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浮遊霊ブラジル

感想・レビュー
800

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いろはほへと
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表題作が面白かった。不思議な世界観の話多めだったが、主人公達が感じる感情はどこか知っているもので読みやすかった。
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Ree.
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★★★★☆とりとめもなく、でも真面目というか一生懸命というか。面白いね。(「死にたい。死んでるけど」ユーモラスで優しい世界にたゆたう人々。・給水塔と亀/定年退職し帰郷した男の静謐な日々を描く川端康成文学賞受賞作。・地獄/「物語消費しすぎ地獄」に落ちた女性小説家を待ち受ける試練。・浮遊霊ブラジル/初の海外旅行を前に急逝した私は幽霊となり旅人たちに憑いて念願の地を目指す)
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ルビ子
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どれも面白かった。私が好きな津村記久子の要素が満載。語り手が男の人の設定の話がいくつかあって私の中では新鮮でした。新しくない本だけど。「個性」は「君は永遠にそいつらより若い」を思い出させる何かがあって、ああ好きだなこれ。
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鳥丸
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ネタバレ津村さんの母方のお祖母さんのお友達が元ネタなんだな、という人の話が出てきた。そして主人公が津村さんっぽい話も。結構日常を元に書いてるんだな。「個性」が一番好きだったかも。
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ゆるり
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久しぶりの津村紀久子さん。短編集。面白いものもあったし、よくわからないものもあった。「給水塔と亀」は既読のため再読。表題作「浮遊霊ブラジル」が面白かった。アラン諸島へ旅行いきたい怨念があるため成仏できない爺さんが、いろんな人へ乗り移り、なぜかブラジルへきてしまういう話。しかし作家というものは、ほんの些末なことから、話を広げていく天才だと思う。おまけに、人間観察も鋭いし、ぷぷぷっ。
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東西南北
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短編7話。津村さんらしい特異な設定なのだけど、淡々と進んでいく話。熱量が普通の人たちが変な人と会ったり、変な目に遭う。さらっと読めるけどちょっとシニカル。好きです。
0255文字
にしきみ
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穏やかにヘン
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きくらげ
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岸本佐知子さんの「わからない」に載っていたので読んでみた。いくつかの短編が収録。よくわからない作品もあったが「地獄」と「浮遊霊ブラジル」は「この世にたやすい仕事はない」のようなとぼけた雰囲気の作品で面白かった。
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junjun
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短編集、地獄、運命、浮遊霊ブラジル、など設定がぶっ飛んでる話は面白かった。死後色んなところに旅できるるのならそれもいいかな〜。
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碧衣
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津村さん初読み。海外のサッカー選手の再婚から同じ小学校のクラスで過ごした三人の女性の人生を描き、おしゃべり下衆野郎の地獄に落ちた友人と物語消費しすぎ地獄に落ちた私の地獄生活、いついかなる時も人に道を聞かれるのは遺伝子レベルの運命で死んで浮遊霊になった男は未練だったアイルランドのアラン諸島へ行くために人の耳から耳へと移動していく。各話の設定に面白さを感じつつもどこか楽しみきれず感想までも浮遊してしまったような感覚で読み終えた。決して嫌いな作風ではなかったのでもう何作か読んで作者の雰囲気を掴みたい。
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まままま
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給水塔と亀 は既読。 地獄 が面白かった。脳内で映像化w この作家さんとの相性がまだわからないので、またいつか他の作品も読んでみよう!
