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意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論(Kindle版)

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chang-3
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意識を生み出す基盤は、無数の異なる状態を区別できる統合された存在である。ある身体システムが情報を統合する能力があれば、そのシステムには意識がある。脳とは、デジカメや身体の他の器官のように単純な小組織に還元されない唯一の器官である。脳は空よりも広く、海よりも深く、神と同じ重さを持つ。なぜ脳だけがそのように部分の総和以上の機能を有するに至ったのか、今後の研究が期待される。
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原玉幸子
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哲学的な問いに収斂しがちな脳と意識に関し、素人イメージではあれ?と思う脳内のニューロンの分布数を知らされることで、俄然興味が湧き科学的に解析する「統合情報理論」に、ええっそうかと惹き込まれます。思いつくのも、立花隆『臨死体験』、『宇宙からの帰還』、ダマシオ『意識と自己』、ドゥ・ヴァール『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』、渡辺正峰『脳の意識 機械の意識』、エイドリアン・オーウェン『生存する意識』、ロス『死ぬ瞬間』等々、引き摺り出される読書記憶の領域の広さが「総合格闘技的」です。(◎2022年・夏)
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polarbear
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情報統合理論。エントロピー。複雑さ。
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むーみん
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興味深いのだけど冗長でしんどい。3分の1に圧縮してほしい。訳の問題もあるかな。と思って訳者プロフをチェックしたらイタリア語が専門のかた? えこれ、原著、イタリア語なの? イタリア語で、医学や神経科学に覚えのある訳者を連れてくるのは無理かー。と納得。
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こじか
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医学用語も多く理解しづらい箇所もあるが、実験の内容が理解の助けになった。人間と機械の違いは興味深い。同じ地球上の元素であるにもかかわらず、なぜ人間には意識があって、他のものにはないのか考えさせられた。全身麻酔患者の話は初めて知った。
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malo_yaka
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「意識」という重要だがとらえどころのない存在が一体どこから来るのか、脳科学と統合情報理論を切り口に探索していく本。 「入力の多様性」と「リアクションの複雑性」の2つが意識の発生の必要条件となることは理解したが、それが正しい場合、十分に大きな入力を受け付けるディープラーニングネットワークは意識を宿すということなのだろうか、と疑問が生まれる...
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小木ハム
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自分には難しい本だったけど、ざっくり把握したのは、著者が唱える情報統合理論によれば『意識がある(覚醒時・REM睡眠)』はニューロンの繋がりが多様…互いに絡まりあってるような状態である。道路が連結しまくって車で何処へなりと行けるイメージ?対して『意識がない(植物状態・non-REM睡眠)』は連結していない一方通行の状態である。ニューロンの外にカリウムが放出されると人は意識がなくなるらしいが、なぜそうなるのかは謎のまま。脳と意識の関係は未だブラックボックスだ。五感では理解できない領域なのかもしれない。
小木ハム

▼抽象化して物事を考えるときも、具体的な情報から概念を取り出して別の情報と繋げていくけれど、ニューロンの連結と関係あるのかな。抽象的な考えをしてる時と具体的な考えをしてる時のFMRIを見てみたい。六次の隔たり…地球を大きな生物に例えて、人間をニューロンの電気信号に例えると、ネット・SNSによってすべての人が連結できる状態は『地球に意識がある』状態?閉鎖的な状態は『意識がない』状態?色々とりとめのないことを考えちゃうなぁ。

11/11 19:42
小木ハム

■『暗い』という判断の裏にある無数の選択肢:暗いという反応には、『明るくない』というだけでなく、『赤くない』『青くない』『星空ではない』『音がしない』など想像したり空想したりできる限りの『~ではない』が潜んでいる。知覚の裏にある果てしない選択肢のレパートリーには、選ばれる可能性があったのに選ばれなかったものすべてが詰まっている。

11/11 19:45
0255文字
joy
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脳科学、統合情報理論というとても難しい科学の分野の最新の成果を説明している本らしいが、とてもわかりやすく、興味深く読むことができた。
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とり
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意識は、脳の物理的、化学的、電気的反応とどのような関係にあるのか知りたくて本書を読み始めたが、あとで調べてみると、これは一般に「意識のハード・プロブレム」と呼ばれていて、「物質としての脳がなぜ主体的な意識体験をもつのかを明らかにするのに、そもそも科学的方法が通用するかどうかもわからない」という難問らしい。本書では、意識を情報の観点から数理的に記述する試みである情報統合理論を紹介しているが、これは、意識のハードプロブレムを解決するためのものではなかった。
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しんさん
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推し物理学者(そしてさっぱり理解できない)カルロ・ロヴェッリが絶賛していたトノーニ。やはりよくわからないんだが面白い。
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∃.狂茶党
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大変読みやすい、意識と、脳についての本。 日本語の部屋とか、日本未公開映画のタイトルが、日本語に訳されてて原題がわからないとか、本題と関係ないところが気になるものの、大変読みやすくわかりやすい。 意識を確認することの困難さなど、様々な謎を、追求していく、謎解き作品。未解明なことは謎として残るので、ミステリよりは、SFに近いと思われる。
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あっきー
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✴3 最後の要約が良くできていて大分助けになった、肝心の統合情報理論についてはもう少し分かりやすければよかったのになー、意識をめぐる冒険ではインターネットネットワークや人工知能には意識があるかもとしていたが、この本では意識がないらしくこの辺りを考えていくと面白そうだ
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g_h_
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科学的に説明することが非常に難しい「意識」の正体について、「統合情報理論」という新たな視点により解説をしている画期的な本。 まだ研究途中だと思うが、測定技術、分析技術の進展により、より精錬された理論として確立されることを強く期待する。
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hideki
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すごいです。 統合情報理論はかなり難解で、この本では概念しかわからず、詳しい資料を探しましたが見つからないので、いずれ、自分なりの理解を図解してみようと思います。 意識がどこから来るのかは、「脳と心的世界」では、大雑把にいうと、「身体情報としての情動と大脳の経験がリンクしたものが元となって、言語により形を成す」といった感じですが、この理論と組み合わせると、より理解が進みます。この理論は、将来ノーベル賞をとってもおかしくない革新的理論だと思います。
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よねちゃん
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よくわからなかった。
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ino
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磁気装置、脳波感知ヘッドギアで意識の有無は測れる。 意識がどこにあるかは脳科学では未解決で、統合情報理論という考えを示している。一定量情報が集まって統合されると意識となる。一定量以下の場合は意識にはならない。つまり機械でも意識を持つ可能性がある。 磁気装置、脳波感知ヘッドギアを使って、外部刺激の反応をみることで、人間の意識の有無は測れる。
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