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Kの昇天

感想・レビュー
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舜
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これ、すごく好きです!!淡いけど友情のようなものは感じられて、現実はもう出会えないんだけど、とてもいい!!好き〜。ずうっと見える世界も文章も美しかった。
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七
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梶井基次郎作品、一気に読んだけれどこれが一番好きかもしれない。 影を題材にしたものってちょこちょこあって、陰を纏ったものが多いイメージ。この作品も結局は自殺だし自分の影に逃避しているわけだけれど、でもその描写は儚げでありつつも美しく、あまり陰の気を感じさせない。 昇天というタイトルもまたいいなぁ。 自殺願望を月に行きたいと表現するのはやっぱりよくあることなのだろうか?ゲーム等の創作はこの辺の作品から引用してるのかな?🤔
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aoumi
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Kは梶井自身かと思われます。
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izm
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ネタバレ好きな世界観。海に行ったら試してみようかなー…
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井の中の蛙
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雰囲気が好みでした。
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中村です
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ネタバレ3度目。読むたびに不気味さは薄まって、美しさを感じるようになっています。Kが昇天する場面と言っても語り手が想像して描写しているのですが、その場面に来ると決まってとても哀しくなってしまいます。今回も思わず泣きそうになりました。Kの家族構成も、何をしてるのか、どういう人なのかなどはほとんど分からないのに、なぜこんなに哀しいのでしょう。色んな理由を考えて書いてみましたが、どれもしっくりこないので、これ以上考えるのはやめます。短いけどすごい作品だなと思うようになりました。読友さんが紹介してくれただけあります。
ポプラ並木

昨日は面白かったです。作者自身の人生と重なったのかもしれないね。さて、共読だったからか、中村さんとの相性が2番になりました!

09/11 06:51
中村です

名作は色んなバージョンで出てるからなかなか共読にならないのに、こちらはポプラ並木さんと共読だったんですねー!😊

09/12 09:12
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ポプラ並木
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ネタバレ日本の古典名作感想会、梶井基次郎・Kの昇天。不思議なお話しだった。「私」は「あなた」の知らせによってK君の死を知った。K君の死は溺死であった。「あなた」は何故かK君の死因を知りたがる。えっ?「あなた」は誰???私とK君は海岸で初めて会った。K君は自分の影を見みつめ、徐々に影が人格を持つようになる。自分の意識はなくなり、月に登っていくよう。とある日、K君は影を見つめ、前へ歩き、海に近づき、海へドボン。K君は月へ昇天したのかな?それで「あなた」は誰?この本の解釈は何だったの?9月10日の感想会で色々聞こう。④
MI

ポプラさん、いいですねグッド😊いいメンバーですね。

09/10 22:17
ポプラ並木

MIさん、ありがとう!皆さん素晴らしいです(^^♪

09/11 04:02
6件のコメントを全て見る
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ほうき
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物語全体に月の光が差しているような妖しげな美しさと儚いものを呑み込む波が印象に残る話だった
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ナハチガル
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Kと語り手は同一人物のようにも見えるし、おなじ人間の二つの側面のようにも見えるし、Kは語り手のドッペルゲンガーのようにも見える。この手紙を読むべき相手は存在するのだろうか。印象的だが、小説としては好みではなかった。B。
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田中ありす
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ネタバレ基本ずっとセリフ調、Kと語り手の関係性については深掘りされることが無いため、いい意味でこの2人がどんな関係であるかは読み手の解釈に委ねられていると思う。 影に人格を移すという作業の奇妙さ、でもどこか共感できるような話だと感じた。
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Yana.A
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Kの昇天...たまたま出会った人間の死をそこまで想像できるのすごい...美しい月が思い浮かびます。
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きょうすけ
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ドッペルゲンガー、二重人学、満月と自分の影。そういった神秘的なキーワードをもとに、死を追求する幻想文学の類です。デカルトの心身二元論の視点から、肉体の死と魂の昇天について考察しています。 https://ks-novel.com/the-ascension-of-k/-/17922/.html
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よこ なるか
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美しすぎて惚れ惚れする文章。10分ぐらいで読めるのもいい。
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真鍋
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『影をじーっと凝視めておると、そのなかにだんだん生物の相があらわれて来る』視覚的にも心象的にも幻想的で、まるで夢を見ているかのような恍惚。
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しょぼーん
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小川未明の『港に着いた黒んぼ』を読んで、「もう一人、この世の中には、自分というものがあって、その自分は、わたしよりも、もっとしんせつな、もっと善良な自分なのであろう。その自分が、弟を連れていってしまったのだ。」という文章を見たとき、この作品を思い出したのですが、その時、なぜか、「やって来たのは、ガスコン兵。」という太宰治の文章が頭に浮かび、次に、「ありおり侍り、トラン・キ・ライザー。」という謎のフレーズが頭に浮かんできたので、再読してみました。
しょぼーん

作中に出てくる、机に向かっている美少年を電燈で写して、その壁に映るシルエットを墨でなぞったという絵が、とても印象的でした。読後に、そういえば、ダルタニャンは、ガスコーニュ地方の出身だった気がすると思いました。 青空文庫『春の盗賊』→ https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card266.html

04/11 01:38
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司
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月へ昇ろうとしていたKが死んだ話。死の瞬間の精神と肉体の関係が、硬質で清らかな文章で綴られていた。月はただの概念かなと思った。月に昇るというのも暗喩で、死をまだよくわからない子供に死を説明するのに適当な話って感じ。
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かおりんご
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いくつか梶井基次郎の作品は読んだけれど、私には合わないなぁと思う。描写は美しいし、作者の他の作品よりは分かりやすい。死んだら月に行けるのかなぁ。
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グレ
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♪昔、希臘のイカロスは、ロウでかためた鳥の羽根・・・彼は墜ちたが、K君は天に召されてしまい…。月に憑かれて"The Moon-Bog(沼)"や"What the Moon Brings"、"Thing in the Moonlight"などの短編を残した天才作家・HPLが米国にいたが、我が国にも月に魅せられた文豪が。自身を投影したげな結核(?)療養暮らしの主人公が月明かり照らす海岸で出会ったのは、月光の影法師に魅了された青年K。タイトルどおりの結末を迎えるが、情景描写がとても美しい月光譚。 青空文庫は ⇒
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ひとみ
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文がうますぎる 文豪とはよく言ったものだな
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だしまき御一行
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美しい。あまりにも美しい文。冷たい海に降り注ぐ月光を思わせる流麗な筆致。冷たい質感を持った世界。鬱の中にある美。やはり梶井基次郎は天才だと噛み締めるひととき。だいすきだ
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はたすぎ
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分かりやすくて、詩的で綺麗だった
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クマ
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ネタバレ肺病を患い死と隣り合わせにあった梶井氏だからこそ書けた世界観なのだろう。陰気な作品が多いと耳にするが、当作品は陰気な世界観の中でも美しさ、神々しさのようなものを感じた。ある時、主人公は砂浜で下を見つめているKという人物に遭遇する。Kが言うには「月光の下に映し出された影の自分は人格を持ちはじめ、それにつれてこちらの自分はだんだん気持が杳かになって、ある瞬間から月へ向かって、スースーッと昇って行く」そうだ。ここで昇っていくのは「魂」である。死の瞬間の肉体と魂との分離とは深遠なる主題だと感じた。【Kindle】
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