形式:文庫
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先に読んだ「10歳までに読みたい世界名作」版では、マローンが探検ネタを求めてチャレンジャー宅に訪問した際に取っ組み合いになる所、ジョン卿に度胸を試される場面などテンポを落としそうな部分がさくっと削られていました。チャレンジャー教授が猿人のボスと生き別れの兄弟みたいなのに笑った。マローン君の恋の行方は同作者の短編集「ササッサ谷の怪」の連隊のスキャンダルを思わせる……。
語り手の若き記者マローンの冒険譚としても面白いし、当時のイギリスの社会情勢や白人社会の考え方等を知る意味でも興味深い。昔の作品には結構忠実で誠実な黒人の奴隷(もしくは雇われた部下)が出てくる気がするけど、これは当時の白人が持っていたある種傲慢な理想の関係性かもしれない。
チャレンジャー教授がロードオブザリングやホビットのドワーフに見た目も中身もそっくり🤣私もアレくらい強気に生きたいよ。
本書はコナン・ドイルについてのまとまった解説がついていてそこが個人的には面白かったです。コナン・ドイルの人生もなかなか調べると面白そうでした。解説によると出版当初は科学ロマンスと呼称されたらしいですね。1912年という時代背景で飛行機や自動車の扱われ方を見るのはなかなか面白かったです。この時代は電気自動車の方が優勢だったそう。そういえば1890年代のホームズたちはロウソクとかランプ使うし馬車に乗ってますもんね。でも1912年の頃はもう特殊相対性理論出来てるもんなぁ。変な感じがします笑 色々思いをはせました
ちなみに本作は映画化されていて、その制作チームのウィリス・オブライエンが後に「キングコング」を作ったそう。調べてみると無声映画も以下のサイトで見れたりします。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ロスト・ワールド_(1925年の映画)
主人公たちも同じくらい残忍であることに笑いを禁じ得ない。さすが英吉利。
mae·datさん、お話の世界に入り込めなかったというレビューを読んで、小さい頃、子供用に書かれたものしか読んたことがないので、原本はどんなに違うか改めて読んでみたいと思います。
ミスターテリーさん。メイプル・ホワイト国での冒険が醍醐味だった様な淡い記憶しか残ってませんでしたが……。テリーさんにおかれましては、本の世界を堪能できます様に。
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