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失われた世界 (古典新訳文庫)

感想・レビュー
113

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ばりぐあち
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ネタバレ7月1日~8月7日で読了。昔別の訳で読んだ作品の再読。シャーロック・ホームズで有名なコナン・ドイルの名冒険小説。単なる冒険小説ではなく、SFというところも良い。しかも、技術発達が著しい世相を反映させた作品の多い20世紀初頭のSF小説で古代生物物というのが洒落ている。まぁ、元々シャーロック・ホームズで「バスカヴィル家の犬」というミステリ色の濃い冒険小説を書いているので、冒険小説も御0手の物ということだ。未開の地を探検し、部族の争いの勝ち負けを左右し、最後は翼竜を持って帰って大暴れさせるという徹底っぷりだ。
0255文字
せせらぎ
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推理小説かな?と思って手を取ってみたら冒険活劇でたまげた。未開の土地、見慣ぬ生物、襲いくる危険と飽きさせずグイグイ読み進められた。冒険後の後日談も面白く、喜怒哀楽こもごもで最後まで美味しさたっぷりといった感じだった。最近の本はこういうのが少ない気がするので逆に新鮮味があった。現代の地表で観測不可な場所なんてほぼなさそうだし仕方ないか。本の中では失われた世界を旅していたが、この本の内容自体が現代では失われた世界になっていて少し悲しい。そう思ってからドラえもんも似たようなこと言ってたなと思い出した。
0255文字
界烏
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秘境アマゾンへ恐竜探しに出発! 名探偵を産んだ作者によるSF探検エンタメものです。光文社版は数々のミリタリ・アクションものを訳してきた伏見氏が担当。探検隊のキャラが立っている。ドワーフみたいなエネルギーの塊、破天荒チャレンジャー教授とその口論相手のサマリー教授。南米で悪党と戦闘、猛獣狩りと頼りになる冒険家ジョン・ロクストン卿。そして語り手の意中の女性のために男をあげようと同行した記者(最年少だけどラグビーの猛者)のマローン。当時の価値観や話運びは古めかしくはあれど探検してる感が楽しい。おすすめ
界烏

先に読んだ「10歳までに読みたい世界名作」版では、マローンが探検ネタを求めてチャレンジャー宅に訪問した際に取っ組み合いになる所、ジョン卿に度胸を試される場面などテンポを落としそうな部分がさくっと削られていました。チャレンジャー教授が猿人のボスと生き別れの兄弟みたいなのに笑った。マローン君の恋の行方は同作者の短編集「ササッサ谷の怪」の連隊のスキャンダルを思わせる……。

07/05 17:25
0255文字
dani
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今度の光文社古典新訳文庫はコナン・ドイル卿によるロストワールドものの代表作。半分少年のおとな(と思っている自分)は楽しく読んだ。SFはこうでなくっちゃ。
0255文字
星落秋風五丈原
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デイリー・ガゼット誌の新聞記者ネッドは、今日こそ恋人グラディスにプロポーズを意気込むが、機先を制される。「死を前にしても恐れない人」「偉業を成し遂げ、めったにないような経験をする人」に恋をすると宣言されてしまったのだ。グラディスの望む男性になるため、ネッドはアマゾンの奥地に恐竜が生息すると主張するチャレンジャー教授の一行に加わる。他には穏やかな懐疑派のサマリー教授、スポーツ万能のロクストン卿が加わる。
0255文字
nonta09
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アマゾンの奥地に恐竜が生きているかもしれない。 その一言だけで冒険心がうずうずしてしまう。 各キャラクターの個性もそれぞれ際立っているのだけどチャレンジャー教授は別格。その存在だけで物語ができてしまう。。。と思ったら他の作品にでも出てるのね。読んでみよう。
0255文字
Takahi
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現代まで生き残った恐竜を求めてアマゾンに挑む冒険もの。序盤は主人公がクソ野郎なのできついが、旅立ってからはハラハラドキドキワクワクする(終盤の危機が猿人メインはちょっとどうかと思うが)。オチも良かった。
0255文字
めい
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ホームズのファンだったんだけどドイルの他作品はずっと未読で、今回ようやく読んでみてわかったのは、この人の書くものだからこそ幼いころからずっとホームズ譚を好きでいるんだなということ。おもしろかった!恐竜も好きなので尚更かも。一緒に冒険している気分だった
0255文字
Wyoshi
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50年ぶりぐらいに読み直し。 いや、正直ストーリーを知ってはいても、文章の旨さ、ストーリーの出来と言い、流石としか言いようがない。 申し訳ないけどハガードに比べるとはるかに上。 全ての恐竜物の原点ともいえる作品だが、いまだに十分読みごたえがある。 外れに当たりたくない気分の時はこういう古典を読むのも良い。
0255文字
ハル
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ネタバレ昔に子供向け版で読んで、大好きで何度も読み返していた作品。科学考証的には古い部分も多いけれど、未知の地域に恐竜たちの生き残っている閉ざされた台地があるという設定は今読んでもワクワクするしすごくロマンがある。恐竜だけではなく原始的で暴力的な猿人や、猿人よりも文化的で人類に近い種族として書かれる台地インディオの対比も面白い。クライマックスの翼竜お披露目シーンは子供向けでもイラスト付きで書かれていてとても印象的で一番好きなシーンだったのを覚えている。原作を読めて良かった。子供の頃の記憶の通りやっぱり面白かった!
ハル

