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最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)

感想・レビュー
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detu
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4/7~11了。3章3人の難病、死を前にして医療の有るべき姿、医師の対処法を問うている。3人の同期医師。1人はパワフルで完全治療、あらゆる手段を駆使して何が何でも延命。かたや通称死神と揶揄され院内の嫌われ者。患者には治療を施しても治らない、死を受け入れそれまでを好きなように生きよと勧める。間に入るもう一人はどちらの意見も有りとして悩む。末期患者の生への壮絶な思いに読んでいて心を揺さぶられた。人生これから、志し半ばでは受け入れ難い。医療技術の確立、患者への心配り。両者の上にあるものではなかろうか。
0255文字
灯火
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ネタバレ「奇跡の存在を患者に押し付ける。それがどれだけ残酷なことなのか、わかっているのか?」武蔵野七十字病院の副院長の福原雅和は天才的な外科医で延命を目指す。皮膚科の桐子修司は患者の中では有名だと言う。なんでも相談できる。終わりの見えない苦しみを救う、死神…。その二人の同期の音山はそのどちらでもない。 死にゆく患者さん本人の視点が面白くもあり、こわい。怖すぎる。奇跡は確率が低いから奇跡で、タイトル通り病気発覚から亡くなる。凄い速さで侵食される…。 福原と桐子はどうだろうね。極端すぎるね。とりあえず続きも読むかぁ。
0255文字
くまた
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ネタバレ医療系の小説大好き!
水凪 天 @勉強に集中したい

私の勝手なくまたさん像ですが、くまたさんは医療モノ、医療ミステリーモノを読まれるの似合いますよね。

04/07 22:21
くまた

医療系の小説は、勉強になるし、色々考えさせられるので好きですね!

