なんだよね。
0255文字
惡い読書
新着
「日本古来の〇〇」と云うから、聖徳太子が作った(関係した)「金剛組」=578年創業(世界最古の企業)くらい古いのか、といえばそうでもなく、大体は明治期に発祥。あるいはバリエーションを替えて戦後。本書の主題となる民法七五〇条もまた。●私たちのような自由業(そんなに"自由"ではないにしても)は、氏を変えると非常にめんどいので、「旧」姓で押し通すのがフツーだけど、中には結婚した途端に旧姓で呼ぶと嫌な顔をする人もいて、年賀状などで改姓アピールが強い人もいることだし、そんならせめて「選択的」でよいから実現して、と。
惡い読書

本書のタイトルにある「なぜ実現しないのか?」の根は正直、わからない。「実現に反対する人がいるから」には違いないのだけど、それは、例えば今回表に出てきた一部宗教団体などの突き上げ、というのがわかりやすい理由かと云えば「では、それは何故」と木霊のように返ってくる。「家族が崩壊につながる」「家族が変わってしまう」ことに「別姓」がどれだけ関わるかは不明だが、当然なにがしか「家族」像に変化は来すだろう。明治期と現在では「家族」像は当然変わってきているのだし、それでも我々はやってきているのだし、そんなに怖いことか?

05/22 14:56
がらくたどん

しかも意外と明治後半(笑)明治9年の太政官指令ではまさかの「夫婦別姓制」を敷いています。たまに政治畑の方でも「古来」とおっしゃってますが、法務省の解説をどう思っておられるのだろうかと。面白いですね。国民が個人IDを持つようになった時代、私はむしろ明治8年の太政官布告による氏を持つ事の義務化から「氏姓観」を考えてみるのも面白いのではと思います。https://www.moj.go.jp/MINJI/minji36-02.html

05/22 16:14
0255文字
つーちゃん
新着
ぶっちゃけ、夫婦別姓でよくない?好きにしたらいーじゃん。何が審議をそんなに遅らせてるの?という素朴な疑問があり読んでみた。なるほど、国民を統制するにおいて、家単位でコントロールしたいから頑なに同性に拘るのか。でもそんなスタンスだから、家単位でカウントすることにより父性優位なジェンダー差別や、多様な家族の在り方を認めない傾向が引き起こされちゃうのね。本書では女性差別が大きく取り上げられてるけど、男性も父性優位思想で嫌な思いをした人いるんじゃないかな。こりゃ「個」が弱い日本にとってしばらく解決しなさそうだなぁ
0255文字
Tad
新着
選択的夫婦別姓について特定の領域に限定せず、政治における問題の観点、ジェンダー平等の観点、家族論の観点などから複数の著者がそれぞれの目線で論じており、広くこの問題と関連する課題をとらえるには良いと思います。一方で、焦点は絞られていないので読み手側で理解の整理は必要かもしれません。 印象的だったのは以下です。 ・サイボウズ社長青野氏の取組み ・「家族」の定義が実は難しい一方、家意識は無意識的に社会に存在していること ・自民党の当問題に関するやや宗教的とも言えるスタンスと不誠実な対応
0255文字
全6件中 1-6 件を表示

この本を登録した読書家

選択的夫婦別姓は、なぜ実現しないのか?:日本のジェンダー平等と政治評価63感想・レビュー6