語り手の若き記者マローンの冒険譚としても面白いし、当時のイギリスの社会情勢や白人社会の考え方等を知る意味でも興味深い。昔の作品には結構忠実で誠実な黒人の奴隷(もしくは雇われた部下)が出てくる気がするけど、これは当時の白人が持っていたある種傲慢な理想の関係性かもしれない。

02/12 12:15
0255文字
tamazou
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古代生物探索のため、前人未踏の地を冒険する、元祖ロストワールド物。つくづくドイルはエンタメ小説が上手い。好きな女性のためという主人公の単純明快な動機もいいし、チャレンジャー教授筆頭に個性豊かな仲間もいい。緊張感溢れるシーンとコミカルな文章のバランスも楽しいし、ラストはカタルシスがちゃんとあって、オチもユーモラスで、最初から最後まで面白かった。
0255文字
たつや
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まさか、コナン・ドイルがこんな冒険小説を書いていたなんて。意外すぎ。チャレンジャー教授をホームズ作品に登場させてほしかったな~と、今更ながらに思いました。
0255文字
空川 夕
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アマゾン川流域オリノコ川河口にジュラ紀の生物がすむ地域の冒険物。学会会場でチャレンジャー教授とサマリー教授の論争で現地調査に行く一行は未知の生物を見つけて生きて帰れるのか。ハラハラドキドキとてつもない冒険と仲間割れ、裏切り、数々の障害、困難を乗り越え次第に結束が深まっていく。面白かった。
0255文字
うなぎ
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ネタバレKindle Unlimited。モロ大英帝国時代な未知の世界や他の国の人々への接し方や俺が上だの思考回路にウヘァとしながら、40年以上前の古き良きゴジラみたいな立ち方のティラノザウルスのレトロなイラストを思い出して興味深かった。あの翼竜の赤ちゃんがなんとか元の世界に帰れるといいんだけど。恐竜が危険かと思ったけど、それより危ない奴がいて何かインディジョーンズぽさもあった。主人公と旅するチャレンジャー教授のキャラの濃ゆさったら。何が一番面白かったって主人公と初対面からの取っ組み合いだった。
うなぎ