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美登→引越し中
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ネタバレすっかり津村ワールドの虜になった。ある日常を描いた最初の二編の深くもぐらない適度な境界線が心地いいと思ったら、海外でサッカー選手の妻になった同級生の話に、人の闇とどんな出会いにも何かしらの影響を受けて「今・ここ」にいるんだなと思わされた。『地獄』には吹き出す。現世の延長線上の地獄での地味な苦行。この理論だと読メの人はおそらく全員地獄行きになりそうだ。『運命』は色々な角度からの個人の運命が面白い。『個性』はラブストーリーと言っていいのだろう。表題はアラン諸島に行けずに死んだ男が体験する別の人生。どれも好き。
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あやめ
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ネタバレどれも淡々と進んでいくのに設定がぶっ飛んでいて、サクサク読めて面白い短編集だった。 地獄が特に設定のぶっ飛び具合とユーモアが突き抜けていて好きだった。最初はなんだその罪状は?と首を傾げたけどなるほどそういう見方をすればたしかに罪深いと納得してしまう上に罰(というかノルマ?)も適度に地獄な感じだった。 鬼はふつうすぎて人間との違いがわからなかったけど別の生き物なんだろうか?それとも死者の中から選ばれたり立候補するんだろうか?
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ミケット
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南米のスポーツ選手は津村さんの筆を走らせるよね。「アイトール・ベラスコの新しい妻」、「浮遊霊ブラジル」どっちも良き。
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ぽ
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短編集。作品によりクオリティの差が激しい。「給水機と亀」超良かった。卑近な題材だが文章は硬く冷静で読みやすいだけでなく格式があった。こういうのは意外と作るのが難しいのよね。「地獄」オチも良く面白い。発想が素晴らしいし作者の教養の幅広さが窺える。「運命」酷い出来栄えだ。ぶっ飛んだ発想を消化できてないとこんな読み心地になるのねという教訓。「浮遊霊ブラジル」素晴らしい。面白い。淡々とした語り口に反してぶっ飛んでる発想力とそれが違和感なく展開し着地していた。全体的に思ったけど作者はラテンアメリカ推しのようだ。
ぽ

小説ってこれでいいんやという学びが色々あった。日常ほのぼののようにみえて超挑戦的でしみじみとぶっ飛んでいて底知れぬ人だなと思いました。

11/24 21:55
ぽ

モノレイヤーで書いてんのに浅い感じはしなくて退屈もしないのはなんでだろうな。まだこの大きな魅力を分解しきれてない。もっと読みたい。

11/24 21:57
0255文字
aym
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以前からタイトルに惹かれていて、ようやく読了。最初は入り込めないかも、、、と感じたりしながらも 不思議な世界にするすると引き込まれてしまった。現実離れしているようで、実はかなり現実的に人間というものが描かれているのかもしれない。淡々とした語り口が妙に説得力があってよかった。
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蒼田 友
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少し不思議で色々なジャンルの小品集。ざわりと肌をなでられるようなところもある。「運命」の作りにすぐに気付かずに困惑してしまった。さらっと読めて面白い。
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mawaji
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岸本佐知子「わからない」で取り上げられていた本書の書評を読んで手に取りました。淡々と語られる短編7編は日常のノスタルジックな風景からちょっとずつ夢とうつつのあわいに漂っていくような展開なのに地獄ですら現実感溢れる描写に翻弄されながら読みました。物語消費しすぎ地獄で最後の数ページが破かれている小説を読まされる試練はまさに著者が想像しうる限り最も恐れるべき苦行なのかもしれません。「運命」の最終段落はやっぱり受精の瞬間を描いているのでしょうか。表題作の三田さんの煩悩、なんかすごくよくわかるのだ。おもしろかった。
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あまみ
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ちょっと不思議な短編集。「地獄」は、旅行帰りに亡くなってしまった女性が地獄で罪を償う話だったが、じんわりコミカルで、でもリアルで、風邪の時の夢のようだった。実写化で見てみたい。「浮遊霊ブラジル」の終わり方が好きだったな。「給水塔と亀」も新たな生活の始まりを感じる好きな作品だった。
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ぴちゃん
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まずはタイトルが気になって。 ヘンテコな人間×ヘンテコな状況の物語が7篇。 穏やかな空気が流れている『給水塔と亀』がよかった。いま自分が地元に帰ったらどんな生活するだろうなあと考えながら読んだ。毎日を無為に過ごしているようで部下の意見を生活に取り入れたり家の周りをパトロールしたり楽しそう。 『地獄』は地獄でもとても個性的。これを読んでる間にも物語消費しすぎ地獄に落ちそうだ。
