読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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毛玉
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ネタバレ羽根藩シリーズ、第四弾。一揆から三年たち、欅屋敷の人々がまた兼清のせいで大変なことに。 それに比べて臥雲や兵衛の潔いこと。楓は今度こそ、小平太と幸せになってほしいなあ。
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tsuki2b
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ネタバレ春雷の後日談。欅屋敷に危機が迫る。過去の因縁を持つ小平太、姜斎、兵衛や佐十郎ら、敵か味方かドキドキさせる展開。楓の凛とした姿、多聞隼人の残したものが、人を変えていく。ラストは「感涙の羽根藩シリーズ第四弾!」の煽りの通り。
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grasssart
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春雷の続編で、生き残った人たちの行く末。多聞隼人の近くにあった人たちが狙われ、新たに関わる人たちとの関係によって欅屋敷に集う人たちの人生が動き出す。最終的には前作の少しもやもやしたものにけじめがついた感じがした。
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mattari🐈
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ネタバレ「惻隠の心とは仁の端であり、羞悪の心とは義の端である。辞譲の心とは礼の端であり、是非の心とは智の端である。この四端はそもそもおのれにそなわっている。それにもかかわらず、それを見失っている者は自らを害する者である」
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naocchi
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久しぶりに読んだ作者の作品。想像していたのとは違ってハッピーエンドで終わった。それにしても、この作者の作品は切なさが全文にわたって表現されており、ハッピーエンドにでもしてもらわないと読後に凹みます
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くまお
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春雷の続編、多聞隼人亡き後の欅屋敷の人たちの話しでした。臥雲、兵衛の最期は見事でした。
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ろば
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16年刊、豊後羽根藩という架空の藩を舞台とした時代小説。シリーズ4冊目で「春雷」の続編らしい。多聞隼人が遺した欅屋敷に住む住人たちに、藩からの圧力が迫り来る中、突然小平太なる人物が現れ、屋敷の女性や子供たちと暮らすうち、次第に心を通わせる。前藩主の陰謀により女性たちは危機に陥るが、それを救うため何人もの男が活躍、やがて屋敷を去る運命になるのだった。意外な結末を迎えるが、武士と商人、武家に仕える女性の心情が純粋で心に迫る。
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さと
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ネタバレ羽根藩シリーズの四作目。前回の最後で化けの皮を剥がされ隠居に追い込まれた元藩主が自分の悪事を知る、欅屋敷の人々を手に掛けようとする。大殿が性格変わったかと思うぐらいの悪役ぷり。主人公や姜斎が欅屋敷に肩入れする理由はそんな簡単に寝返えるものかなと思った。でも、終盤の追われる緊迫感にハラハラし、臥雲の最期は感動した。
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Akiko  Nakano
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羽根藩5部作の4刊目にしてやっと・・。初期の頃の藤沢周平風の作品の方が評価は高いのかもしれませんが、私は葉室氏の「半沢直樹」風の時代物の方が好きです。「葉室麟氏の本があれば、どんな時代でも希望を失わずに生きていける」私はそう思っています。
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じお
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★★★★☆ 多聞隼人亡き後、欅屋敷に一人の武士が紹介状を持って訪ねてくる、草薙小平太と名乗る優しげな彼を屋敷の皆は暖かく受け入れるが、生きるを描く羽根藩シリーズ第4巻。良かったです。展開が前作とは違い全体的に前向きで、生きてこそ得る希望を描いていると感じます。出生からして疎まれ悲しみの中生きてきた小平太が、欅屋敷の中で癒やされ生きる目標を得てからの最後のシーン、ややご都合ながらも良きかな。またもう一人、秋霜のごとく、その言葉通り有り様を見せる兵衛もまた今作のもう一人の主人公といえるのではないかと。
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ryo
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葉室の本は凛とした女性が魅力。文字ではなく行間から匂わせる
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香
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前作で隼人亡き後に残された欅屋敷の人々の、その後の話。隠居させられた前藩主の暗君ぶりが加速していて本当に駄目でした。藩のためにここを絶とうとした新家老の過酷な決断には納得するものの、おかげで小平太の可哀想なことには胸が痛む…。文武両道で性格もいいのに。周りがしきりに楓とくっつけようとするのは余計なお世話のような気もしたけど、放っておいたら楓も小平太も永遠に私的感情を諦めて生きてく感じだから良かったのかも。ひょうひょうとした臥雲の熱い心が沁みました。
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さく
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寒気に耐えて咲く梅の花。春風の中、小平太は運命的に欅屋敷にたどり着く。悲しみ苦しみの過去に学問と武芸を身につけた。九州の片隅の小藩でも、蠢く闘争に巻き込まれていく。守るべきもののため、全てをかける小平太が強く、優しい。ひとがひとを愛おしむことは夢ではない、守り続ける決意をした。牢屋から出た小平太と楓に春が巡ってくることを願ってやみません。杖をつき、痩せた背中の草薙小平太が目に浮かび、涙が出ます。
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はちがみっつ
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多門隼人の元妻が守る楓屋敷と子供たち。 そこへ宿敵の大殿が攻撃を。 人の気持ち(復讐や恨み)は簡単には切り返せないが、不思議と楓様と子供たちには改心させられてしまう。スパイが味方になるのは心強いが、それでも信じ切れるものでもない。そこは信念として通してしまう葉室マジック。 小平太はよく頑張った。
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おおまさ
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頑固で優しく、強いが表に出さず、爽やかでそばにいたいと思う。不器用だけど。
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高橋 (犬塚)裕道
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星3。面白いんだけど少しご都合主義的な展開が見られる。これを執筆されている頃、もう作者は病に冒され執筆もままならないような体調だったのではないか?それでもこれを書き上げたとすれば大したものだ。彼の美学はこの作品の中にも脈々と流れている。
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John
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春雷の続編。多聞隼人亡き羽根藩に怪しげな男が到着するところから物語は始まる。暗君の大殿兼清が邪魔にする楓屋敷の面々を皆殺しにすべく小島家老に命ぜられた男は屋敷に潜入する。が、そこで過ごすうちにいつしか感化され心を入れ替える。それにしても楓屋敷はつけ狙う人全てを味方にしてしまう不思議なところ。女主人によるところも大きいが、やはり亡くなった多聞が残したものが大きかったと言う事だろう。最後の児島家老には驚かされたが、これはこれでなかなかの人物だった。
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大和桜289
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シリーズ第四巻は、一揆騒動で前家老:多聞隼人が上意討ちとなった三年後を舞台に緊迫感に富む展開だ。欅屋敷で穏やかに暮らす多聞の元妻:楓と楓を手伝うおりうと四人の子供たちと教授役の儒者:千々岩臥雲らだったが、羽根藩に幕府巡検使が来ることになりにわかに事態は急旋回。事実を全て伏せたい新藩主と家老:小島兵衛、隠居身分となるもなお暗躍する前藩主。家老の密命を帯びた草薙小平太。それぞれの思惑が入り乱れ、楓たちは国抜けするほかなく臥雲や小平太の犠牲により何とか逃れた。殺されたと思しき小平太が生かされていたのはご愛敬→
大和桜289