チャレンジャー教授がロードオブザリングやホビットのドワーフに見た目も中身もそっくり🤣私もアレくらい強気に生きたいよ。

09/10 21:09
0255文字
しげのり
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いわゆる秘境冒険ものの原点がここにあり!破天荒な教授を始め明確な個性の人物たちと 手に汗握る物語に夢中になって読んだ。語り手の記者の冒険の動機や巻き込まれていく人物たちの思惑が面白い。秘境の豊かな自然と生き残っていた太古の恐竜や動植物の遭遇は、リアルで説得感がある。無事に英国に生還してからの隠し玉や記者の失恋など 最後まで目が離せない。名探偵ホームズを創造したドイルだけに色褪せない面白さがある。新潮文庫からドイル傑作集があるので読んでみたい。
0255文字
Y子
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ネタバレ裏表紙の説明を頼りに本編を読み進めた。ベネズエラのオリノコフロー。テーブルマウンテンのそびえるギアナ高地の不思議。ここまでは私の勝手な思惑。100年以上の昔々のイギリスを舞台に2人の教授と卿そして1人の新聞記者が、ブラジルのアマゾン河口より遡り、分け入る。ジャングルや竹林。。果たして恐竜は出るのかでないのか。4人の紳士の物語であった。最後の最後まで読んでみることをお薦めする。2016.3.20初版。光文社古典新訳文庫。古典なのに新訳というのが功を奏しています。読みやすかった。
0255文字
ま
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ネタバレチャレンジャーのキャラが良い。また、主人公の頑張りが無駄になり次につながるのもよい。
0255文字
Weapon
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ネタバレ図書館より。言わずと知れたシャーロック・ホームズシリーズの著者サー・アーサー・コナン・ドイルの名作。ドラマ化などもされた作品。多分読むのは初めて。 まあジュラシック・パークも含めて有名なので、未踏の地で恐竜が出てくる話、とは知っていたものの、思ったより恐竜の出番は少なかった。むしろ猿人とインディオの対立のほうが、多くのページを割かれていたような。ところどころ、現代の価値観にはそぐわない差別的発言なんかも出てきて、それはこういった古典の滋味として楽しみにしていたりする。他のドイル作品も気が向けば読んでみよ。
0255文字
つらら
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科学ロマンス
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優希
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ドイルはホームズの印象が強いですが、SFも書いていたのですね。血湧き肉躍る物語の展開にのめり込みでした。挿絵が入っていたのも良いと思います。古典ながら新しい。面白かったです。
0255文字
Mマジパン
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シャーロック・ホームズの作者A・コナン・ドイルのSF小説。1912年の出版だが、ホームズ物で慣れているのか古臭い感じはせず、面白くて一気に読んでしまった。後世の全ての恐竜秘境冒険小説や映画のタネ本である。最近の映画「ジュラシック・ワールド」などにまで影響を与えている。読んで感じるのは当時の大英帝国民の無茶苦茶な活力である。未知への探求のためには命の危険も顧みず世界中どこでも飛んで行ってしまう。このワクワク感が本作品の魅力であるが、現代人が失ってしまったものであるかもしれない。
0255文字
spica
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ネタバレ大陸は違うが、「のび太の大魔境」を思い出した。チャレンジャー教授がエキセントリックだが、それだけでなく科学者として頼りになるとてもいいキャラだった。マローンとグラディスの関係は最初から変な感じがしていたので、ラストの展開には笑った。恐竜の世界は大迫力!だが、征服者と高等人類視点からの差別発言てんこもりで、おもしろさ以上に考えさせられる描写が多かった。こうやっていろんな動植物が絶滅させられてきたんだろうな。奴隷容認発言も怖かった。
0255文字
臓物ちゃん
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ご存知ドイル先生による秘境冒険ものの古典的名作なのだが、19世紀のこういう作品って説明がコチャコチャ細かいから勢いがどうもな〜と思って読んでなかった本作を新訳でようやく読む。イラスト付きだとやっぱりありがたいね。男四人組で秘境を探検というとまるきり水曜どうでしょうなので、チャレンジャー教授も「デブでヒゲ生えてたらダメなのかよ!」とか言ってたのだろうか。ジョン・ロクストン卿のモデルの人がスパイ罪で死刑になってたりと裏側を知っても楽しめる一冊。
0255文字
ねぼすけ
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アーサー・コナン・ドイル著1912年出版のSF小説。今までシャーロック・ホームズしか読んだ事がなかったけれど本作も比較的有名で影響を受けた作品がいくつかあるとの事なので気になり拝読。南米の奥地に恐竜が生き残っていて、その存在を確かめるべく探検するというストーリーでした。内容自体は悪くないですが自分は少し単調に感じてしまいました。チャレンジャー教授のキャラが好きですがだんだん飽きて来ちゃいました笑猿人とのくだりは笑ったけど笑笑 少年の頃に読みたかったなぁ。SF冒険小説ですね。
ねぼすけ