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しろっこ
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ネタバレ初読み作家さん。面白かったぁ~!久しぶりに読書による浮遊感を楽しめた。全部面白かったけど、アイトール・ブラスコの新しい妻と浮遊霊ブラジルがお気に入りかな。いやいや地獄も捨てがたい。この作家さんのほかの作品を読んでみたい。
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あーや
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ネタバレ表題作の浮遊霊ブラジルを含む短編集。 地獄が面白かった。色々な人の人生をノルマでこなし、死ぬと鬼が迎えに来る。色々な人生を経験できるってある意味楽しい地獄なのかなと思う。物語消費しすぎで地獄に落ちるぐらいだったら食べ過ぎとか寝すぎとか色々な地獄がありそうだなと思った。私は何地獄になるだろうか。 空想ほどでは無いけど程よくファンタスティックな、日常に根ざした短編集だった。
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にゃも
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7話収録の短編集。『給水塔と亀』が妙に印象に残る。給水塔なるものを見たことがなかったのでグーグル先生に見せてもらった。なんだか不気味なものもあった。こんなものが風景にある日々を想像してみたりして、自分の住む街にはなんにもなくてちょっと寂しい気持ちになった。表題作でもある『浮遊霊ブラジル』も可笑しさの中にじんわりとくるものがあってさすがだなと思う。でも、一番は『地獄』だ。それマジで地獄だよねと共感しつつ、ニヤニヤフヘフヘ楽しませてもらった。今回は図書館で借りたのだけれど、手元に置いて何度も味わい尽くしたい。
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tukasa
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浮遊霊がブラジルへ行く、というのは『この世にたやすい仕事はない』の一章ラストで使われたネタで、表題作はこれを短編に膨らませたものだろう。思い付きのアイデアがこういう形になるのか、と知れる楽しさもあった。老後や死後の話が多いが、そのどれもが軽妙で、特に「物語消費しすぎ地獄」には笑ってしまった。数十年もすれば、ここは大変な混雑になりそうだ。
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ishito
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最初の「給水塔」でああこんな感じなのね面白いけどストーリー欲しいと思ったら「うどん屋」「アイトール」「地獄」がとてもよかった。表題作もよし。筒井康隆ぽい?と思ってしまうがそうではないところがよいところかしら。
0255文字
sanukinoasayan
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何気ない日常の風景を的確にそして嫌味なくリアルに、また別の作品では突拍子もない実験的な設定の物語を軽快にユーモアたっぷりに描き、何故か向田邦子の語り口を思い出させる本書は、冒頭の川端康成賞受賞の「給水塔と亀」を含む七篇の短編からなっていますが、比喩の少ない平易な表現の、短い文節でテンポ良進む文体が心地良く、文章を読むことの楽しさを改めて感じることができる、中々に得難い一冊で、この作者の作品は初読ながら、その発想のバリエーションの多彩さとストーリー構成、キャラクター造詣の巧みさに驚かされました。
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くまさん
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ネタバレ私の落ちた地獄は、物語消費しすぎ地獄ということになると思う。飽食の罪というのがあるけれども、私は、飽•物語の罪で地獄にいるようだ。(中略)おまけに職業は小説家だった。④ 津村さんの文章は、すべて暖かく優しい❣️ 「給水塔と亀」「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」「アイトール•ベラスコの新しい妻」「地獄」「運命」「個性」「浮遊霊ブラジル」
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やっちゃん
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定年を迎えた無職の独身の「私」が故郷に戻り、格安アパートを借り、クロスバイクを買って新生活を始めた話[給水塔と亀]、こだわり店主の居るうどん屋で出会った客(コルネのような髪形)の話など、ユニークな視点で描かれた津村ワールド満載の七つの短編集。町内会で行くアラン諸島旅行を楽しみにしていた矢先に亡くなった男が、浮遊霊となって色んな人に憑依しながらアラン諸島を目指す表題作が圧倒的に面白かった。さらっと読めて気晴らしになりました。男の人は幾つになっても、霊になっても、女湯が気になるんですね笑笑
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takao
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ふむ
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ナベチ