04/09 01:25
0255文字
北原悦子
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良かったです。
0255文字
ライパパ
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同じ医科大学を卒業し、同じ病院で勤務する3人の医師。1人は手術に絶対の自信を持ち、死を乗り越える方法を追求する病院の跡取り。もう1人は、死神とよばれ末期の患者に残りの時間を大切にすることを勧め、死を受け入れる中で、患者に寄り添おうとする孤立無援の医師。そして、2人の間でつねに迷い、間を取り持とうとする医師たちが、患者の治療や死に際に対してぶつかり、葛藤していく3話からなる1冊です。お薦め度📖📖📖
0255文字
サプリママ
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ネタバレ⭐️⭐️⭐️⭐️♥2016年11月初版。🔰武蔵野七十寺病院の桐子修司と福原正和の二人の医師のお話。桐子は皮膚科に追いやられているが患者の死を選ぶ権利があるが信念で仇名は「死神」。福原は副院長で天才外科医で患者の命を救うというのが信念。「とある会社員の死」白血病に侵された雄吾の壮絶な闘病の後の死。「とある大学生の死」医学部に入学したばかりのまりえがALSに罹患、延命治療はせず笑顔で亡くなる「とある医師の死」二人の同期の医師音山の下咽頭癌。祖母とに電話の為に咽頭全摘をせずそして逝く。
0255文字
apricot
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ネタバレ1-3章まで、どれもとても良かった。誰もが当たり前に明日も来ると思ってる中で、突如病気や余命を宣告され、本人やその家族が戸惑い、悩み、でも受け入れ、そしてもがいていく様はとても辛い気持ちになったが、福原と桐子という対極的な2人の、それぞれの病気への向き合い方の違いが面白かった。 桐子の考えは極端だが、音山の病気に動揺したり信念が揺らいだりと、人間らしい部分がありどこか憎めない。音山が桐子に対して、桐子は冷たいのではなく誰よりも人を大切に思っているんだという台詞がとても良かった。
0255文字
maki
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ネタバレAudibleで。涙無しには聞けなかった。病気になったとき病気と闘って精一杯生きるのか、闘わずして精一杯生きるのか。自分ならどう選択するだろう。
0255文字
rururu
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志半ばで命を絶たれてしまうことの辛さは当人しかやっぱりわからない。しかも病気は理不尽すぎてどうして良いのかわからない。だからこそ今ある命にやっぱり感謝しなくちゃいけないなぁと再認識。 大学生まりえの章が一番心に響いて泣けた。 二人のその後が気になる。
0255文字
さくら
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ネタバレ自身の病気と命に向き合わされた人たちの物語。その家族や医者たちの心理描写もきれいに並んでいて、とても読みやすかった。 自分の性格悪のせいで、今まで積み上げてきたものが未来から消え、苦しみながら残りの時間を過ごす人物たちをみて、なんともいえない一種の愉悦感や充実感を、自分が感じるのに気づいた。一方、登場人物たちはこれまで人生で積み上げてきた大切なものを思う気持ちのおかげで残りの人生をその人らしく生きられるような、そんな好きを思う気持ちに生かされ続ける内容が深く心に刺さりました。
0255文字
anko
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初読みの作家さん。 登場人物がみな魅力的。とても読みやすい。 三章からなる闘病のお話。各章の名前に死が入っていることから、覚悟して読んだが、やっぱり涙。ALSに侵された大学生まりえ。医者になる夢に一歩進んだばかりの発病、あんな風に運命を受け入れられるのは、頭が下がる。志しが高い人ばかりで、清々しい。
0255文字
エリ
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「生と死」について深く考えさせられた。正解なんてないのではないだろうか。著者の書く文体にも吸い込まれていき気づけばあっという間に読了。ストーリーに涙が止まらなかった。2人の医師が今後どうなっていくか見守りたい。オススメです。
0255文字
ヒロ
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本屋さんが推していたので読みました。最初の物語から惹き込まれました。必ず訪れる死にどう向き合うかを考えさせられました。病気になった時に自分が置かれた状況によってどう選択するのだろうかと思いを巡らせました。今のところは奇跡に期待するよりは残された人生を出来るだけ楽しみたいとは思っています。まずはこのシリーズを読み進めていきます。
0255文字
なっち
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ネタバレシリーズの1作目。間違って2作目から読んでしまったので、1作目に戻った。病院の副院長の福原、死神と呼ばれる桐子、2人の大学からの同期の音山。患者の症状の経過、考えの変化がかなりしっかり描かれていて、悲しい気持ちになる。ただ、病気になって死に向かっていく際にどう生きるのか、何を考えるのかが大事だということがよくわかった。
0255文字
くまごろ
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ネタバレ色々考えさせられる本だった。て、3話目ちょっと待ってー‼️え??ここでこの方が!?早すぎるよー😭でもこれをきっかけに桐子と福原はお互いを認めつつ成長していくんでしょうか。続編も読まねば💨★4.8
0255文字
ほしの
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3名の医師、それぞれの考え方と性格によって自分の目指す医療の形が異なっていた。少し考え方が極端になっているのは小説だからか。それでも患者がそれぞれの人生を全うする様子にはうるっとした。
0255文字
小市民
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学生時代支えあった3人はやがて別の信念を持つ医者になった それぞれの医師と患者の物語 派手な演出、突飛な設定、どんでん返しな作品が多い昨今 それらがない小説のじわりと揺さぶられる感情…やっぱコレ! 今日シリーズ全巻購入w オススメ
0255文字
スミレ
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表紙の絵で手にとるのをためらっていたが、読み始めたらイッキ読みだった。キャラを立たせるため、両極端に描かれた福原と桐子。特に桐子の言葉はかなり過激。(もうちょっと言い方考えよう)一昔前は福原タイプが多かったように感じるけど、今はバランスの取れた医者が増えてるように感じる。無目的な延命よりも、患者とその家族がどう生きたいか(死にたいか)を確認取りQOL向上を考えてくれるようなドクターは理想。
0255文字
つみき
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読み始めたら止まらなかった。 タイプが違う3人の医者それぞれが良かった。
0255文字
ミシェル
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生に関して全く別の考えを持つ桐子と福原。医学部の同期で親友だったふたり。完全孤立する問題児と副院長。 自分が助かる見込の少ない病気なら桐子に主治医であってほしい。福原の考えはただ心臓が動いていればいいというだけ。しかもやり方が強引。こんな医者嫌だ。
0255文字
かわうそまん