本書はコナン・ドイルについてのまとまった解説がついていてそこが個人的には面白かったです。コナン・ドイルの人生もなかなか調べると面白そうでした。解説によると出版当初は科学ロマンスと呼称されたらしいですね。1912年という時代背景で飛行機や自動車の扱われ方を見るのはなかなか面白かったです。この時代は電気自動車の方が優勢だったそう。そういえば1890年代のホームズたちはロウソクとかランプ使うし馬車に乗ってますもんね。でも1912年の頃はもう特殊相対性理論出来てるもんなぁ。変な感じがします笑 色々思いをはせました

02/14 11:59
ねぼすけ

ちなみに本作は映画化されていて、その制作チームのウィリス・オブライエンが後に「キングコング」を作ったそう。調べてみると無声映画も以下のサイトで見れたりします。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ロスト・ワールド_(1925年の映画)

02/14 11:59
0255文字
氷柱
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822作目。1月31日から。ググってISBNを入力してやっと出て来た。kindle版が独占的に出て来る。この作品はkindle版の引力が強烈であった。置いておいて。初のホームズ以外のドイル作品となった。やはりホームズ同様頭の大きさと知性が結び付けられていたり、表現が古かったりと古典に足を踏み入れている感がある。それでもわくわくは健在であった。「もう少し推理成分が多い方が良かった」なんて言う感想は本作の趣旨を理解できていない証拠だ。ドイル氏にとっての新天地の開拓であり、ロマンがふんだんに詰め込まれている。
氷柱

主人公たちも同じくらい残忍であることに笑いを禁じ得ない。さすが英吉利。

02/01 23:42
0255文字
むくむく
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未知の生物を求めて3人の知識人とジャーナリストが繰り広げる冒険譚。情景描写も人物描写も見事でぐいっと読まさせる力がある。この物語の根底にあるのが文明人の目から見た世界なので差別的な扱いも少なくない。でも、この作品に満ちているワクワク感・ハラハラ感は得難い体験。チャレンジャー教授のキャラが強烈。ライバルのサマリーとの舌戦は完全に英国ドラマ「ステージド」の世界で楽しんで読んでしまった。主人公はロクストン卿らしいのが驚き。
0255文字
AYK
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このご時世不適切な形容かもだけれど、「the 男のロマン」って感じですね。恋愛よりも生き様を選ぶ、みたいな。 (動機は彼女(?)だし湖に名前つけるし帰った途端会いに行ってフラれるしで恋愛モチベありまくりだけれど)
0255文字
ふかわ
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前半はヴェルヌの地底旅行、後半はジュラシック・パークという感じ。徹頭徹尾全くのウソ話にも関わらず、まるで本当にあった出来事のように書く技術が素晴らしい。
0255文字
mae.dat
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新訳に際して、註の充実が嬉しい。無かったら普通に読み進めて、背景を気にしないままだったと思うので。 小学生の頃に読んだ気になっていたけど、どうも思い違いだったみたい。又は子供向けに大きく改変されていたのか? メインの舞台に辿り着くまでのお話も結構長くて、お話の世界に入り込めなかったな。(´๑•_•๑)。メインの舞台でも、それはダメでしょうって行動もあってね。
ミスターテリ―(飛雲)

mae·datさん、お話の世界に入り込めなかったというレビューを読んで、小さい頃、子供用に書かれたものしか読んたことがないので、原本はどんなに違うか改めて読んでみたいと思います。

