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怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)

感想・レビュー
33

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やま
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浮世絵ってあんまり惹かれなかったんだけど、これを読んで意外といいかもと思えた。太田記念美術館行ってみたい。結構風刺ぽくて、当時の人にとってはより身近なものだったのかな。血みどろのやつとか被虐性抜群で描いてる人すごいわ
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アル
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江戸時代にはメジャーだったが今はあまり知られていない芝居ネタの絵が多いのに興味を惹かれて購入。 解説でも触れられているが「化け物」に関しては豪傑に睨み返されたり退治されたりする絵が多く、怖がられている絵も滑稽なシーンが多い印象。 そんな中、芳艶の土蜘蛛は迫力もあってなかなかに恐ろしい(というより気味悪い?)怪物っぷりが印象に残った。 一方「幽霊」や「血みどろ絵」はおどろおどろしいものが多く、幽霊も血まみれや悲惨な死に様を再現した姿で現れるものが多い。
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10$の恋
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有名絵師による背筋も凍る浮世絵…ギャー!その絵の多くが歌舞伎で演じられた一場面らしい。魑魅魍魎の化け物やら悲劇の武士、或いは怪談話の主役…、それはもうページを捲る度に「怖さ」が押し寄せる。浮世絵独特のリアルさ、細部に渡って訴えかけてくる無念や怨嗟は、現代の画家を凌駕しているかも。そして見逃してはいけないのは、背景画。特に着物の柄は実に多彩に細かく表現されている。描かれた当時の文化が手に取るように分かる。文庫本によくこれだけ浮世絵と短的に分かる説明を詰め込めたものだと感心した。現物の作品も見てみたいぞ!
やどかり

恋さん、鬼のような形相、血がドバッ、逆さ吊りだなんて、ビジュアルを通して怖い浮世絵の世界を味わえそう。😁

03/04 00:14
10$の恋

やどさん、想像以上に恐ろしかった💦でも素晴らしい❗リアルな感情を切り取った浮世絵独特の描写、繊細さ、各画の背景の注釈、見応え読み応えがあった👍やどさんにもオススメやなぁ😊

03/04 08:09
6件のコメントを全て見る
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recureat
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"怖い絵" ver浮世絵。でも選定の仕方はまるで異なって、より直接的な印象。怖い絵と言われて連想するのはこっちの方かなぁ。 幽霊・妖怪。同じ題材でも人によって切り取る場所、強調する人物が異なり夫々が独自の怖さを打ち出している…時にユーモラスに。 血みどろ絵の項目ではエロスが加わってきている。現代におけるリョナラーの先駆け的存在なのかなぁ。安達がはらひとつ家の図等は特に艶っぽい印象。
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TANIZAKI
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全生庵で鏑木清方などの幽霊画を観た印象は、描かれている人物たちは、「苦しそう」だった。人々が心の中に抱く不安や恐怖は、人間にとって最も避けて通れないもの。そんな心情が怖い浮世絵を観たくなる理由かもしれない。死してなおこの世に未練を残す人間の怨念。四代目鶴屋南北が描く怪談噺が歌舞伎で流行。人間の妬みや恨みこそが異界の化け物より恐ろしい。先行きの見えない漠然とした不安が漂う時、殺伐とした表現が流行る。歌川国定が描く東海道四谷怪談。四代目鶴屋南北の代表作。初演は1825年7月中村座。以来現在に至るまで長期人気作
TANIZAKI