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不思議な読み心地短編。『地獄』が好きだな、地獄同士コラボし合って経費削減してるの俗っぽくていい。◆だいたいの人は、根はいい人だ。誰かを見限らない決定的な理由としては明らかに弱いのだが、どうしてもその一言で棚上げにしてしまう(81)
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よもぎ
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ネタバレ7編集録の最高な短編集。「運命」の善性は地味だし本人は不本意かもしれないけれど、その善性に救われる人は確実にいる。「地獄」地獄にもままならない日常があり、鬼は鬼の日常を生きている(?)。私とかよちゃんは地獄でさえ楽しみを見出しつつ生き抜いていけそうで頼もしい。死んでるけど。「アイトール・ベラスコの新しい妻」この世界こそクラスだというのは、世界が狭い人なんだろうと思うけれども、確実に人間関係の力学はどこにでもある。自分の価値判断の外側にいる今の忽那さんを見て彼女がどう思うのか、続きがあれば読んでみたい。
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deerglove
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「地獄」に関する読書会に参加。自分は以前津村さんの新聞のコラムで読んで驚いた”鼻毛”にひっかかり、物語地獄をある意味うらやましいと感じたのに対して、ある人は友人のかよちゃんとの関係性に注目し、またある人はまったく恐ろしくない鬼の日常性を指摘する。いやはや、当たり前ですが、いろいろな読み方があるものですね。でもどこか、津村作品には”救い”があるような気がします。
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いずとも
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ネタバレ7つの短編集。中でも好きだったのは、「アイトール・ベラスコの新しい妻」サッカー選手の不倫・再婚相手が小学校の同級生だった、というのをいろんな角度から読んでいく。「地獄」はわけわからんところがまさにこの人の作品だよな!という感じで楽しく読んだ。何度も死ぬ役とか嫌な罰だよなあ〜。
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紺
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読み始めた時とは全然違うとこに立たされてしまう面白さは、まさに浮遊霊という気分。死んじゃった時とか死後の世界とか、こんなふうに淡々としてたら面白い。私はなんの地獄にいくだろう(^_^)
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たつや
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七つの短編集。冒頭でうどんが出てきて、「うどん陣営の受難」を読んだ直後なので、「また、うどん?」と思ったが、特に表題作は死んだ老人目線で始まり、面白かったです。津村記久子のブームが来そうな予感がする。お勧めです。
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ここぽぽ
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ユニークな切り口の短編集。ブラックだったり、クスリとなったり、ニヤニヤしたり。こんな感性も珍味を食したようで、面白い。話の一つで「地獄」という作品の発想もユーモア満載。死に対する捉え方が明るかった。
0255文字
かしこ
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とても面白い奇妙な短編集。地獄で責苦を受ける私の苦行のひとつが、母親が若い頃に書いていた「怪盗マルガリータの冒険」というゆるふわご都合設定の大学ノート20冊にもおよぶ小説を読ませるとか、ありそうで絶対ないよという状況を、読みやすく鮮やかに描写していく。ああ、癖になりそう…
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モモ
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P106「親父はにやりと笑い、また何か言って紙袋にピロシキを詰め始めた。たぶん、よく食うなというようなことでも言われたのだろう」この場面がやたら好きで読み返してにやにやした。
0255文字
Nishiumi
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静謐だけど一風変わった世界観の短編集。冒頭の「給水塔と亀」が一番気に入った。定年を迎えて生まれ育った小さな町に男が帰ってくる。物語としては淡々としているんだけど、それがかえって、給水塔・海・製麺所のある風景を際立たせる。読んだ後にしんとした気持ちになるのは、町田洋の漫画を読んだ時と同じような感触だな。ウルグアイ人サッカー選手の再婚が思春期の思い出に波及していく「アイトール・ベラスコの新しい妻」、地獄コンテンツというワードが衝撃的な「地獄」も面白かった。言葉とイメージの組み合わせが斬新で秀逸な作家さんだな。
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ちゃこ
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ちょうどよくヘンテコで楽しい。
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