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感想・レビュー
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hitotak
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娘が語る、父・阿川弘之との思い出。幼い頃から、どこに埋まっているか分からない父の癇癪の地雷にうっかり触れては暴言を浴びせられていた著者が語るエピソードの不条理さと、ユーモアがにじむ筆致に読者は思わず笑ってしまうが、本当にひどい話ばかりが続く。旅先のハワイの街中で些細な出来事を罵倒され続け、周囲の人たちが驚いて振り返っていた事などトラウマものだろう。書き手が変わればいくらでも深刻な話になるし、現代ならDVと断じられるだろうが、著者はそんな父を許していたのだろう。よくぞその境地に達したものだと感心した。
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aoi
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久しぶりの一気読み。 昭和の父を飛び越えて魅力的な阿川お父ちゃん。 自己主張しまくりだけど嫁さんにベタ惚れで子供への愛情をたっぷりなはずだけど、理不尽な言動ばかり。 心を許した家族。
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emtb
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強烈。男尊女卑が酷く、我儘で癇癪持ちでかまってちゃん。今まで阿川さんの本は色々読んできたし、お父さんの本は「末の末っ子」だけだが読んだので、知ってるエピソードばかりだったが、それでもすごいなと圧倒される。本当によくグレなかったなと思うくらいきっつい話のオンパレード。でも、愛されていたんだろうなというのがわかる。ストレートな愛情表現はされなかったようだけど、娘への愛情は強かったと思う。高校休ませて秘書をやれと海外に連れて行くなんて可愛かったんだと思う。佐和子さんも怖くても大好きなお父さんだったんだろうな。
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ビール飲みたい
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今の時代ならアウトな、阿川佐和子の父親とのエピソード。怖い父親の理不尽な日々のお話。 所々に家族を大切にする姿もあるが、周りから心配されるくらいだから、やはり水準は超えていたのだろう…良く耐えた。 それが故か娘佐和子が、芸能界のやかましい人達の中でもスイスイ泳いでいけたのか。
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ひつじちゃん
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友人のお勧め本。前々からお父さんの横暴は知っていましたが、弘之さんは強烈でした。佐和子さん よくぞグレずにすくすくと成長されたこと。お父さんからの最期の言葉が「まずい」には大笑い。思い出が壊れた蛇口から流れる水のように、次々にエピソードが溢れてくるほど、全ての中心だったのですね。上手な笑いとして楽しみました。[図書館本]
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かるあみるく
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この年代の男性なら普通の感覚でいるのかもしれないけど、こんな父親は嫌だー! 今ならパワハラだDVだと大騒ぎになるところです。 お母さんも大変な人生だったなあと感じる。 外からは恵まれた家庭と見られていたかもだけど、こんな日常はとても苦しい。 ただ忍耐力はつきそう、そして料理は上手になりそう。
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子どもたちのママ
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ネタバレDVやモラハラレベルよね?と思う話が多々あり、若干引くエピソードも。でもお父様が阿川さんのことを大切にしていたことは行間からも伝わってくるから、昭和ってそんな時代だったわね、で読めてしまう。我が父も似たような人だったし。「阿川家よりずっとマシ」だけど(笑)阿川家と畑は違えど、私も父と同じ道に交わったことがあるので、その道の先輩として文章を添削して貰ったり、時には同志として話をしたり、読みながら父との思い出に重なった。愛情があれば父親は怖いだけではない存在。私にとっては今も地震雷火事親父は真実だけど。
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seeds
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NHKファミリーヒストリーに佐和子さんが出られ阿川家の歴史について観た際、亡父・弘之氏の「義務教育の間は養ってやるが子供の人権などはないものと思え」という言葉に強烈な人柄を感じた。このエッセイにも数々のエピソードがあり始終飽きず面白く弘之氏の亭主関白・強父ぶりを知る。ある種佐和子さんはサバイバー。しかし怖いばかりではなく安機関銃のダッタ、ダッタ、ダッタや文章添削、ドナウ川の旅など微笑ましいものも。記憶にあるなかで二回しか優しくされたことがない佐和子さん、かたや11歳離れた4番目の子である末弟は↓
seeds

二回しか怒られたことがないそうだ。いや面白かった。でも同じ立場なら私は到底耐えられそうにはない。

10/17 08:57
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anken99
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阿川佐和子さんが、父である弘之氏について存分に語り尽くす。この父と娘の関係、現代ではあまりにも現実的ではない、いわば超男尊女卑の父親・男至上主義。すごいなあ、と素直に思う。でも、これって、多少度が過ぎるとはいえ、昭和においてはごく当たり前だったんじゃなかろうか。そんなことを考えながら、わが身を振り返ってみると、自分もまったく同じ境遇であることに気づく。父の言うことは絶対。今では頑固者と偏屈ぶりに拍車がかかっているが、それもこの時代にはスタンダードだったと。そんな境遇をさらりとかわす阿川さん、さすがです。
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りん
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あっけらかんと語られるエピソードのひとつひとつが怖すぎる、親子の愛はあるとはいえよく耐えられるなぁ…
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きあ
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阿川佐和子さんのエッセイは大好きですし、お父様の阿川弘之さんのエッセイも好きです。そんな阿川親子の関係を娘さんから見た今回のエッセイ。恐ろしいほどの男尊女卑に耐え抜いたと言うか慣らされた?佐和子さん。普通の家庭とはやっぱり違うのでしょうけどわがままいっぱいのお父様への愛情が読んでいてほんわかと漂います。