03/14 11:39
mae.dat

ミスターテリーさん。メイプル・ホワイト国での冒険が醍醐味だった様な淡い記憶しか残ってませんでしたが……。テリーさんにおかれましては、本の世界を堪能できます様に。

03/14 12:08
0255文字
ねわた
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「冒険」と「恐竜」少年の憧れを組み合わせたSF小説。 自信家で喧嘩っ早い、毛むくじゃらの天才科学者チャレンジャー教授を筆頭に、探検隊の四人はみな個性的だ。 作中では当時の出来事や実在の動植物が数多く登場しており、それらが物語に真実味を与えている。 恐竜図鑑を読み耽り、博物館で化石を見て太古の世界に憧れた、少年の心を思い出す作品だった。
0255文字
ユウキ
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SFの傑作 大英帝国のミッションコマンドの精神が色濃く反映されている点は社会学的にも面白い
0255文字
るな
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英国の探検隊が先史時代の生物の存在を目撃する冒険活劇。コナン・ドイルといえばシャーロックホームズの生みの親のイメージが強いから、SF冒険小説の分野でも大きな足跡を残していることが意外だった。いかにも男の子が好みそうな道具立てと展開の数々を堪能した。故国に帰還してからも一ひねりがあって、どんなオチを迎えるか最後まで気が抜けない。サービス精神が途切れない幕切れだ。
0255文字
r.ramone
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冒険!狩猟!戦争!!!冒険!狩猟!戦争!!! 本物見たのかってくらいに興味をそそる恐竜の描写は見事。想像力と科学的知識の賜物でしょう。
0255文字
春ドーナツ
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「解説」を読んで驚いた。コナン・ドイルは名字だったのだ。アーサー・コナン・ドイル。コナンはミドルネームだとばかり思い込んでいた。「失われた世界」の翻訳は各社から出ているので迷う。通販サイトの顧客の批評を参考にして選んだ。挿絵の数では他社のほうが優勢なんだけれど、註釈がポイント高し・・・が決め手となった。先日読んだ本は註釈無いのがキーポイントだったり、私は日和見主義者だったのか。そうかそうか。「あっ、こういう話だったのね。ふむふむ」また「解説」に戻る。「妖精の出現―コティングリー妖精事件」の翻訳あるのかな?
0255文字
さまい
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Kindle unlimitedにて。シャーロック・ホームズ以外のコナンドイルの著作は初めて読む。ロストワールドものの起源がこの作品とは知らなかった。アマゾンの奥地に未踏の土地という設定は今では古臭く感じるが、ストーリーはとても面白く一気に読んでしまった。
0255文字
Hiro
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昔子供向けの簡約版で面白く読んだものを改めて完訳版で読んだ。気楽な楽しい読み物だがさすがに子供じみていて夢中になるほどではない。昔はその着想、そして目的地への踏査の仕方に感心したのだけれど。でも今回原作をきちんと確認できて本来の物語の展開や登場人物のイメージが把握できたのはやはりよかった。特に帰還後の結末は全く記憶になかったので新鮮だった。辻邦生の、ちょっと気難しい小説のあとにはちょうどいい清涼剤ではあった。
0255文字
あじ
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古典SFとして知られる『失われた世界』はコナン・ドイルの名著として誉れ高い。先史時代の生物を目撃したというチャレンジャー教授の言質を取るため、調査隊を結成し大冒険に出るスペクタクルだ。一世紀前の読者を誘った前衛的な未知との遭遇は、電光石火のごとく人々の口の端に上ったことだろう。現代の読者はむしろ、チャレンジャー教授の“S傾向”に興味を抱くかもしれないが、、。
0255文字
いか
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面白い。スピーディな展開もさることながら、新聞記者からリアルタイムで届けられる報告という形式が、雑誌連載で読む人たちをハラハラさせたんだろうなあと思うと、愉快な気分になる。マンガ連載的なサスペンスがある。
0255文字
Pustota
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これがあの有名なチャレンジャー教授か…と妙な納得をした。すごく楽しい冒険もので、挿し絵も面白い。恐竜はともかく、未開の奥地に潜む何かっていうのは今でも十分ロマンを掻き立てられる。さすがに台地なら今では空から見ればわかっちゃうだろうけど、密林や洞窟、海底ならまだまだ知らないことも多いだろう。世界は広いって思わせてくれる冒険譚だった。冒険へのポジティブさや、相手が悪と決めたら容赦しない感じが、昔読んだ『ロビンソン・クルーソー』にちょっと似てる。イギリス人の気質なのか。爽快でもあり、怖くもあり。
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