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手のひらの京

感想・レビュー
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もことり
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京都情緒あふれる三姉妹のお話。一人一人性格も感じも違う三姉妹がそれぞれの問題と向き合う。ベタな家族人情物よりはドライで、大げさにドタバタでもなくほどよくリアルでちょうどよかった。大阪出身で京都の大学に通い結婚後しばらく京都に住んだ私だが、ついぞ「いけず」には出会わなかった(と思う)私の知ってる京都人はみんなのんびりしてたなー。そしてはっきりしてた。
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純文学を広めたい
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この三姉妹は恵まれてるよ…
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yurika
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「ここにずっと住み続けたら、私は三十を過ぎても、 四十を過ぎても“子ども部屋”にいることになる。 飛び出すきっかけは、自分で作るしかない。」 「待たれへん。待ったら、私のなかの大切ななにかが死ぬ気がする。」 共感... どんな選択をしてもいい面、悪い面はある。 現状を受け入れるのも一つの生き方だとは思う。 でもこの三姉妹は、飛び出すきっかけを掴んで、自分で選んだ道を生きていてかっこよかった。 自分も見習わねば。
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なっぴ
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結婚しなきゃ妊娠しなきゃと焦りが極限に達する綾香の気持ちが痛いほど、分かる。 凛の東京へ上京したい気持ちに対して、父が、「年齢が上がれば京都で永住することに納得がいくだろう。それまで待って」という一言に対して、「待ったら、私のなかの大切ななにかが死ぬ気がする」と反論。分かる。
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けいにゃい
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私も三姉妹でまさに末っ子の私は、故郷は好きだったけれど外の世界にでてみたくて就職で家を出たので、凛ちゃんの気持ちがすごくわかる。今でも夏とお正月には帰省するようにしているし、そんな私を迎えてくれる家族がいてくれることが嬉しい。京都のまちの雰囲気も良かった。
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たくみ
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個性的な三姉妹のそれぞれの成長がテーマなのかな。しっかり者の長女は日々の生活に問題はないが結婚に向けて進みたいが踏み出せない。次女は奔放で強い性格だがそのために敵を多く作り、異性関係もいつまでもフラフラしている。他のことより研究が好きな三女は地元である京都を外から眺めてみたいと思いつつ、それを認めてくれない両親との関係に悩む。皆、最後は切っ掛けを得て一歩踏み出していく。失礼な話だが本作のような男を女性作家の作品で高く評価するのは珍しい。地味でも高人物、結婚に向く男。大抵女性作家の作品では見下す対象となる。
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朝
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ネタバレ手のひらですくえる、なるほど 優雅な悪口が言えるようになりたい
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gontoshi
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幸せな両親と三姉妹の家族から姉妹が飛び立って行く。温かい感じのする物語です。私の両親もこんな気持ちだったのかなと思いますね。
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タマミ
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京都に住む三姉妹と両親の話。恋愛に就職。優しいストーリーだった
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はるのこ
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静かで、美しい京都の中で生きてきた5人家族の温かいお話に和みました。 自分と重なる部分もあり、生まれ育った街の美しさと家族と過ごした大切な時間を知っているからこそ強く生きていける。そんなことを感じました。
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しょう
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ネタバレ生まれも育ちの京都の三姉妹が織り成す物語。三姉妹はそれぞれが人生の岐路に立っているようで恋愛や結婚、就職と悩みを抱えつつも奮闘している様子が伺える。それでも重苦しくならないのは家族ものとしても姉妹ものとしても微笑ましく、非常に現実味のある内容へと仕上がっている。良いところばかりでもなく凛が就職において東京行きを猛然と親から反対されたりと、自分には理解出来ないが、これも土地柄故と言えるのだろうか。三者三様魅力的なキャラとなっているが、実際だと一番モテそうなのは羽依かな、と思ってみたりもする。
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s63
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複雑に感情が入り混じっている状況を銭湯の赤と青の蛇口と表現するセンスがとても好きです☻ 京都のガイドブックにしても良し
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藤倉悠也