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サトコだよ
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現代にはあり得ない亭主関白、男尊女卑の阿川さんのお父様と、それに耐えたお母様と阿川さんのの思出話でした。大変な思いをされたのかもしれませんが、双方への愛情を端々に感じました。阿川さんのルーツを垣間見て、やはりすごい方だとあらためて感じました。
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煮まめだ
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我が家も思う……これでもウチはまともなほうだ。阿川(さん)の家よりはマシだ。…元気が出ました。
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せいたろう
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小見出しに『俺が死んだら出版社から故人について書かないかと依頼がくるかもしれないが、もの書きの家族が「父は偉大でした」とか「夫は素晴らしかった」とかああいうたぐいがいちばんみっともない。わかってるんだろうな。』と、これを読んだだけでも面白そうな予感がした。 他人同士ならば絶対にあり得ないエピソードの数々。それが親子だとうーん仕方ないか?となぜか微妙に納得してしまう。とても調査力が高く方々に出張に行かれたであろう弘之氏だが、父がいないその間だけはホッと一息つける佐和子さんだったようだ。愛を感じる素敵な作品
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美登利
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これまでに何冊か阿川さんの本を読んでるので、お父様のことは既に存じ上げてるエピソードばかりでした。でも改めてすごいなあと思います。娘のために良かれと思って厳しくしたのとは違うと思う。奥様に対しても女はバカだから、自分に従ってれば良いという雰囲気がビシビシ伝わってくるものね。それでも最後まで投げ出さずに父に夫に尽くした阿川家の女たちは素晴らしい。外面は良かったようですね、阿川弘之さんは。(笑)他人ごとながらお気の毒になる頑固親父の典型でした。もうこんな父親も今はほとんど絶滅してるんだろうね。
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いろいろアッテナ
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インパクトがあるのは題名だけ?と思いきや、気の毒になるほどの恐父像でした。私の父親やご近所のおじさん達、全国的にもこれほどの方はいらっしゃらないでしょうね。お疲れさまでした。阿川佐和子さんに慰労の言葉を送ります。
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JH
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こんな人が身内にいたら大変だろうな。
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koba
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★★☆☆☆
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ひいろ
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★★★★
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Admiral2009
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阿川弘之氏を御家族から観察すると、男尊女卑で周囲に絶対服従を求める自己中心人間とか。弘之氏の理屈より感情の先立つ言動は、およそ合理的と評される海軍出身者らしからぬ陸軍的思考の持ち主だったようです。同居御家族の御苦労に敬意を表したいと思いました。
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こぺにゃ
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面白かった、けど、男尊女卑や理不尽さを著者の父親に感じ、少し胸が痛く息苦しく感じた。阿川佐和子は明るく捉えているので、心の底からすごいと感じる。
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あーぽにょ
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強父論。いや恐父論かな。そんなお父さんに振り回される家族。 特にお母さんとお父さんの関係ってこのご時勢ナンセンスかもしれないけれど、2人にしか分からない絆があるのかなと感じます。結婚して父と離れて暮らすようになると父の嫌だなと思っていた性格や行動が自分に受け継がれていることに気付かされます。そして、主人のふとした発言や行動が父にそっくり!と思ったりすることも。なんだかんだ言っても父と似た人を好きになり、父のことが大好きなんだなと感じました。
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アトム
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読書会のために再読。またまた爆笑しました。志賀先生が読まれると思って文章を書く、という言葉、好きです。
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アトム
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とても面白く何度も爆笑しました。志賀直哉や吉行淳之介など有名な作家の名前が出て、なるほどと思いました。お父さんは本当に猛烈な人だったんですね。阿川弘之の作品は読んだことないので、読んでみたくなりました。
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夏みかん
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ネタバレ阿川さんがTVで、父親のお話をしていていろんなエピソードを書きとめた本があることを知り図書館で調べたらありました「強父論」楽しみにしていた甲斐がありました、溢れんばかりに父親の話が沢山、頑固な感じだけど阿川家がこうして辛かったのか楽しかったのかは分からないけど、読んでるうちになんだか心がホッコリ、こんなお父さんだからこそ今の阿川佐和子さんがいてるんだろうなぁと思った。H30.154
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まさ公