※東海道四谷怪談 初演時、伊右衛門:八代目片岡仁左衛門。お岩:五代目坂東彦三郎・・。年初、NHKにて同作品鑑賞。現役の役者には、品格を感じる。

09/13 05:04
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ソニックゆうすけ
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幽霊、化け物、血みどろ絵の3章と座談会によって構成された本。太田記念美術館の過去の展覧会の図録も兼ねています。文庫サイズなので迫力に欠ける感もあります。それでもピックアップされた浮世絵に関しては、拡大サイズで見られる配慮が嬉しい。
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Kumi
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一、幽霊 二、化け物 三、血みどろ絵 に分かれ、 有名な浮世絵や初めて観る作品等が並ぶ。 題材となった物語の要点を捉えて 一枚に見せ所を作り盛り込むのは 大切な事だ✨ 注目したのは血みどろ絵 例えば石田三成に仕えた武士 小幡助六郎信世という人が 敗戦後敵に見つかり、石田の居場所を訊かれるが 答えようとせず自害をする場面。 忠誠心を失わず、 目の光を宿し志を持った最期の姿。 味方にとってはこれ程心強く 敵にとってはこれ程脅威はないだろう。 強い信念を表現してあるものには 心惹かれる。
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猪子
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幽霊、化け物の浮世絵はどこかユーモラスであまり怖さは感じなかった。この本の目玉は『血みどろ絵』じゃないかと思う。やっぱり一番怖いのは『人間』なんだろうな。つい最近テレビで観た、目を開いた掛け軸もすっごい怖かったし。ハエが原因だとしても、絵自体が不気味で怖かった。
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眉毛ごもら
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再読。浮世絵だからセーフと思ったけど血みどろ絵のあたりのグロテスクさがすごくて電車の中で読んでて大丈夫だろかと思った。それほどの迫真に迫るグロテスクさを引き出すのはやはり芳年が秀でている。怖い、グロいけど目が離せないそんな絵を描くので本当にすごいと思う。国芳はやはり妖怪がうまいあと、端っこにいる猫な。猫かわいい。国芳の猫は浮世絵では随一だと思う。北斎は独創性があって好きお岩さん提灯やお皿のお菊さんとか。メジャーじゃんと言われようがそれだけインパクトがあるのです。怖いものは怖いんだがどうしても惹かれるのだ!
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たか
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なんとなく手にとってみた。有名な浮世絵師もたくさん怖い浮世絵かいてるんや。人が怖い話に魅かれるのは今も昔も変わらないんやな。
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ルナティック
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やはり「血みどろ絵」が興味津々(笑)日本の浮世絵は、同時代の欧州に較べると、人間の身体の描写に正確性が欠けるのは事実で。しかしそれを補う表情=特に目付きなどが圧巻。たった1枚にどれだけの物語性を与えているのだろうか?身体は痛めつけられ血みどろになっても、自分の意志を捨てない心意気を感じさせる。とはいえ、身体よりも精神を重視する日本の美学が、好ましいと思う自分にちょっと困っている。日本の美、美学のある一面を見た気がした。
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綾
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太田記念美術館で2016年8月に開催された「怖い浮世絵」展にあわせて刊行。『江戸の悪』と同様、文庫版なので見難い!「幽霊」「化け物」「血みどろ絵」の三つのカテゴリーに分類して紹介。「血みどろ絵」と言えば、月岡芳年。『英名二十八衆句』や『魁題百撰相』より、『郵便報知新聞 第六百二十三号』のリアリティが悍ましさをもって迫る。「怖いもの見たさ」という言葉がある。怖いもの、恐ろしいものへの好奇心を内包する人間が何より不気味で不可解である。
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kaz
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著名な浮世絵が多く、他の画集等で一度は観たことがあるものが大半。幽霊や化け物は、怖いと言うよりは、むしろ滑稽というのが、正直な感想。血みどろ絵はさすがにちょっと不気味。作者ごとでは、月岡芳年はさすがという印象。
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こぽぞう☆
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天童に旅行した際、広重美術館にて購入。「浮世絵」なんだけど、古くて北斎、明治の作品も多数。一章が幽霊、二章が化け物、三章が血みどろ絵。幽霊、化け物は観たことあるものも多かったけど、血みどろ絵は初観多し。月岡芳年の「うぶめ」明治に描かれた肉質画。怖いというより、美しい。
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nitti
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所有したい本。歴史の断片としての浮世絵ではなく、現代の感覚でもスタイリッシュと受け止められるような作品が集められている。巻末の対談を読んでいて、澁澤龍彦や金子國義なんかが好きな人たちが選んだと思うと、ちょっと納得しちゃった。
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鯖
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北斎のおいわちょうちんは知ってたけど、皿が重なり、うねって、髪がろくろっくびみたいになってるお菊は初めて見た。色々描いてらっさるなあ。芳艶の描く崇徳院が烏天狗みたいでかっちょよかった。川中島の戦いを描いた浮世絵では、武田二十四将のおひとり諸角さんが上杉方のかけた地雷で木っ端微塵に爆発四散するシーンが。…川中島ってそんな戦いだったっけ。