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ネタバレ今まであまり読んだことのない医療系。患者を生かすことに執念を燃やしどんなに苦痛を伴っても生の可能性に懸ける福原。死を受け入れることも含め患者の希望に寄り添おうとする桐子。弱さを認め患者の悩みを共有しようとする音山。何が正解なのか、きっと正解などないのだろう。翻って自分が死病を患ったときはどうだろうか。苦しく辛いのは嫌だが簡単に生を諦めることはできるのだろうか。それも年齢やタイミングで答えは変わるのだろう。3人の患者とその死をとおして自らの死生観について考えさせられた。
0255文字
♱⋰⋱ange⋰ ⋱✮☽
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表紙のラノベ感で手に取りませんでしたが「東京藝大」の著者なので手に取りました。お涙頂戴じゃなく、いい意味で救いがないところが良かった。私は音山さんに診てほしいなぁ。続きが気になる!
0255文字
㋥
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ネタバレ桐子先生、福原先生、二人の語る信念はどちらも正しいと思うけど、どちらも上手く飲み込めない。そんな感じ。音山先生のどっちつかずで、迷って、悩んで、結局何が正解かは分からないけどそれでも最後に幸せだと思える答えのだしかたが愛おしかった。ずっと桐子先生と福原先生の間にいてほしかったな。この本を勧めてくれたお友だちに感謝感謝
0255文字
saitotaro
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ネタバレ読んでて辛くなる。何が正しいかなんて、環境や人によっても違ってくるだろうし答えなんてない。理想をいえば、常はフラットで状況によってどちらでも切り替えられるのがよいのではないだろうか。
0255文字
黒蜜
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ネタバレ大学時代から共に過ごしてきた、3人の医者が医者とはどう言う存在であるべきなのか向き合っていく物語。 目次で患者の死が確定しているので、辛かった。回復の見込みはなく、ただ死に向かっていく様は壮絶。健全でなくなった身体で思考も濁らず、ただ真っ直ぐに友人に向かって言葉を掛けるって、どれほどのことだろう。
0255文字
KORON
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ネタバレ副医院長の福原、死神と呼ばれる桐子、迷いながら患者に寄り添う音山。医師の在り方を模索しながら日々闘っている。 病気と闘い続け苦しみながら寿命を延ばすことは、医者や家族のエゴ(桐子)…本人が望んでいないなら確かにその通り。結局は自分の死に方を自分で決めて家族に伝えておかなければと思う。 3つどのストーリーも涙なくしては読めず、とても惹きつけられる内容だった。後悔のない潔い死に方をしたいな、苦しみもなかったら尚良いんだけど。
0255文字
yukiko snowwhite
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ネタバレ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️生に執着し全身ボロボロになろうと戦い続けることが勝利だと信じる福原副院長、自ら死を受け入れることが出来た時人は死に勝利したと言えると考える桐子医師、強い光の2人の間で迷い悩み続ける音山医師 白血病の会社員とALSの医大生と1人の医師の死 同期3人の戦いが涙なしでは読めなかった 自分が死に直面した時誰に救いを求めるだろうか?
0255文字
みきゃん
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読み始めたら止まらなくなった。福原は綺麗事だなと思う一方、桐子もまた綺麗事だと感じる。人生を終える時に死と生に対してどう思うのか。いろんな事を考えちゃう本だった。続編も読みたい。
0255文字
彌月
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登場人物達二度目の死。(再読なので)何遍読んだって辛いもんは辛いなあ。特に涙腺緩んでる日にはもうぼろぼろ。
0255文字
カッパ
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ネタバレ死ぬ可能性が目の前にきた時、その病気と戦うことだけがその人にとっての最後ではないと思った。終わらせたい人だっていると思う。白血病もALSも癌もしんどそうだったな辛そうだったな。家族もみなそう。桐子も友達の最期にはぶれたし、人間らしくて良かった。福原先生みたいな先生が良い医師といわれるかもしれないけど、つらい治療は嫌だな。。。
0255文字
真作
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ネタバレ各章のタイトルが全て「とある〇〇の死」で、病魔に襲われた登場人物が助からないことが知らされる。助からないが救われるという話か。表紙は二人の医師かと思っていたが、亡くなった医師を含めた三人なんだな。
0255文字
しめじ
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ネタバレ三人の登場人物の死を通して、死に向かっていく追体験しているような気分になる。病気は恐ろしいし、治療に伴う副作用もとても耐えられないと感じるような描写だった。
0255文字
m
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緩和ケアはどのように死ぬのかではなく、残された命をどのように生きるのかだと思った
0255文字
キナコ
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積読本の一冊。医療系のヒューマンドラマ。自分の最後をどう終わらせるか。治療って勝ち負けではないのに、治療を拒否したら負けるって発想は医療の間では本当にある。治療をやめるのも本人の意思なのに家族が納得しないで本人を説得したりとか。誰のための医療なのかが混ざってると思う。本作を通して、自分の最後はどうしたいのかを考えさせられた作品。健康寿命と延命した上での寿命との差が開いている現代医療だからこそ読んでほしいかな。
0255文字
こーへー
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死をリアルに描写することで、生を実感させてくれる。
0255文字
田中秀哉
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人の人生にとって何が一番大切なのかを考えさせられる本でした
0255文字
ジーザス
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3人の異なる情熱を持った医者と死を見つめる物語。生きる事を絶対に諦めない医師と死を認め、導く医師。その狭間で葛藤する医師。生きる希望。苦痛からの回避。僕は事故や病気で医療機関にお世話になること多数。死んだほうがましと思えるような病状や副作用に何度も悩まされ、その度、家族や医療従事者に励まされ勇気をもらい、今の生活を満喫しています。それでも思うのは、桐子のような考えを持った死神も必要だと思います。希望の見えない苦痛は、死よりも残酷だと感じる。
0255文字
ハッピースマイル
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自分が病気になったら、桐子と話したいと思うのだろうか…。
0255文字
ふらわー
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ネタバレ桐子と福原の死に対する価値観がどちらも失われずにより新しいものへと進化したことに安心した。 私はどちらの意見も理解できると感じていたので、音山の癌を通して考えさせられることが多かった。 いろんな選択肢に安易に乗せられることなく、自分自身で深く考えていくことで、より生に近い死に繋がるのだと思った。
0255文字
アリュール
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
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