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★★★
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ぴちこ
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京都を舞台に、おっとり綾香姉やん、感情型羽依ちゃん、マイペースな凛の3姉妹が織りなす日常。姉妹それぞれ結婚や進路に悩みながら前に進んでいく。観光地じゃない京都の良さと、伝統あるがゆえの閉塞感が感じられた。関東育ちの自分には「いけず」の章が衝撃で爽快だった。いけずされたら自分なら折れてしまう…羽依ちゃんに幸あれ。奥沢家のその後が気になるので続きが読みたい。姉妹ものって憧れもあってつい読んじゃう。毒っけのないさわやかな綿矢さん新鮮だった!さわやかといっても棘はあり。
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名著の凪
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『凜は水飲み機を使うといつも、高校の頃、暑い七月に水飲み機が故障したときのことを思い出す。 みんな絶望的な顔をしていた。特に運動部の連中は放課後、つい故障を忘れて汗だくで水飲み機に近づき、意味なくペダルをスコスコ押して、水の噴き出す位置に合わせて虚しく口を半開きにしていたものだ。あって当たり前と思っていたものが無くなってすごく困る、まさにそんな瞬間だった。』
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真澄
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ネタバレ『好き嫌いじゃない。旅立つときが来るんだ。これは自分ひとりの問題なんだ。』京都で生まれ育った三姉妹、それぞれが迷いながらも自分で決めた道を歩んでいく。京都はしなやかに揺れるけど確かな軸があって決してぶれないというイメージがある。
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もりの
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同じ家で育ってもこういう風に性格の違う三姉妹になるのは不思議。でも兄弟だからお互いを理解し合ってるのはいいな。長女は家を守る意識が強くて、次女は世渡り上手で、三女は己を貫いてる感じ。
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のりのりの離島
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『嫌いなら〜』から著者読み。京都の伝統芸能「いけず」がとてもよかった。京都を「てのひら」とするあたり、やはり地元の感覚なのかな。いいなあ。自伝的な側面もあるのかもしれない。おわりがきれいだった。
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ぱと
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綿矢りさの本はストレスが溜まっている時に読みたくなる。 家族、地元はどこか暖かい
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kaze
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ネタバレああ、京都だなーと思った。 京都に住んでいる人にしか描けない京都があった。京都に生まれ育った家がある人にしか書けない小説だった。古い歴史のある都市って、なんか都市そのものに意思があるような感じがする。 そして、三姉妹の婚活(あるいは就活)は、やっぱり細雪を思わせた。細雪読んだことないけど。 綿矢りさのキレ芸はいつ見ても最高だな。なのに、本を閉じた今でも前原がキモくてモヤモヤする。一応、彼には本の中で天罰が下っているのに。それでも羽依が軟禁されかかった時の恐怖がずっと残っている。
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いち.に.
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ネタバレ綾香と宮尾ペアはほっこりする。羽依のイヴエピで梅川が引いていたけど私は梅川にどん引いた。だってこの男、監禁紛いの件を説明したら「危ないのをわかって行くな」と怒ったよね?それでイヴに付き纏われてあれこれ言われている彼女の横でこの人ボケっと突っ立ってたわけ?で、本人が追い返した後に言動に引いて「過激なのは好かん」とか横でご高説垂れたわけだ。盾にも何にもならないんだからせめて黙れ、と。自分の保身第一がちゃーんと前面に出てるんだから心配ぶって上から怒らなくていいです。言いやすい側に威張ってるだけじゃん、梅川ダサ。
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bookmari55
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京都で暮らす三姉妹のお話。20〜30代女子が直面する様々なことに、三者三様それぞれ立ち向かっていく姿が面白かった。知り合いに京都出身の人がいるのだが、京都を離れてもなお自分が京都人であることに誇りを持ってる感が強くて、何でだろ?と思っていたけれど、この本を読んでなんとなくわかった気がする。
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まみ
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京都を舞台に、三姉妹の日常を描くお話。長女は結婚、次女は人間関係、三女は就職と、それぞれ悩みながら前へ進んでいく。海街diaryとイメージが重なった。京都に住んでるので、夜の鴨川の恐ろしさとか、琵琶湖を海と教えられて育つとか、人出が多いと「今日は祇園祭?」という冗談が出るなどの京都あるあるを楽しんだ。今はもうなくなってしまったしょうざんボウルやロームのイルミネーションが出てきて、なんだかしんみり。
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kuriko
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中から見たら京都ってこんな感じなのかなーと妙に納得してしまった。お母さんの、還暦を迎えて主婦定年!という発想、良い!!見習いたい!!