→のようではあるが、天涯孤独の身で密命を帯びた小平太ではあったが、子どもたちや楓らの暮らしに接する中、楓の寂寥に思いを致し心が通じ合った二人であれば、その終着は物語に良い情感を添えている。だが、第四巻のハイライトは、前巻から続く全ての禍根である前藩主を、暗君の暴虐に手向かいいたすと斬り下げた家老:小島兵衛のその場での切腹という覚悟のほどであろう。民百姓の上に立つ者としての自覚なき凡庸な主にも使えなければならぬ武士としての悲哀は深く、潔いとだけでは済ますことを拒絶してもいるようだ。

10/26 06:40
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こり
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ネタバレ羽根藩シリーズ第5作・草笛物語のため、復習として第4作を再読。第3作・春雷で上意討ちに遭った多聞隼人の妻・楓を狙って送り込まれた草薙小平太。楓を慕うおりうや子ども達・臥雲・玄鬼坊。最後には楓達を逃がすため、自己を犠牲にする草薙。主役並みな存在感の家老・児島兵衛と家士・墨谷佐十郎。前回よりずっと心に染みて、さぁ次!と思ったら、草笛物語は第1作「蜩ノ記」の16年後だそう…。しかし時間的に蜩ノ記を読み返す余裕はなく、ネットでおさらいしたのみで次作へ。
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ᴀɴ✿*:・゚
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購入本⋆☪⋆ 羽根藩シリーズ第4作。 うん、やはり面白い。葉室さんの作品は夢中になって読んでしまう。 死してなお影響力のある多聞。そして、臥雲の死に様。なかなか泣かされた。 そして、楓には幸せになって欲しいと切にねがう。
Smileえっちゃん

よみたいです~葉室さん。登録させてくださいね。

06/12 10:29
ᴀɴ✿*:・゚

エッちゃん様✿ぜひ読んでみて下さい(^^)