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G-dark
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月岡芳年の『郵便報知新聞 第六百十四号』(P73掲載)の特大の複製画を刑務所に貼って欲しいです。この本の「これまでの悪行、忘れるな」(P72から引用)というキャッチフレーズ付きで。どんな絵かというと、強盗や殺人を幾度も繰り返したのに一向に逮捕されなかった庄吉という男が、今まで手にかけてきた人たちの幽霊に昼夜問わず責め続けられたことで前後不覚となり、ついに逮捕される…という絵。庄吉の刀に掴みかかり、庄吉の体を押さえつけ、指を差して責め立てる幽霊たちのこの姿を、現実世界の犯罪者たちにも見せてやりたいです。
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ポルポ・ウィズ・バナナ
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佐野史郎「今は三千年後の人にとっての古代の三千年前ですよ」「三千年後の死んじゃった人が見ている夢ですよ」
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ぶんぶん
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【図書館】暇つぶしに良さそうなので借りて来た。 「幽霊」とか「化け物」や「血みどろ」の画を集めたモノなのですが、浮世絵の様式美が綺麗です。 真剣に描かれたものや滑稽なもの、様々に浮世絵の技術を駆使して表現されています。 怖いもの見たさと言うより、浮世絵の表現方法を改めて見つめ直した数時間でした。 295P、たっぷり楽しめました、ほとんどがオールカラーで臨場感満載ですよ。 「国芳」「国貞」「北斎」「芳年」やっぱり良いなぁ。
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おみそそ
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明治期の絵師、月岡芳年が好きだ。血みどろなのに何故か美しく寒い。
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HANA
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幽霊や妖怪といった怪異をテーマにした浮世絵集。全体が幽霊、妖怪、無残絵の三つに分けられ、それぞれが独特の魅力を放っている。この分野では鉄板とでも言うべき有名な作品はほぼ収録されていて、別の本どころか実物を見た事があるものも多いのであるが、それでもこうしてまとめられていると圧巻であるな。北斎の笑ひはんにゃの凄みを再確認したり、芳年の無残絵を堪能したり。無残絵は英名二十八衆句はさることながら、新聞浮世絵が何とも凄い。生きながら狼に食べられる図とかひたすら凄惨。静謐から猥雑まで、兎に角浮世絵の凄みを体験出来た。
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裕
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日本のメンタルヘルスの歴史で必ず取り上げられる相馬事件。旧中村藩主、相馬誠胤が統合失調症を発症し東京府癲狂院に入院。家臣の錦織剛清がこれを不当な監禁と訴え癲狂院に侵入して誠胤を拉致、社会問題となった。歌川小国政が「相馬旧御所」で東京府癲狂院で妖怪を幻視する誠胤を描いている。
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オリーブ
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幽霊、化け物、血みどろ絵とジャンルを分けて紹介。幽霊、化け物は異形だけどどこかコミカルで怖がらせてやろうって言う作者さんのいたずら心があるものもちらほら。半面、血みどろは・・・すごかった。浮世絵を見て肝が冷えるを実感したのは初めてかも。年末最後にエラいの読んじゃったなぁ。
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タチバナ
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一口に「怖い」と括っても、いろいろな見せ方がありますね。精神的にぞくっとさせるのか、肉体的な痛みを想像させるのか。個人的には皮膚をべろんと剥いだ直接的な「怖い絵」よりも、暗がりに血塗れの腰巻一枚で佇む後姿の女性(うぶめ)の絵の方が、もの悲しくて好きです。これの解説でまず「不気味」って表現がでてくるのは、男性だからかしら……。北斎はポスター画家として天才で、芳年は現代コミックに繋がる線の細さが素敵。あと、対談は大変面白く読みましたけれど、あるテーマについては「理解できるけど共感はできない」って感じでした。
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イカまりこ
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浮世絵も歌舞伎も詳しくないけど説明を読むと何やらいろいろ知っていた。お岩さんやお菊さん。昔話で聞いた怖い話だ、とテンション上がった。柴咲コウと海老蔵の「喰い女」を思い出した。あれはめっちゃ怖かった。渡辺綱とか源頼光とかアニメで見た名前も懐かしい。お伽草子また見たくなった。そして、うぶめ!京極夏彦で知った妖怪の浮世絵はとてもキレイだった。どこかで見たことある化け猫の浮世絵は手拭い被ってて、どれもかわいい。この本の画用紙っぽい匂いがかなり好き。
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桐島陽依
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『江戸の悪』と『新聞浮世絵』とこれを読めば血みどろ系浮世絵でお腹いっぱいになれること請け合い♪心臓の弱い方はやめたほうがよいです。浮世絵のダークな面を堪能できます(とくに後半の血みどろの章←まんまやん!)しかし、猥雑さがたまらんです。こういうのはイケナイイケナイと思いながらも中毒性がありますね…。しかし、このテのケレン味たっぷりの浮世絵は絵師の絵も彫師の彫り大事ですが、刷師の技術が生きてきますね。暗闇の灯りや室内の闇、グラデーション多用&多様で驚きます。顔料を版に置いて布でこすってやってたんだから驚き☆
桐島陽依