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親子って難しい。でも阿川さんきっと一番似てるんだろうなぁ。
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こすもす
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昔はこういうお父さんが多かったろうと想像できる。 食事中も会話中も緊張を強いられる。それでも亡き後懐かしく父親を思い出す事が出来るのは根底に家族への「しゃいな父親の愛」を感じているからなのだと思う。
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みち
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こんなお父さんだったら、家族は大変だなと思うけど、このお父さん、ちょっと好きかも。そういう風に思えるのも、著者の愛情が詰まっているからかな。もうそろそろ、ジワジワきたかしら。
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Free
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貸していただいたので。阿川佐和子さんは、陸王で一気に好きになったけど。こんな強父がいたなんてー!今だったら虐待!?と思わなくもないけど、面白く読ませていただきました。あんな強父でも、素敵に育ってる阿川佐和子さんあらためてすごい!笑 私だったらグレてるな…😅 自分も父をあらためて想わせてくれる(日本語間違ってそう…)楽しい本だった✨
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ヘタレ女王再び
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うーむ、、、何度となく お父様との話は読んできたので 目新しい感じはありませんでした。
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あん
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94歳で大往生した阿川弘之さんの、阿川佐和子さんを泣かせた、超破天荒な言葉とエピソードの数々。お父さんの悪口を書き連ねているのに、ユーモアも愛情もいっぱいで、泣き笑いながら読み切りました。昭和のお父さんって感じが、亡くなった私の父に似ている気がして、父に会いにお墓参りに行かなくちゃって思いました
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silvetzf7
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阿川さんが、亡くなられたお父様との思い出を綴ったものです。私は知らなかったのですがお父様は有名な作家さんだったそうです。笑った、ほほえましいみたいなコメントもありましたが、お父様はかなり破天荒・亭主関白で、ご家族は相当苦労なさったらしく、うちの父も似たような性格だったので正直笑えないどころか、私の小さいころのトラウマが思い出されつらい思いをしました。。でも佐和子さんが生前のお父様に振り回されながらも懐かしく思い出されている様子を読むと、私も父なきあと、似たような気持ちになってればいいなと思いました。
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ぼちぼちいこか
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阿川弘之氏の長女佐和子女史の「強父論」。ラジオで話していた介護の日々の話は大変で辛い日々だったらしい。弘之氏の事を書くのはどうも私しかいないようだと話していた。弘之氏の理不尽な怒りや行動は第三者には笑い話であろうが、当人にはかなりキツイストレスとお察しする。私の父も日本が戦争をし日本の勝利を信じてそだった少年だった。娘の私にも理不尽なことで怒る、殴る。阿川さんの本の内容と被ることが多く笑えない過去である。弘之氏も私の父も愛情表現がうまく出来ない不器用な、かつ自分に正直な人間だったのだと今になって思う。
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たま
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阿川家の父と娘。非常に理不尽で、わがままで、勝手で、傍若無人なお父さん。でも、仲の良さそうな様子もちゃんと伝わってきて、悪い思い出もだけど、いい思い出も沢山だったんだろうなぁって。親だって人間だもの、やなところもたくさんあるよね、父視点で見たらまた違った印象の家族になるよね。内容としては父の詫び状を思い出しますね。阿川父の本を読んでみたいです。50
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みゆはる
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2018-140
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は
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ネタバレこれまで諸所で書かれていた弘之氏との話がまるごと一冊。大変満足です。小説家の友人は小説家で、いまや文豪となった方々の仮装した披露宴は、実現していれば伝説となったかもしれないなどと。ほかの方の感想を読んでいると弘之氏を庇いたくなるのだけれど、激烈な性格と男尊女卑については時代というか、年代もあるかなと思う。「敦之」の名前に関して、吉行氏とのやりとりはほんとだと笑い、弘之氏も志賀先生の「葬式等はするな」という遺言に大変苦慮した経験があるのに自身も言い残しているところはおかしく、師弟だなあと思ったりしました。
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うろん
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まず阿川弘之さんのご家庭での姿に驚きました。私は、いるかの学校などお父様の著作は結構読ませていただいていたので、小説家としての印象と家庭人としての実像の乖離の凄さに心底驚きました。文章の端々から阿川佐和子さんは、俗に言ういいところのお嬢様という育ちの良さ、品を感じました。本当にご家族、特にお母様と阿川佐和子さんの女性陣の御苦労、気苦労は並大抵のことではなかっただろうなとお察しいたします。でも、やはりお父様のことはお好きだったように感じました。
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Miyuki Shimasaki
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日頃からメディアで拝見していて、押し方と引き方の絶妙なバランスが素敵だなと感じていた阿川佐和子さんのエッセイ。 その卓越したバランス感覚がなぜ養われたのかが、父、弘之氏との関わりを中心とした彼女の生い立ちと共に描かれているように感じた。
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