06/12 11:49
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ショーン
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死してもなお多大な影響力をもつ多聞隼人。そしてその精神を繋いでゆく人々。こうやって歴史が紡がれてゆくのかと。とても感動しました。
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Kiyoshi Utsugi
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羽根藩シリーズの第四作になります。 豊後国の羽根藩の領内にえる欅屋敷には、多聞隼人の元妻である楓が暮らしています。 そんな欅屋敷にやってきたのは、仔細ありげな草薙小平太。 その昔、羽根藩の元藩主である三浦兼清が関わった事件が、今も尾をひいていて、幕府の巡見使がやってくることになりました。このため、また過去の事件に蓋をしようとする元藩主一派と欅屋敷の人たちとのせめぎ合いが始まります。 これで羽根藩シリーズは、残すところ「草笛物語」だけとなりました。
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Kazumasa Nakano
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葉室作品はやっぱり良いね。楓と小平太にも幸せになってほしい。嫌らしい家老も漢だった。佐十郎、死なないで欲しい。
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犀門
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No.186★★★★★既に隠居となっている元藩主が過去の悪事を隠すために目障りとなる人達を消しにかかる話。葉室作品にしては多少のドタバタもあって楽しく読めた。
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安東奈津
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★★★ 羽根藩シリーズ 蜩ノ記、潮鳴り、春雷、草笛物語 と読んできて「秋霜」が最後になってしまいました。 次は扇野藩シリーズ「さわらびの譜」「はだれ雪」「青嵐の坂」を予定。散り椿は読了。
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アッキー
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初めての葉室作品。最終章の怒涛の展開に、嗚咽が。 小平太の献身的な支えにうるっときた。
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Hiroyuki JD Kato
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悪役のはずの家老があまりにもカッコいい、葉室麟氏の渾身の一作と思います!
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くろねこダンス
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本当の父親に捨てられ、育ての父親に憎まれ、報われない人生を生きてきた孤独な小平太。彼が羽根藩の家老の密命で、 殺しを命じられた先の屋敷の人々に、だんだんと心を寄せていきながら 今度は命がけで救おうとする。 他にも 屋敷のものを守ろうとする学者や修験者たち それぞれが抱える悲しみと心の交わりが静かに伝わってくる。 みんなを逃す為に命をかける人達の愛、 この人の作品は、読み終わった後に 心にじんわりと したものが湧き上がってくる、暖かい作品だった。
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のん
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多聞隼人は壮絶な最期を遂げ3年が過ぎた。身を捨て尽くした姿から「世直し様」と人に心を寄せられている。元妻の楓は36歳色白で美しさは失っておらず、おりうと孤児の世話をし平穏に暮らしていたがそこへ草薙小平太が登場。小平太には斬らねばならない因縁があったが出会って刹那、楓に思いが芽生える。楓の去った春を呼び戻したのは寂寥に心を寄せ孤独しか知らない小平太だった。学者で何もしない人と思っていた臥雲の最期に涙し児島兵衛の秋霜ごとく自分に厳しくを貫いた姿が男前過ぎて佐十郎と共に私も泣いた。暫く放心状態。 秋霜、最高。
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ikageso
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どんな境遇になっても生きていれば必ずいいことがある。宿命に流されるか立ち向かうか、そこが大事。
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バリバリブーン
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敵も味方も武士道精神を心の内に秘めた、葉室らしい作品。
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まり男
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久しぶりに、葉室麟さんの本を読んだ。劇場的で、水戸黄門を見るようなおもしろさがあった。が、後半に向かってシリアスになっていって、大切なものを守るために、あるいは、武士としての誇りを守るために、次々と散っていく人たちの生き方に、震えた。 兵衛も佐十郎も、いい人やん!と思わずつぶやいてしまった。日本人は、こんな、自己犠牲、献身、思いを言葉にせぬ、みたいなところに惹かれるんだなぁ。 「あなたは、わたくしの心に根を下されたのです。もはやどこかへ行くことを、わたくしは許しません」なんてステキな告白なんだろうと思った
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須那 雄太郎
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津山市立図書館
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こり
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羽根藩シリーズ、蜩ノ記・潮鳴り・春雷に続く第4作。ベタながら、子ども達の活躍もあってあまり無理のない展開だった。
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白玉堂餡子
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ネタバレ※幕府の巡見使が羽根藩に来ることに。前藩主の不祥事を露見させたくない家臣児島兵衛の密命により、多聞隼人の縁故の人たちが済む欅屋敷の人々を殺すよう命じられる草薙小平太。故多聞隼人は、今や民衆にとっては「世直し様」。小平太の本当の親と育ての親、手には木刀。欅屋敷の人たちとの交流からの心の変化。相変わらず屑な前藩主。我が身をもって欅屋敷の人々を守ろうとする千々岩臥雲や玄鬼坊。播磨屋に唆されて欅屋敷に潜入するも、やはり感化され臥雲の弟子となる鶴見姜斎。児島の部下墨谷佐十郎。
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はかり
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これは葉室にしては、いささか軽い感じがする。悪者はもっと悪者に描いて欲しいし、善人は数が多いとぼやける。しかし、小平太は生き生きとしていたし、楓殿もりんとしていたことは認める。
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こけこ
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欅屋敷にいたい。残り頁が少なくなって、読み終わるのが悲しかった。子供たちも、バカ大殿も、みんなそれぞれに個性があってよかった。小平太さんには幸せになってほしい。
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