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遠来の客たち (1955年)

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紅はこべ
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1931年生まれの曽野綾子さんは太平洋戦争が起こった年は10歳であり終戦は14歳だから「第3の新人」とはいっても「失われた世代」ではありません。デビューしたのは20歳のときで名門の聖心女子大英文科2年生。写真を見ればわかるように「可愛らしいお嬢さま」が相応しい文学少女でした。同年生まれには有吉佐和子さんもいて女流作家は「才女」と呼ばれるようになります。22歳で三浦朱門と結婚した曽野綾子さんはその翌年に『遠来の客たち』を発表し第31回芥川賞候補となった。。
紅はこべ

『遠来の客たち』1948年の夏。アメリカ占領軍の接収ホテルである「箱根山ホテル」の案内所で働く19歳の波子は多くのアメリカ人客の案内係である。近いうちにヘレン・ケラー女史も訪れるということでホテルの客室は満員であった。そんなある日、アメリカ人客の観光バスにガイドとして乗り込んだ波子は。。

03/03 22:58
0255文字
nao
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遠来の客たち/少女小説とは呼べない気がする。波子は少女らしからぬ鋭さと達観とを持っている。軽い文体による波子の軽妙な語りが隠しているものがある。思考停止の先には戦争がある。
0255文字
Ruto
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曽野綾子の短編集。表題作は芥川賞候補作品。
0255文字
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