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複素関数論の基礎

感想・レビュー
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shin_ash
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量子確率論の本を読んでいてヒルベルト空間の本を読んでこいときた。どちらも話は複素数を含んでいる。これまで二乗したら-1程度の雑な理解で、複素数に関しては見て見ぬフリをしていたが、観念して向き合うことにした。できるだけわかりやすい本と言うことで本書を手に取った。本書はそう言う読者層を想定しているのか、実数と関数の復習をしてから実数との共通点を確認し、そこから複素数ならではの特徴を解説していく。グラフに描けないとか、uv平面への写像とか認識を新たにすることで理解が深まっていく。難しい話だが楽しく読めた。良書。
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BIN
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タイトル通り複素関数論の基礎で、留数定理まで解説されています。ただ数学的厳密性は少し足りない印象だが、初学者にもわかりやすくするために直感的な理解の仕方やイメージをつかみやすい文章になっていて非常に良いものでした。例題も同じ問題を使って、章が進むごとに簡単になっていく表現もよかった。
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おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
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復習のために読んだ。電子版。直感的理解を助けるような図が多く読みやすかった。また、過度に数学的に厳密過ぎず、逆に簡潔すぎることもなく、バランスが良いと思った。「なぜその概念を考えるのか、どういった意味があるのか」が説明されているので、初学者に向いているかも知れない。
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bonbonさん
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複素関数論について留数定理辺りまでを解説する。実関数での概念が複素関数ではどの様に対応するかを意識して書かれている。「複素数の意義とは何か」という問いに対し、「実数を拡張して数学的な見通しを良くする」といった抽象的な回答をよく耳にする。本書では著者と共に複素関数の性質を一つずつ発見し、コーシーの積分定理・留数定理などに辿り着く過程で、読者は複素数を通じた視点の美しさを感じ、上の問に対する納得いく回答が得られるようになる。計算例が多く、行間も少ない。複素関数論の副読書、あるいは昔勉強した人の復習に良さそう。
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御光堂
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非常に分りやすい複素関数の教科書。187ページとそれほど厚くはないが、密度が濃い。上手な教師の講義を聞いているように要点がつかめる。実変数の関数から入り比較したり、説明の順番や、他の教科書には見られない視点からの問題提起など、構成にも工夫がある。練習問題も多く解答も載っている。初心者向けだと思うので、これをマスターしてからもっと難しい教科書に行くのが良いのだろう。
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ウオオオオオ
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良い本
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shin
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何でこんなことするの、という意味を試行錯誤を元に教えてくれるため、それぞれのトピックがきちんと入ってくる。 使えればいいという人はまずこれで、厳密な議論が必要な人も、まずはここで意味を掴んでおくと良さそう。
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