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かえる
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京都に住む妙齢の3姉妹の話。三者三様な人物描写がスッと入ってきて読みやすかった。作者が京都出身だからか京都の描写、独特の捉え方が興味深かった。ラストがこれからって感じの閉じ方で気になった。
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ぱんだ
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ネタバレ京都に暮らす三姉妹のお話。地元にここまで特徴や愛着のない私としては、京都が故郷だというだけで羨ましい。 3人の中では、羽依が一番人間くさくて好き。ここまで啖呵が切れたら格好いいけれど。 それぞれの悩みはそんなに大きくはないと思うので、もう少し長く、深くそれぞれの物語が読めたら嬉しかったかなあ。 最後は結構辛い痛みで終わるので、そこをどう乗り越えるのか立ち向かうのかというところも読みたかった。
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usaginojump
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綿矢さんの本はデビュー作以来かも。こんなに登場人物、特に女性の心情の描写が上手い人だったんだ。京都独特の自然や空気感の表現も秀逸。ストーリーは誰かが書いてたように若草物語か細雪って感じの姉妹の物語。ただ、この令和の時代に娘が就職で実家の土地を離れることを反対する親に激しい違和感。姉の結婚に至るあれこれも古風。次女だけは親近感抱いた。京都は行くとこで住むとこやない、っていうのは昔からの聞いてたけど。京都人のいけずはほんまに怖いっていうのも。
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headbanger
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ネタバレ京都を舞台にした三姉妹のお話。「綾香はがんばっていると、だんだんミッフィーの顔つきになってくる」という表現がとても印象に残った。
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くろばぽん
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観光でしか知らない京都は、独特のルールがある?みたいなのが先に立ち、私にとって住むにはハードルが高い、でも例えば朝方など凛とした空気漂う街並みには触れてみたい、そんな場所です。居心地は悪くないけど結婚に焦りを感じる長女、上手く立ち回ってはいるがそんな自分を省みる次女、ここが嫌いではないからこそ外に出たい三女、三姉妹の悩みや焦りはどれも共感。何気ない生活描写のなかにも家族がお互いを思い合う姿が温かい。次女みたいなタイプが同僚だったらやっぱりイヤかも、でも「いけず」に怯まず言い返したのはスカッとした笑。
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キツツキ
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京都で生まれ育った凛、綾香、羽依の三姉妹。 周りをよく観察し空気を読んで行動を決める羽依は、逃げ恥で言うところの小賢しいと表現されるキャラクター。会社員としては難しい部分があるけど、いけずをしてきた人たちにたんかをきった場面は爽快だった。 凛が大学の研究室で頑張って一流食品メーカーに就職が決まったのは、本当に凄いことだと思った。志がある人は、学生の頃の過ごし方から違うんだなぁ。 宮尾さんとデートをしたときの綾香の心境も、大人の恋愛の雰囲気としてわかる気がした。 3人はこれからも自分で決めた道を歩いていく。
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ほうき星
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小説というより随筆っぽい。京都に暮らす家族の話。土地に縛られるのは京都に限らずよくある話だと思うが、作者にとってそれは京都だったんだろう。
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なぞのぽてとふらい
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京都のような街の人でも、閉鎖的な空気感を感じてしまうんだね。生まれ育った場所にずっといたい人と、そうでない人の違いって何かなと考えてしまった。 三姉妹、みんなそれぞれに共感できることがあり、中でも二女が特に好き!
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@
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★★
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あんこ
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社会人&大学院生の綾香・羽衣・凛の3姉妹の日常を描いた小説。仲の良い3姉妹で微笑ましい。特に上2人に共感できる点が多くて、楽しく読めた。楽しくてすぐに読み終わった。最後の父親の話はまさかだったし、どうなったのかすごく気になる。舞台が京都ってのも、良い。
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のみこ
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ネタバレ「ふ~ん、京都か」と思いながら読み始めたら、結構面白かったけど、フィクションの三姉妹あるあるが詰め込まれてるなとは思った。恋愛に対して長女は堅実、次女は奔放、三女は興味なしって、江國香織もそうじゃない?綾香と宮尾さんの初デートの後のシーンは思わず涙ぐんでしまったし、プロポーズの時もグッッッッときた。めっちゃよかった。むしろそこだけのストーリーでも良かった。前原はなんなん???でも羽依は、前原のことがなくてもいつか梅本と別れたかもしれんなぁと思った。もちろん結果論だけど。
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さんさんさんしょん
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閉塞感と開放感
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ky
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3姉妹、綾香は結婚、羽依は恋愛、凜は就職。懐かしい地名多数。夕ぐれどきはさびしそう。四人の女に圧倒されてかつ粗食をまったく厭わない父…まるで当家と同じ。味一緒やろ知らんけど。なんや。四十を過ぎても子供部屋に。これが海やと琵琶湖を指さし。子どもを作らなきゃでもその前に結婚しなきゃと焦り。専業主婦退職した母。伝統芸能いけず。夏は六~九月、秋は十月だけ、十一~三月と冬、四~五月が春。よく言えば守られてるし悪く言えば囲まれてる土地。進路相談がよい男の見分け方伝授。半径徒歩1時間以内にある神社すべてに初詣に行く父。
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さくら
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温かい家族や京都の閉塞感に湿度を感じて息苦しくなると同時に、姉妹の関係や京都での生活を羨ましく思いもしました。 三兄弟だからか、県外へ進学すると決めているからか、「京都に呼ばれている」と感じることが多いからか…共感とは違ったご縁を感じながら読みました。
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N
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凛にとって重要だった行幸という単語の表すものが一体何なのか理解することができませんでした、、、 羽衣ちゃんのような女性が大好きです。
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Shiori Elizabeth Inaba
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京都に行きたい欲がむくむくと湧いてきた。 住んでもみたいな。観光客目線と住人目線とではやっぱり違いがあるんだなと思った、それを感じてみたい。
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