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平和なき「平和主義」: 戦後日本の思想と運動 (サピエンティア)

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tu-ta
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本棚に眠っていた本。とても興味深い本なのに28頁のところに紙が挟まり、そこから先は読んだ形跡がない。いつか読みたいのだが、読みかけの本溜まりすぎ。この日付は本棚から発掘した日付。
0255文字
昭和っ子
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ツイッターで見かけたから手に取ったんだけど、すっごく面白い本だった。戦後の日本の「平和国家」としてのこれまでの道程が、韓国の知識人の視点から論じられている。そもそも韓国語で発表されたものの日本語訳。こういった視点からの文章がますます読まれていく事だろう。安倍政権も終わった事だし。
0255文字
ひかりパパ
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著者は日本に留学し、日本の大学で教鞭を取った経験を持つ韓国の研究者。1945年を境に日本は、平和憲法を得て、東アジアの緊張から抜け出し、「平和」を謳歌し、一方韓国は植民地支配ののち、朝鮮半島は分断され、軍事独裁政権を経験するなど「不平和」から抜け出せなかった。どうして日韓は非対称的なのかと著者は問う。そして日本の平和主義の矛盾を突く。武装を禁じた平和憲法が高度の軍事力を持つ自衛隊・在日米軍と共存すること、非核三原則が米国の「核の傘」と共存することなど。日本の平和憲法を考えるうえで非常に大切な視点。
獺祭魚の食客@鯨鯢

古代ギリシアのアテネとスパルタの関係のようですね。徴兵制の是非はともかく、スイスの永世中立は民兵というハリネズミ武装によって守られています。非武装中立は全世界の武装解除を前提にのみできる永遠の理想だと思います。

11/28 01:20
獺祭魚の食客@鯨鯢

歴史的経緯から見て米軍は日本が独自の軍事力(核武装を含む)を持つことを決して許しません。中国と緊密な通商関係を持ちたいのは米国だからです。1898年の門戸開放宣言を見れば明らかです。百年経っても基本的な関係は変わっていませんね。

11/28 01:25
0255文字
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