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忍者の歴史 (角川選書 570)

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jjm
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Neflixで「忍びの家」を見たのが契機。忍びの起源を鎌倉時代の悪党に求めると、傭兵、強盗、博打を生業にしているので現代で言う反社組織だろうか。忍びの最も重要な職務は諜報活動であり、とにかく生きて(逃げて)情報を伝えることだったので忍術書に武術関係の記述がほとんどないというのは驚きだった。服部半蔵は父が伊賀出身ではあったものの、伊賀同心を配下に置いて武功を立てたのであり、忍者ではなかったというのは知らなかった。食料がなくなったときに、一日一夜に360回唾を飲めば何十日も死なないという術?には笑ってしまった
jjm

メモ)「隠形の秘術:当時でも真言を唱えることによって姿が消えてしまうと思われていたわけではなく、物陰でこうした作法をおこなうことによって、相手から見つかることを防ぐことができると記述されている」、くノ一は近代の創作語ではない、忍者は侍同様に基本的には腰に刀を差していた、

04/18 21:46
0255文字
バッシー
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時代を経るごとに、より神秘性を帯びてきている気がした。
0255文字
ちび太
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我が子を忍者教室に入れたくなった。忍びの誕生から、戦国時代の活躍、江戸時代の仕事。歌舞伎や映画などのフィクションとしての忍者への変容。体系的に学ぶべ興味深い書籍だった。戦国時代の忍びはアウトロー的な人を忍びとして戦国大名が活用したイメージを受けたが、読み進めると精神的な側面が重視されていく過程が分かる。使い捨て的なようにも見えるが、命をかけて使命を果たすことは、単に家族を人質に取られていると言ったら縛りや、成功した時の褒美だけでは語れないものがある。精神的な分部を含め世界的に人気な理由なのだと思った。
0255文字
眉毛ごもら
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積んでた。忍者の歴史を妖術系抜きで語る本。ファンタジー忍者よりも、こういった実直系忍者のほうが好きなので読んでいて楽しかった。忍者はスパイなところが良い。虚実入り乱れる忍者の歴史だが、室町時代から幕末まで他国への偵察任務等活躍していたというのはさすがだと思った。神君伊賀越えの際に服部半蔵特に活躍してなくて地元の忍びが協力したっぽいというのも驚き。そして江戸時代には伊賀甲賀がブランドになり胡散臭い道場やまともな道場もでき、明治以降講談でファンタジー要素増して爆発的人気となると。なかなか面白かった。
0255文字
まつまゆ
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忍者の歴史が網羅されてます。体系的に忍者を知りたいという知識欲を充たしてくれる一冊。忍者って古代にいたの?なんて呼ばれてたの?活躍した戦国時代、その後の江戸時代は何をしていたの???面白かった!
0255文字
MUNEKAZ
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忍者の実態について実証的に迫った一冊。中国から入った兵法書に修験道などの要素を加えた中世の兵法が、近世になって統治法として「兵学」に再編集される中で、そこから抜け落ちた呪術的な部分が「忍術」として民間に残っていったというのは面白い。ドロンと消える忍者のイメージにも、きちんと理由があったのだ。また太平の世に入り、実践の機会が失われる中で、忍術が「耐え忍ぶこと」を美徳とする精神的なものに変容していく流れも興味深かった。
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amabiko
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忍者研究の基本書として今後長く読み継がれるであろう本。文献史学の立場から、推測は極力排除し、丁寧な史料批判をふまえ、手垢のついた忍者史料を読み解いていく。その分、史料の引用箇所が多く、ルビも少ないことから、一般読者には少し読みづらいか。巻末の参考文献・史料一覧が後学にはありがたい。
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tkm66
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様々異説がある中、現段階でアカデミアの立場から整理・整頓した事に最大の意味がある。論文チックだが好著。
0255文字
さとうしん
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江戸時代に忍術は武術の流派のようになっており、道場を開いていた(らしい)という話が面白い。近現代の忍術の展開は歴史学というより民俗学の領域ではないかと思った。
さとうしん

この本、去年一通り読んでたんですね(全く記憶になかった)

12/20 22:12
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getsuki
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「忍者」に関する知識は本当なのか?現存する史料を元に、時代時代を生き抜いた忍者の姿を浮き彫りにする一冊。あまり知られていない一面もうかがえて面白かった。
0255文字
kenitirokikuti
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五輪書も孫子もその合理性ゆえ評価されてるのだけど(せいぜい禅宗みたいな神秘思想)、そういうもののそういうことろにフォーカスしすぎると詰め将棋みたくなってしまう感じがある。忍者にもまじないや占いのような領域が含まれている。儒教も政治思想として扱われていることが多いけとども、どれだけ易の占いに需要があったのか、よくわからないでいる
0255文字
onepei
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中世の本物の忍者にあってみたい。集団でいたらしいし。
0255文字
たっきー
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ネタバレ『太平記』などにより忍者の起源から掘り起こし、上杉や武田なども忍びを用いて情報を得ていたことなどが書かれる。そして中国古代の兵法の輸入から修験道を経て『万川集海』に代表される忍術書が成立していく。この『万川集海』は1676年の編纂だと言うと江戸時代であり、やはり徐々に整理され様式化するのがこの時代なのである。実際の忍者は忍術を用いて戦うことはほとんどなく情報収集が主であったという。我々が期待する派手に忍術を用いる格好良い忍者は江戸時代に創造された。秘密めいた存在が想像力をかきたてたのである。
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邑尾端子
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どちらかといえば歴史学よりもサブカルチャーや歴史読み物で取り上げられることが多い「忍者」というテーマについて、歴史研究の視点から網羅的に読み解いていく一冊。史料から実態を明らかにするとともに、どうやって現代でもてはやされる「忍者」のイメージが出来上がったのかも考察している。既知の内容も多いが、持っておきたい一冊。
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