追記:芳幾と芳艶の絵が紹介されてるのがすっごい珍しいです。どちらも(うろ覚えですが)国芳の弟子でかの芳年と兄弟弟子だったひと。芳幾はグロ専門かっつーくらい、グロいのいっぱい書いてて楽しんだけど、当然教科書にでてこない☆

10/30 19:53
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ひなにゃんこ
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★4 幽霊、化け物、血みどろ絵の3章に分けてある。見開き1ページに、図版と簡潔な解説などが収まっていて、収録数もかなり多い(分厚い)。文庫本サイズで図版は小さめなのが唯一残念だけど、オールカラーだし、とても読みやすく、満足感があった。
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海さん
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血みどろは生臭い臭いがしてきそう。塗料ににかわを混ぜてねっとりさせるなんて凄すぎる。妖怪たちは、思わず笑ってしまうような可愛らしいものも。昨年、今年と本物も観られて満足。
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kanata
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ネタバレ幽霊、化け物、血みどろ絵の3ジャンルから怖い浮世絵を集め解説を付けた文庫本。月岡芳年が好き。「豪傑水滸伝 病関索楊雄」の妊婦や「岩見重太郎妖怪退治」の女が襲われる感じが色っぽいんだか怪しいんだか。「奥州安達がはらひとつ家の図」は婆さんが吊るした妊婦を見つめながら包丁を研ぐが、妊婦に怯えの表情が見られないと感じるくらい静かな時間が流れるようで何とも言えない。4人の対談では、佐野史郎も月岡芳年が好きだとのことで少し嬉しい。
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myjstyle
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浮世絵といえば、役者絵、美人画、風景画ですが、それ以外のテーマ、お化けやスプラッターといった異形のテーマを取り上げています。幕末以降作品が並びます。浮世絵の末期と理解すればいいのでしょうか?先日読み終えた「眩」のヒロイン葛飾応為のような画境からの発展形があれば、明治の日本画壇も違っていたでしょうに。
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oldman獺祭魚翁
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ネタバレ図書館 こういう本ばかり借りるから、本来の美術や浮世絵に対する知識が疎かになる(笑)幽霊・化け物・血みどろの錦絵の3章に別れていて、巻末には解説者のお二人と佐野史郎・五味弘文氏の4人が愉しそうに語り合っている構成。一通り目を通すと北斎の表現力は凄いが、やはりこの作家は構成力等の力が凄く、幽霊や血みどろ武者の表情などは月岡芳年や歌川国芳が凄い。北斎は美術品だが、芳年や国芳は大衆の求める俗な興味を引き付ける力の様な物が感じられる。但し芳年はかなり自分の趣味(嗜虐趣味)が入っている感じが可笑しい。
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ニコ子
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字が細かくて読むのに時間がかかったよ。 「怖い」を、幽霊、化け物、血みどろ絵 に分けて掲載してます。色が綺麗、すばらしい構図とホントにこれを手で払田のかと思うほどの細密な画に圧倒されます。 巻末の対談も面白くてお得感がハンパないです。
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怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)評価88感想・レビュー33